あんなにたくさん勉強したのにTOEICのリスニングができるようにならない…
これは本当に苦しいですよね。
しかし、TOEICのリスニングで伸び悩んでしまっている人の多くは勉強法を間違えてしまっているケースがとても多いです。
私もかつてはそうでした。
毎日毎日とりあえず、英語の聞き流しを繰り返していました。
CM等で聞き流すだけで英語ができるようになるスピード〇―二ングなどが話題になっていたこともあり、とりあえず英語を聞きまくれば成果が出る。そう信じていたんです。
しかし、聞いても理解できない英語をいくら聞いても全く意味がありませんよね。。
冷静に考えれば分かることですが、勉強を始めたばかりの頃って本当になにをやればいいのかわかりません。
正しい勉強法を実践しないと結果が出ないと分かっていても何が正しい勉強法なのか、そもそも分からないという人もたくさんいると思います。
そこで、今回の記事でTOEICリスニングの勉強法について徹底解説していきたいと思います。
TOEICの勉強法が全く分からない状態から、独学で900点以上を獲得した私の体験談は、
「未経験から英語をできるようにしたい」
という人に最適だと思います。
「初心者の勉強法」から「満点狙いの勉強法」、「part別勉強法」など、とにかく盛りだくさんの記事です!ご覧ください。
英語リスニング初心者がやるべきこと
リスニング初心者がやるべきことについて解説します。これから紹介する内容はあくまで初心者がどうすれば中級者になることができるのか、についての解説です。
➀音を認識できる単語を増やす
リスニング力を上げるポイントは、耳で聞いて理解することができる単語を増やすことです。目で見て理解できるけど、耳で聞いたら分からない単語って結構ありますよね?
リスニングにおいて、これはかなり致命的です。なぜなら、リスニングは耳しか頼りにすることができないからです。
なので、英単語を音で覚えるということをしていかなければなりません。
※英単語帳で単語を覚える場合は必ず音声付きのモノを選ぶようにしましょう。そうしないとリスニング力が向上しません。
②スクリプトを見ながらリスニング
これが一番シンプルで効果的な学習法です。この学習法を実践すると理解できる音声の幅が増えます。
では具体的なやり方について解説していきます。
1.スクリプト付きのリスニング教材orアプリを購入
この勉強法は、「目で見たら英文の内容は分かるけど耳で聞いたら内容が理解できない」というリスニングとリーディングのギャップを埋めるための勉強法です。
なので、必然的にスクリプトのあるリスニング素材がマストです。
2.何も見ずに音声を聞く
次に何も見ずに音声を聞きましょう。ここでは、しっかり聞き取ることに意識を集中させてください。
今自分がどれくらい聞き取ることができてどれくらい聞き取ることができないのかが分かると思います。
3.スクリプトを見ながら音声を聞く
最後にスクリプトを見ながら音声を聞きましょう。このとき、2で聞くことができなかった部分には、どんな単語があったのかどんな文法があったのかを確認してください。
そして、その単語と文法表現の日本語訳をチェックしたらスクリプトを見ながら音声を聞く学習を開始しましょう。
この勉強法で一番大切なのは3のスクリプトを見ながら音声を聞くというところです。この学習を通して、自分が認識することができる音声を増やすことができます。
※3は最低10回以上は繰り返そう。
➂短い文章でディクテーション
ディクテーションは②の学習より少しだけ高度な学習法です。ですが、その分得られるものも大きいです。
では解説します。
ディクテーションとは、耳で聞いた音声を紙に書きとる学習法の事です。
紙に書きとるので、短い英文を選ぶことをおすすめします。このディクテーションは聞いた音声がすべて書き取れるまで、何度も何度も繰り返してください。
そして「もうこれ以上聞き取れない、限界だ、」というところまできたらディクテーションを辞めにしてください。
大切なのはディクテーションを通して「もう限界だこれ以上聞き取れない」というレベルまで集中して音声を聞くことです。
リスニング学習を始めたばかりの人は、集中して音声を聞くという経験がまだ足りていないのです。
集中して音声を聞くことができるようにならないとリスニング中に雑念が入ってしまったり、英語が全く頭に残らず流れてしまったりします。
なので、このディクテーションを通して音を集中して聞くトレーニングを行いましょう。
初心者のリスニング学習のまとめ
ここで紹介した3つの初心者用リスニング勉強法をしっかり行えば、必ずリスニング力が向上します!
もう一度簡単に振り返ると、
➀英単語を音で覚える
→リスニングは耳だけしか頼りにすることができない。なので、音が分かる単語の量を増やす必要がある
②スクリプトを見てリスニング
→英文を読めば内容が分かるのに、耳で聞いたら内容が判別できないというときの勉強法。リーディングとリスニングのギャップを埋めることができる。
➂ディクテーション
→集中して音声を聞くトレーニング。
この3つの学習法を毎日繰り返しましょう。必ず今より1段階も2段階も上のリスニング能力を身に着けることができます。
英語リスニング初心者がやってはいけない勉強法
ここまで初心者がやるべきリスニング学習についてお伝えしてきました。ここからは初心者がやりがちなダメなリスニング勉強法について紹介していきたいと思います。
もし、あっいまこの勉強法やっちゃってるかも、、と思ったら今すぐやめましょう!
➀英語の聞き流し
この学習法が流行った原因は間違いなくス〇ードラーニングです。
何も理解することができない音声をただひたすら聞き続けても、本当に何も意味がありません。究極の時間の浪費としか言いようがありません。
②シャドーイング
シャドーイングは聞こえた音声をそっくりそのまま声に出すことでリスニング力とスピーキング力を伸ばす高度な学習法です。
これはやってみるとわかりますが、ほんとに難しいです。初心者にはまず無理なのでやめておきましょう。
➂英語のラジオで勉強
よくとりあえず、英語のラジオで音声を聞きましょうとアドバイスしている人いませんか?
これ何も意味ないです。というか、初心者にとって英語のラジオなんて難しすぎて理解することができるわけがありません。
④海外ドラマでリスニング
海外ドラマでリスニングを行うのは確かに効果があります。ネイティブのリアルな音声を聞くことができるなど利点があるのですが、初心者にはまず無理です。
そもそもネイティブのリアルな音声が聞けるなら、TOEICで900点くらい取れてしまいます。
英語リスニング初心者は毎日15分しっかり聞くことを意識しよう
リスニング初心者にとって一番大切なのは、聞くことができる音声をコツコツ増やしてくことです。
コツコツ丁寧に1つ1つの音声を覚えてという地道な学習が一番効果あります。
ただ適当に、聞いても意味が分からないような英語ラジオを聞いて勉強した気になるのが一番ダメです。
それなら、毎日15分超集中してリスニングを勉強するための時間を作ってください。
意味のない学習法を1時間やるより効果的な学習法を15分やる方が結果につながります。
なので、「丁寧に地道に毎日15分」を合言葉にとにかくコツコツ淡々と学習してください。それが一番のリスニング向上の近道です。
英語リスニング初心者がやるべきアプリ
リスニング初心者はアプリで学習することをおすすめします。アプリならしっかりと音声とスクリプト付きで学習することができるので効率が良いです。
さらに、アプリだといつでもどこでも学習することができます。
毎朝の通勤通学時間や病院の待ち時間。これを有意義に使うことができる。それがアプリでリスニング学習を行う最大のメリットです。
しかし、どんなアプリを選んでもいいというわけではありません。
確実にリスニング力を伸ばすためには、質の良い学習教材が使われていて、なおかつ信頼できる会社が開発したサービスを選ぶべきなのです。
そういう点では今一番日本で人気の英語学習アプリであるスタディサプリイングリッシュを選ぶといいと思います。
スタディサプリイングリッシュは、1日2分から英語学習というのをコンセプトに隙間時間でも学習することができます。さらに、日本一の教育会社リクルートによって開発されたアプリです。
なので、信頼性も抜群です。
そして、このスタディサプリイングリッシュは初心者の英語学習法➂で紹介したディクテーションを行うことができます。
さらに、クイズ形式でリスニング問題を解くことや英単語を覚えるなどアプリ1つでなんでもすることができます。
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TOEICリスニング各partの構成
◆part1 写真問題 6問
1枚の写真について正しく解説している音声を選択する問題です。
◆part2 質問応答 25問
英語で短い質問文がアナウンスされるので、それについて3択で答える問題です。
◆part3 会話問題 39問
30秒程度の会話文を聞き、その会話の内容についての質問を答える問題です。
質問内容は問題用紙に書いてあります。
TOEIC part3の勉強法についてはこちら。
◆part4 説明文問題 30問
形式はpart3と全く同じですが、part4は会話文ではなく、説明文になります。
空港のアナウンスなどの説明を聞いて、その内容について回答する問題です。
TOEIC part4の勉強法についてはこちら。
TOEICリスニングで伸び悩む理由
TOEICのリスニングで伸び悩む人には必ず原因があります。
その原因を理解したうえで対策を行わないと、点数が上がることはありません。断言します!
ではこれからTOEICリスニングで点数が伸び悩む理由について詳しく解説していきたいと思います。
自分のレベル以上の教材を使ってしまう
自分のレベルと合わない教材を使って勉強してしまうと結果が出ません。
特によくあるのが、今の自分のレベルを買いかぶり、難しい教材に手を出してしまうことです。
例えば、まだTOEICが600点くらいなのにCNNなどを使って勉強するなどです。
基礎ができていない段階で難しい教材をいくら使っても全く結果が出ないので、それは今すぐやめるべきです。
自分のレベルに適した教材を選びましょう。
※英語力を一段階上げるためにあえて難しい教材を選ぶというのは意味があります。
ですが、最短でTOEICのスコアを伸ばしたいなら自分の適したレベルの教材を使用してコツコツ勉強するほうが結果につながりやすいです。
英語を聞く量が少ない
公式問題集などを問題を解きまくるというのは確かに有効な学習法です。
しかし、リスニング力を伸ばすためには、とにかく英語を聞く量を増やさないといけません。
なので、隙間時間にポッドキャストなどを使って英語をたくさん聞くことをおすすめします。
ここで注意点ですが、聞き流しにならないように気を付けてください。
自分が理解できる簡単な音声を選び、内容を理解しながらリスニングしましょう。
※英語リスニングの聞き流しは本当に意味がありません。それについてこちらで詳しく解説しているので参考にしてみてください。
先読みをしない
TOEICのリスニングで高得点を取るためには必ず先読みが必要です。
特にpart3,4を解く場合が先読みができないと、かなり得点率を下げることになってしまいます。
問題を解くだけでやめてしまう
リスニング問題を解いたあとに、何も復習せずそのまま勉強を終えてしまう人がいます。
それ絶対やめてください!
ただ問題を解いて丸付けして終わりというのは全く意味がありません。
英語力を伸ばす時間は、問題を解き終わってからです。
問題を解き終わった後にやるべきことは、主に2つあります。では解説します。
➀間違えた原因を分析する
丸付けしたあとに、自分がなぜその問題を間違えたのか、しっかり分析しましょう。分析すると、単語の知識が足りなかったからだ。文法表現の理解が甘かったからだ。などの原因が必ず見つかります。
英語に限らず、何かに失敗したときは必ず原因があります。その原因を突き詰めて改善を行わないと永遠に同じミスを繰り返してしまいます。なので、必ず間違えた問題の分析をして同じミスが起こらないように改善作業を行いましょう。
②トレーニング
問題を解いた後のトレーニングが英語力を強化する時間です。代表的なトレーニング方法は、音読、シャドーイング、ディクテーションなどでしょうか。
具体的トレーニング方法についてはこの後解説していきますが、問題を解いた後に、必ずトレーニングを行う必要があるというのを覚えておいてください。
TOEICリスニング勉強法3選
ではここからはリスニング力を伸ばすための勉強方法について解説していきます。
リスニング力を伸ばすための代表的勉強法は主に3つに分けることができます。
どの勉強法もリスニングを伸ばすためには必要不可欠なので、ここはじっくり読んでいただきたいな~という筆者のささやかな願望があります。
TOEICリスニング勉強法➀ディクテーション
ディクテーションは簡潔に言うならば、聞いた音声を紙に書き写す作業のことです。
この作業を行うことで、今の自分が聞きとることができる音と聞き取ることができない音の判別を行うことができます。
・音を正確に聞き取る力
・聞こえる音と聞こえない音の判別
・音が聞こえない原因の理解
※ディクテーションで得られるスキルについては下記で詳しく解説しています。
ディクテーションは聞いた音声をひたすら紙に書き続けるという、かなりしんどい勉強法です。
しかし、今の自分が何を聞くことができて何を聞くことができないのかを明確に判別することができる方法は、ディクテーションだけです。
このディクテーションを利用して、聞き取ることができない音がどれなのか理解できた後は次の作業に行きます。
次は、聞けなかった音がなぜ聞けなかったのかの分析を行います。
単語自体は知っていたけど単語の音を知らなかった。聞こえない発音があった。などの原因が分かると思います。
その後、発見した聞くことができなかった原因の対策を行いましょう。ここまでしっかりディクテーションを行えばリスニング力は伸びるでしょう。
TOEICリスニング勉強法②音読
音読のやり方について解説していきます。
音読はただ英語を読めばいいと思っている人はとても多いです。
しかし何も考えずに適当に英語を声に出しているだけでは全く成果が出ません。
・英語を英語で理解する力
・音を聞いてすぐに内容を理解する力
・英語を日本語に変換するのではなくイメージでとらえる力
しっかりと意識すべきことを理解した上で音読を行わないとただの無駄な時間になってしまいます。
音読で意識すること
音読を行う前は音読に使用する文章内の「単語」「文法」「日本語訳」を完璧にしておきましょう。
音読は音読に使用する文章内の「単語」「文法」「文章の日本語訳」をすべて理解した上で行わないと全く意味がありません。
音読は同じ文章を何回も何回も読むことによって初めて効果を発揮します。
何回も何回も同じ文章を読むと、少しずつその文章をスラスラ読めるようになっていきます。
スラスラ読めるようになっていくと、だんだん日本語を頭に入れずに英語を英語の
まま読み、それを声に出せるようになります。
この段階まで音読はやりこまないと効果がありません。
しかし、この段階までもっていくためには、文章内の単語、文法、文章の訳を事前に理解しておかないと厳しいです。
なぜなら、音読してて分からない単語や訳せない文章が存在したら、つっかえてしまって読むことができないからです。
だからこそ、高い次元で音読を行うためにこそ、音読を行う前に文章内の単語や文法、和訳を完璧にしておく必要があります。
音読は最低20回はやれ!
20回は最低ラインです。
音読は同じ文章を何回も何回も読み込むことによって場面をイメージして英語を読むことができるようになる勉強法です。
場面をイメージできるようになると、音を聞いた時にも、場面をイメージして聞くことができるようになるため、リスニングで高い効果を得ることができるのです。
そのため、英文をイメージすることができるようになるくらい、とにかく何回も何回も英語を声に出す必要があるのです。なので、最低ラインとして一応20回とここでは設定しました。
※リスニング力を伸ばすための音読については下記で詳しく解説しています。
TOEICリスニング勉強法➂シャドーイング
リスニングに最も効果がある勉強法は100%シャドーイングです。
シャドーイングは今や有名な学習法になったので知っている人がたくさんいると思いますが、簡単に解説したいと思います。
・長い英語を理解することができる
・英語をイメージして聞くことができる
・スピーキングにも効果がある
・英語力全体が伸びる
シャドーイングは、聞いた音声を少し遅れて声に出すという学習法です。
イメージとしては「カエルの歌」を英語で行うみたいな感じです。
伝わりましたかね、、聞いた英語を少し遅れて声に出す。これがシャドーイングです。
このシャドーイングはできるようになるのがかなり難しいです。なので、初心者にはあまり適さないです!
しかし、TOEICで高得点を目指してやっていきたい人はこのシャドーイングを取り入れて勉強しましょう。
シャドーイングも音読と同様20回くらいはやらないといけません。
そもそも聞いた音声を声に出すという作業自体がとても難しく高度なことなので、20回くらいはやらないとできるようにはならないでしょう。
とても苦しいですが、ひたすらやり続けましょう。特にTOEICのpart3やpart4の問題を使用してシャドーイングを行うといいと思います。
TOEICリスニング究極の勉強法「音読×シャドーイング」
振り返りになりますが、音読は音読を行う前に文章内の単語・文法・和訳を完璧にすると言いましたよね。
そして、完璧にした文章を何度も何度も声に出して音読することで場面をイメージできるようにする。
これが音読で目指すべきところだと先ほどお伝えしたと思います。
しかし、そこで音読を20回行った文章を使用して今度はシャドーイングをやりましょう。
既に音読でイメージできる次元まで達してから、さらに音声を加えてシャドーイングを行うと、聞いた音声を具体的にイメージすることができるようになります。
音読で既に、文章を目でみて、場面をイメージできるようになったいうことは、今度は目ではなく耳で聞いて場面をイメージすることができるようにしなくてはなりません。
そこで、シャドーイングの出番なのです。
私は、この音読×シャドーイングがリスニングの最強の勉強法だと思っています。
それくらいインパクトのある勉強法です。
この勉強法は、TOEICで目標点を達成した後も使うことができます。
今後さらに難しいTOFLEや英検1級などのチャレンジしたときにも、この音読×シャドーイングの最強リスニング勉強法は使えます。
この記事を読んだ人は絶対にこの最強学習法を理解してから帰ってくださいね!
レベル別TOEICリスニング勉強法
先ほどは音読やシャドーイングなど様々な学習法について解説しました。
しかし、どの段階でどの勉強法を実践すればいいのかについてはあまり分からないかと思います。
例えばTOEICの勉強を始めたばかりの初心者は何をすればいいのかなんて全く分からないと思います。
また上級者もここからさらに高いレベルを目指すために何をすればいいのか疑問ですよね。
そこで、各レベル別にやるべき勉強法を解説していきます。
自分に該当する箇所だけでも読んでみてください。
初心者のTOEICリスニング勉強法
初心者がやるべきことは2つあります。
1つ目はTOEIC公式問題集のpart2を使ってひたすらディクテーションをすることです。
もう1つはTOEICのテクニック的要素や基礎を固めるために「スタディサプリイングリッシュ」を使って勉強することです。
ではそれぞれの勉強法について解説します。
part2でひたすらディクテーション
TOEICのスコアがまだ600点未満の人。
もしくはTOEICのリスニングで300点未満の人は、まずは英語を聞くことに慣れるために、part2の問題をひたすらやりまくることをおすすめします。
part2は短い文章を聞き3択から選ぶ問題です。
そもそも3択なので正解率を上げやすいですし、聞く文章が短いので初心者でもなんとか、正解することができます。
なので、勉強を始めたばかりのうちはpart2の問題を使ってディクテーションをやりこむことが一番のおすすめです。
※ディクテーションのやり方については前半で解説しています。
初心者のうちはシャドーイングなどの高度な勉強方法を使わずにディクテーションに絞って勉強しましょう。
part3,4の対策は?と思う人もいるかもしれませんが、part3,4はTOEICリスニングで300点を超えるまでは特に対策する必要はありません。
なぜなら勉強を始めたばかりの段階でpart3,4の長文を聞いても何も理解できない可能性が高いからです。
またそれにpart2を使ってトレーニングをするとリスニング力自体が強化されるので、part3,4にも間接的に効果があります。
テクニックやコツを学ぶ
TOEICはリスニング力を高めるだけでなくTOEICを攻略するためのテクニックも伸ばしていかないといけません。
テクニックを教わり、それを実践することができれば、英語力が上がらなくてもTOEICのスコアを上げることは可能です。
もちろん、理想形は英語力をガンガン伸ばした結果TOEICの点数が伸びるというのが一番良いでしょう。
しかし、モチベーションを考えると、勉強してすぐ点数が上がる方がうれしいですよね。
なので、テクニックを学んで最短で点数を伸ばしてしまいましょう。
そのテクニックを習得するのに最もおすすめなのは「スタディサプリイングリッシュ」です。
私はこのスタディサプリイングリッシュに本当にお世話になりました。
スタディサプリイングリッシュは、現在日本で最も人気があり評判の高い英語サービスです。
このサービスを使用してTOEICのスコアが上がった事例は数多くあります。
最短でTOEICスコアアップを目指すなら「スタディサプリEnglish」
◆関連記事→スタディサプリEnglish(TOEIC)徹底レビュー|人気アプリの秘密とは!?
上級者のTOEICリスニング勉強法
リスニングで9割から満点近くを取れるようになりたいという人がやるべきことは、2つです。ではそれぞれの学習法について解説していきます。
TOEICリスニングで満点を取る具体的な戦略についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
TOEIC以上の教材でレベルアップ
上級者になるとわかるかもしれませんが、TOEICの問題自体はあまり難しくはありません。
そのため、TOEICの問題でずっとトレーニングをしていたら、英語力を大きく伸ばすことはできないでしょう。
そのためTOEIC以上のレベルの教材を使ってトレーニングをすることをオススメします。
私が個人的におすすめするのは「CNN English Express」です。
CNN English ExpressというのはCNNニュースという海外のラジオを基に作られた英語学習雑誌です。
私自身この雑誌を毎月購入してトレーニングしているから分かるのですが、とても難しいです。
本当に難しいです。しかし、この雑誌を使ってシャドーイングなどのトレーニングをしていけば、リスニング力を大幅に伸ばすことができます。
ただ注意点としてはCNNEnglishExpressは少し工夫して勉強しないと効果が出にくいです。
TOEICテクニックを高める
TOEICの試験を何度も受けている人は分かると思いますが、TOEICはある程度決まった問題パターンがあります。
なので、この問題が来たらこう答えるなどのTOEICテクニックを身に着けることができれば、正解率をさらに高めることができます。
ただこのTOEICのコツやテクニックを得る方法は現状、スタディサプリイングリッシュを使用する方法とTOEICの公式問題集をやりこむの2つしかありません。
どちらの方法を使ってテクニックを習得しても問題ありませんが、とにかくTOEICテクニックは習得しておいた方が良いです。
特に、帰国子女や長期留学に行った人はテクニックを馬鹿にしがちですが、テクニックをおろそかにしていると、英語上級者でもTOEICのスコアが伸びないなんてことも十分ありえます。
TOEICリスニングPart別勉強法
ではここからは各part別のTOEICリスニング対策方法について解説していきます。
part別の学習方法について知りたい人は参考にしてみてください。
TOEICリスニングpart1勉強法
結論から言うと、TOEICpart1はわざわざ対策をする必要がありません。
というのもパート1はたったの6問しかないので、part1の対策をするのは時間対効果があまりよくないのです。
パート1が苦手で対策をしたい人にあえて言うならば、公式問題集を使用して問題をたくさん解くことです。
TOEICリスニングpart2勉強法
part2の対策方法については初心者の勉強法の箇所でも解説しましたが、ディクテーションをすることが一番効果的です。
part2はある程度問題がパターン化されています。そのため、公式問題集を利用してガンガン問題を解きまくり、ディクテーションを行うのが最短でpart2を攻略する方法です。
part2で満点を目指す勉強方法についてはこちらで解説しています。
TOEICpart2テクニック
初心者は特に大切にしてほしいことがあります。
それはpart2の音声を聞くときに、最初の3音に集中することです。
最初の3音を聞き逃してしまうと、そもそも疑問文だったのか、なんなのかがわかりません。逆に言ってしまえば、初めの3音をしっかり聞くことができると正解率がぐんと高まります。
質 Are you a baseball player ?
答 a yes I am
b that my sister
c beseball cap
例えばこんな問題があったとします。この問題、Are you というBe動詞の疑問文なので、初めのAre you さえ聞き取れてしまえば、答えは簡単に分かってしまいます。
TOEICpart2はこういうケースが非常に多くあります。なので、特に初心者ですが初めのpart2を大切にするというのを忘れないようにしましょう。
TOEICリスニングpart3&4対策
part3&4の対策方法は問題を解き、その後シャドーイングを行うというが王道です。
シャドーイングを行えば、長い文章を聞いても理解することができるようになります。
なので、非常にシンプルになってしまいましたが、公式問題集を使用してシャドーイングを行う。これを徹底的にやってください。
想像しているより何倍もハードな勉強法ですよ?
part3&4テクニック
ここで使えるテクニックは1つです。それは先読みです。
part3、4は長い音声を聞いた後に3つの設問に答えます。
しかし、音声を聞いた後に3つの設問を回答するという手順で行ってしまうとすべて正解することはできません。
なぜなら、part34の音声は長いので、聞いた内容を覚えておくことができないからです。
なので、part3,4の音声が流れ始める前に、事前に設問を確認してどこを集中して聞くべきなのかを知ったうえで、part3,4の音声を聞きましょう。
これをやるかやらないかで大きく変わります。まだやっていない人はやってみてください。
TOEIC part3の勉強法は「TOEIC part3の勉強法。6つのステップと2つのコツで高得点。」を参考にしてみてください。
TOEICリスニングにおすすめの参考書
各part別におすすめの参考書を紹介していきます!
※Part1対策用の参考書はほとんどないのでpart1は割愛させていただきます。
Part2おすすめ参考書
・TOEIC究極のゼミシリーズ
この本は初心者から上級者まで学習することができます。
TOEICpart2で点数を取るためのコツを習得することができます。
また実際に問題を解きながら、1問1問丁寧な解説があります。
TOEICpart2のテクニックを抑えつつ問題をたくさん解きたいという人は究極のゼミが一番おすすめです。
・でる600問
この本はとにかく大量にpart2の問題を解いて慣れたいという人に最適!
part2は問題パターンが限られているので、たくさん解いて問題パターンを覚えてしまうのが手っ取り早いです。そんな人にはこれがおすすめです。
先ほどからお伝えしているようにpart2は公式問題集を使用してディクテーションを行うのが一番効果的な学習法です。
そのため公式問題集をおすすめします。
part3&4おすすめ参考書
・TOEIC究極のゼミシリーズ
part2でも紹介した究極のゼミシリーズのpart3&4バージョンです。
part3、4のテクニックを覚えながら大量に問題を解きたい人には最適です。
・新形式精選模試
新形式精選模試はpart3,4以外にも対策することができる問題集です。
この問題集はとにかく難しいのが特徴です。難しい問題を解いて自分に高い負荷をかけたい人はおすすめです。
TOEICリスニング勉強におすすめなアプリ
TOEICリスニングはアプリを使って勉強するのもおすすめです。
アプリならスマホ1つでいつでもどこでも勉強することができます。なので、スマホアプリをダウンロードしてアプリでリスニングの勉強をしましょう。
しかし、TOEICリスニングをアプリで勉強するのにはいくつか注意点があります。
それは英語に詳しくない人が適当に商売としてスマホアプリを販売しているケースがよくあります。
今は、スマホアプリなんて簡単に作れてしまう時代なので、信頼性があるアプリを選ぶようにしましょう。
そこで、信頼性のあるアプリの選び方ですが、確認するべき項目があります。
それはアプリを作成している人or会社の名前です。
基本的にリクルートなどの大手企業が作成しているアプリなら安心して利用することができます。
TOEIC対策におすすめのアプリは下記で紹介しています。
また、TOEICに限らずリスニング力全体を伸ばしたいという人は下記のリスニングアプリ総合まとめ編を参考にしてみてください。
ちなみにですが、私がおすすめするスマホアプリはスタディサプリイングリッシュです。
スタディサプリイングリッシュについては前半部分でも説明しましたが、今日本で人気ナンバーワンのサービスです。
多聴のすすめ
さてここからはTOEICからは少し脱線してしまいますが、リスニングを伸ばすために必要な多聴ことについて解説します。
多聴というのはとにかく英語を聞いて聞いて聞きまくることです。量を聞くことです。
TOEIC900点取得者などのハイレベルな人たちは、ここからはシャドーイングや音読を行うよりも英語をたくさん聞いて量で英語のレベルを上げていくしかない領域に達しています。
また、シャドーイングを行うにしても、もうTOEICなどの試験の問題集を使用するのではなく、CNNやポッドキャストなどの難しい素材を使って行うことが最適です。
英語力をTOEICなどの試験レベルに収めておきたくない人は、ここからは量で戦っていくべきです。
英語学習者の間ではTEDなども話題ですよね~!
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回の記事はとにかく内容が盛りだくさんです。初心者がどうやって勉強すればいいのか、各part別の対策はどうやって行うのか、おすすめの参考書、おすすめのアプリなど様々な内容です。
今回の記事を参考に少しでもTOEICのスコアアップすることができれば幸いです!
そのほかのTOEICリスニングの勉強法はこちらにまとめました。
※画像をクリック