こんな方、たくさんいますよね?
実はTOEICという試験は、1ヵ月本気で対策すれば、100点以上スコアを伸ばせるんです!
もちろん、簡単なことではありません。
しかし、この「1ヵ月で100点」という夢のような数字は、しっかりと学習計画を立て着実に勉強していけば、十分達成可能です。決して非現実的な目標ではありません。
ここでは、TOEIC920点を取り、TOEIC勉強法を究めた私だからこそ解説できる、1ヵ月でTOEIC100点アップを目指すためのTOEIC勉強方法について解説していきます。
1ヵ月で100点上がる?TOEICが伸びないダメな勉強パターン
具体的な勉強計画について解説していく前に、1ヵ月で100点どころから何カ月たってもスコアが上がらないダメなパターンをご紹介します。
この内容はかなり重要なので、1つ1つ丁寧に読み進めてください。
1:現状を把握していない
特に1ヵ月という短いスパンでTOEICスコアを伸ばすためには、「自分の現状を理解すること」が欠かせません。
というのも、自分がどのレベルなのか分からなければ、1か月後のTOEICで何点を目指して勉強すればいいのかも分かりませんし、具体的な対策方法も見えてきません。
まず、今自分がどの位置にいるのかを必ず把握してください。
特に把握する必要があるのは、
「自分が、苦手な箇所」です。
また、苦手な所といってもリスニング、リーディングといった範囲で終わらせず、リスニングの中でも「英単語が聞こえない」や「part2がいつもとけない」など、深い分析まで行うようにしてください。
そうすることで自分の課題が明確になり、その対策を行えば必然的にスコアは上がります。
単純なことですが、意外とできていない人はたくさんいるので、まずはここからやってみましょう。
2:計画がなく、やみくもに勉強してしまう
次に注意しなければならないのは、
「やみくもに勉強してしまう」ことです。
TOEIC初心者にありがちですが、やみくもに英単語を覚えてみたり、ただラジオで英語を聞くのが勉強だと勘違いしてみたり…。
これでは、
1ヵ月で100点どころか1点も伸びません。
具体的な勉強計画については後ほど解説していますが、やみくもに勉強することがいかに悪いことなのか、ここで認識しておいてください。
3:毎日2時間、3時間以上勉強できない
先ほど、やみくもに勉強するのは止めた方が良いとお伝えしましたが、それよりももっとひどいのは、勉強しないことです。
これから目指していくのは、1ヵ月で100点のスコアアップです。
そんなに簡単ではありません。
最低毎日2時間、3時間も勉強できないようでしたら、どんな計画を立てても厳しいです。
1ヵ月で600点を目指すTOEIC勉強法
先ほどお伝えした通り、あなたの現状によって細かい勉強方法は変わってきます。
TOEIC920点を取り、TOEIC勉強法を究めた私だからこそ解説できる勉強法を、お伝えします。
また、ここで解説するのは、現在400点台後半から500点台の人向けの戦略ですので、該当する方は参考にしてみてください。
※TOEIC600点のレベルはどんなもんなのか確認してみましょう。
ポイント1:金のフレーズの730点レベルまで覚えきる
TOEIC600点未満の人は、圧倒的にTOEICで使用される英単語の知識が足りません。
おすすめの勉強法は、
「金のフレーズ」という英単語帳です。
金のフレーズは、TOEIC頻出英単語が点数別に掲載されている単語帳で、いま、もっとも有名な英単語帳と言っても過言じゃありません。
まずはこの金のフレーズの「730点」レベルまで英単語を覚えきりましょう。
ポイント2:リスニングを優先に勉強する
最短で600点を目指すなら、
リーディングよりもリスニングの勉強をするべきです。
その理由は、TOEICという試験自体、リスニングの方がスコアを伸ばしやすいようになっているからです。
また、おそらくほとんどの人が、リーディングよりもリスニングの方が高スコアが出やすかったりします。
1ヵ月という限られた期間でTOEIC600点を獲得するには、比較的スコアが上がりやすいリスニングという分野を対策することがおすすめです。
具体的なTOEICのリスニング勉強法ですが、600点未満の人におすすめなのは、圧倒的にディクテーションです。
ディクテーションは、自分が聞いた英語を紙に書きだすことで、英語を丁寧に聞きとる力をつけられる学習法です。
詳しい勉強法については、こちらの「【最新版】ディクテーションの効果とそのやり方とは!?」で詳しく解説しているので参考にしてみださい。
ディクテーションとシャドーイングどっち?
シャドーイングはディクテーションよりも難易度が高く、シャドーイング勉強法自体高いリスニング力が求められます。
私の意見としては、「600点を目指すレベルなら、まずはディクテーション」を行うべきだと思います。
この内容についてもこちらの「【結論】ディクテーションとシャドーイングはどっちをやるべき?」で解説しているので参考にしてみてください。
ポイント3:part2&part5で8割以上正答する力をつける
これもポイント2の「スコアアップしやすい箇所から優先的に対策せよ」という考え方に関連しています。
TOEICの中で、どのpartが最もスコアアップしやすいのかというと、間違いなく言えるのが「part2」と「part5」です。
「part2」と「part5」の問題数はそれぞれ約30問ずつ程度あり、配点としても大きいので、難易度の割にはかなりコスパが良いんです。
こちらの「TOEICpart2の対策方法!これでpart2満点間違いなし!?」で、具体的なTOEIC part2の対策方法について詳しく解説しました。
ポイント4:part7は勇気をもって捨てる
part7は捨てましょう!
こんなことをいう人はなかなか珍しいですよね。ですが、私はこれに関しては断言できます!
もう一度言いますが、
part7は勇気をもって捨てましょう。
その理由は、part7がTOEICの中で最もスコアアップしにくいpartだからです。
これから1ヵ月という短い期間では、part7の対策には適していないのです。
またpart7は長文なので、英単語・英文法など英語の総合的な能力を高めてからではないと、勉強しても効果がでません。
- 金のフレーズ「730点」レベルまで英単語を覚える
- リスニングを優先
- part2とpart5に注力
- part7は捨てる
1ヵ月で730点以上を目指すTOEIC勉強法
既に600点以上スコアを持っているという前提で解説していきますので、ご了承ください。
ポイント1:リスニングpart3&4で8割目指す
730点を取るためには、
part3&4である程度、点数を稼ぐ必要があります。
リスニング100問のうち、part3&4は60問以上あるため、リスニングのスコアを伸ばすためには、この2つのpartをクリアしなくてはいけません。
しかし、part3&4は長文リスニング問題なので、総合的なリスニング力がなければおそらく得点することは難しいでしょう。
また、この2つのpartは、それぞれ30秒以上の音声が流れるので、長時間英語を聞き続けて、内容を把握できるようにしなくてはなりません。
そこでオススメの学習法があります。
それは、シャドーイングです。
シャドーイングは、自分が耳で聞いた音声を後から声に出す勉強法です。
はっきりいって、簡単な勉強法とは言えないでしょう。
しかし、part3&4の長文リスニング問題を使って徹底的にシャドーイングしていけば、必ずpart3&4の音声は聞き取れるようになっていきます。
ただ、シャドーイングで効果を出すためにはいくつか注意点があります。
- 1つの音声を徹底的にやりこむ(目安としては最低30回)
- シャドーイングに取り掛かる前に、スクリプト内の全ての英単語・英文法の意味を理解しておく
- 発音や英語のリズムも完璧に真似ることを意識する。
これらの内容を徹底的に意識してシャドーイングをやってください。
また、上記には最低30回と書きましたが、さらに英語力を飛躍させたいなら、シャドーイングを50回以上行い、シャドーイングしながら結果的にその文章を暗記してしまうくらいにレベルまでやりましょう。
ポイント2:現状の苦手分野をつぶせ
2つ目のポイントは、
苦手分野を完全につぶすことです。
730点を目指す人にありがちなのは、「ある程度の英語力はあるけど、どうしても苦手な分野があって、なかなかTOEICスコアが伸びない」というケースです。
特に多いのが、
リスニング・リーディングの長文問題。
この2つがどうしても苦手で…、という人がかなりいると思います。
TOEIC600点を目指すなら、「苦手分野を思い切って捨て、点数を伸ばしやすい箇所で対策する」という方法もありです。
しかし、730点以上を目指してい行くためには、もう苦手な箇所は放置しておけません。
単純な計算ですが、990点満点分の730点です。
得点率は最低75%は超えていないと到達しません。(回によります。)
苦手分野をつぶすことが、730点を取る秘訣です。
- リスニングpart3&4で点数を稼ぐ
- 苦手分野をつぶす
TOEIC part3の勉強法は「TOEIC part3の勉強法。6つのステップと2つのコツで高得点。」を参考にしてみてください。
1ヵ月で800点以上900点以上を目指すTOEIC勉強法
TOEIC800点以上のスコアは、基本的に1ヵ月で目指せるレベルではありません。
それ以降は上級者のレベルなので、高いリスニング力、リーディング力がなければ厳しいです。
730点くらいまでならば、TOEIC用のテキストだけでTOEICのための勉強をしていればよいのですが、それ以降は、やはり英語力全体を伸ばすための勉強にシフトしていく必要があります。
こちらの「TOEIC800点」「TOEIC900点」の記事で、レベル感について解説しているので参考にしてみてください。
1ヵ月でTOEICスコアが100点以上伸びる裏ワザ
ここまでは、いわゆる王道な勉強法について解説してきました。
しっかりと目標点を定め、それを達成するための戦略を立て、それを実行する。
まあ言ってしまえば当たり前の勉強法です。
しかし、先ほど私がお伝えした勉強法にはある課題があります。
自分1人で英語を勉強していると、「本当にこの勉強法で意味はあるんだろうか」「やり方は間違っていないかな」とかそういった不安がでてきますよね。
また、毎日勉強しないといけないのに「今日は勉強しなくていいかな…」なんて自分に対して甘くなってしまうこともありますよね。
これらのことは、人間なので仕方ないと言ってしまえば仕方ないですが…。
そんなことを言っていては、1ヵ月で100点スコアを伸ばすなんて夢のまた夢。
それは、スタディサプリEnglishのTOEICコーチングプランです。
スタディサプリは、有名企業リクルートが運営している、国内屈指の学習サービスです。
このサービスを使えば、少しでも気になったことがあれば、いつでも質問できたり、勉強のアドバイスを受けることができます。
もし、1ヵ月でなんとしても100点以上スコアを伸ばしたいなら、絶対に利用すべきです。
こちらで、「スタディサプリEnglish(TOEIC)口コミ評判や効果」について、まとめています。
TOEIC1ヶ月で出来る勉強法まとめ
- 金のフレーズ「730点」レベルまで英単語を覚える
- リスニングを優先
- part2とpart5に注力
- part7は捨てる
- リスニングpart3&4で点数を稼ぐ
- 苦手分野をつぶす
- 800点以上は、1ヶ月では無理
- 英語力全体を伸ばすための勉強が必要
1ヵ月でTOEICスコアを伸ばす方法について理解できましたでしょうか。
今回の記事を参考に、ぜひ今すぐ勉強法開始してみてください。