英語の勉強法の1つに洋書を使って勉強するというのがあります。
洋書を使って勉強すると言っても基本的には洋書を読むことに集中すればよいだけなのでそんなに難しいことではないと思います。
ですが、気を付けないといけないことがあります。
それは、自分のレベルに合った洋書を読むことです。絶対に背伸びをしてはいけません。
自分のレベルに合った本を選び多読を行えば、必ず英語力を格段に伸ばすことができます。
そこで、今回は初心者でも楽しく確実に英語力を伸ばすことができる洋書を紹介いたします。
初心者が洋書を読むときのコツなどを知りたい人は、「【洋書勉強法】洋書の多読で英語力を伸ばす方法!」を参考にしてみてください!
洋書勉強法の効果
※初心者にもおすすめの洋書を知りたい人は飛ばして下へ行ってください。
洋書を読むことで総合的な英語力を獲得することができます。
そう!総合的な英語力なのです。
洋書は、作業的にはリーディングと同じことをしているので、リーディング力しか身につかないのでは?と思われがちですが、全くそんなことありません。
洋書を読むことでリスニング力、さらに究極的に言えば英会話の能力を高めることができます。
では、なぜ洋書を読むことでリスニングや英会話になぜ効果があるのでしょうか?
なぜ洋書勉強法は効果があるのか
日本語の本を読むとき、文字を読んでいるのに頭の中ではまるで映画をみているかのような感覚になったことがある人は多くいるのではないでしょうか?
なぜ、文字を映画のような映像の世界に変換することができるのかというと、人間は物語を読むときその場面を無意識にイメージします。
いわゆる右脳で読むというやつです。
この右脳を使って文章を読んでいるから文字をイメージに変換することができるのです。
イメージで読むことができるとなんとなく本の理解力が高まり、満足して読書を終えることができます。
あれ?この考え方って洋書でも応用することができますよね?
場面をイメージして文字を読むという右脳読書は洋書でも行うことができます。では、この右脳読書を洋書で行うと何が起こるのか!
それは、英語の文字とイメージを一致させることができるようになります。
例えば、
「My mother is driving a car.」
という文章を見た時に、自分の母親が車を運転している姿を想像することができませんか?
このように、英語の表現や単語を右脳を使ってリアルなイメージの世界につなげることで、英語の文章を日本語に直さず英語のままイメージすることができるようになるのです。
この日本語を介さずに英語を英語のまま感じ使うことができる力を洋書では手に入れることができます。
なので、なぜ洋書を読むとリーディングだけでなく、リスニング能力など全般的な能力をつけることができるのかというと、英語を英語で考えることができるようになるから、リスニングなどでも英語を聞いて英語のまま場面をイメージすることができるようになるということです。
洋書を何冊も何冊も読んで英語を英語でイメージすることができる力を早く養いましょう。
その後の英語力の伸び方が格段に変わります。
洋書を読むことによってどれだけ効果を得ることができるのかについてもっと詳しく知りたい!
そんな人は私が、洋書の多読を150万語実践して得ることができた効果を「英語の多読150万語を行った効果とは!?リアルな実体験です!」でまとめているので、チェックしてみてください!
洋書でおすすめできる初心者対応の本とは!?
洋書の効果の箇所で洋書を読むことでなぜ英語力を高めることができるのかについては解説しました。
洋書を読むことで場面を英語でイメージすることができるようになる。これが洋書で英語力が伸びる最大の要因でしたね。
しかし、洋書を選ぶときにもポイントがあります。
それは、とにかく自分にとって簡単に感じる洋書を選ぶことです。
簡単すぎるくらいがちょうどよいです。大切なのは、簡単すぎる本を何冊も何冊も読み英語を頭の中にしみこませることです。
なので、洋書に関しては背伸びして難しい本を選ばないでください。
そこで、お待たせしました今回の記事のメインディッシュ「洋書を読んだことがない初心者にもおすすめすることができる洋書」をご紹介したいと思います。
洋書のおすすめ初心者ver大紹介!
ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本
この本は世界一簡単な英語の本というタイトルの通り、本当に簡単な本です。
またこの本は洋書を読めるようにするために書かれた本なので、これから洋書学習を始めようという人は必須です。
私もこの本を読んでから洋書学習をスタートさせました。
洋書初心者の教科書的存在です。
ローマの休日
ローマの休日は日本でも映画化されたこともありかなり有名な作品です。
ローマの休日の特徴はなんといっても単語が簡単なこと!
なので、スラスラ読み進めることができます。
映画を見て内容を把握したあとに洋書を読むのでも十分効果があるので、おすすめです。
クマのプーさん
こちらも有名。有名というかもはや知らないとおかしいレベルです。
はいクマのプーさんです!この本も単語が簡単なのでスラスラ読み進めることができます。
また英語圏の子供に向けて出版された本ということもあってストーリー展開が簡単なので読みやすくて良いと思います。
スティーブジョブズ
アメリカを代表する会社「Apple」の創始者であるスティーブジョブズ氏の伝記です。
伝記なので難しい?と思われるかもしれませんがそこまで難しくはありません。
高校1年生くらいの英語力があれば十分読むことができます。
これからビジネス的な洋書を読んでいきたい人はこのスティーブジョブズからスタートすると良いでしょう。
チーズはどこへ消えた Who Moved My Cheese
世界的有名な自己啓発書である「チーズはどこへ消えた」です。
ビジネスマンの多くはこの本の名前を聞いたことがあると思います。
この本は自己啓発書でもとても簡単な単語で書かれています。なので万人におすすめです。
星の王子様
星の王子さま。この本は小学校で配られた記憶があります。
幼い頃に読んだ時と大人になってから読んだ時では感想が変わります。人の心に深く刻まれていく本です。
英語表現も単語もとてもシンプルに書かれているので読みやすいです。
エルマーの冒険 My Father’s Dragon
エルマーの冒険は日本だけでなく世界の子供たちから愛されている小説です。
懐かしい気持ちに浸りながら読むことができます。単語や表現はもちろん簡単です。
マジックツリーハウス
マジックツリーハウスは世界中の子供たちから愛されている小説です。
この小説もシリーズものなので、連続してたくさん読むことができます。
使われている単語も簡単です。
ハリーポッターと賢者の石 Harry Potter and the Sorcerer’s Stone
ハリーポッターは英語学習者の登竜門です。
このハリーポッターを全シリーズ読んだことによって自分の英語力は読む前と比べて段違いになりました。
ハリーポッターシリーズは、賢者の石から死の秘宝まで全て読みましたが、後半のシリーズになるにつれてだんだん難しくなっていきます。
なので、初心者はまずは賢者の石を読むことをおすすめします。
ロミオとジュリエット
これも世界中の皆が知っている超有名なストーリー「ロミオとジュリエット」です。
とてもシンプルなストーリー展開で、英文の表現や英単語も簡単なので、初心者でも安心して読めます!
トム・ソーヤーの冒険
いまでも世界中の子供たちから愛されている作品ですね。あのころの気持ちを思い出しながら、楽しく英語力を伸ばすことができます!
不思議の国のアリス
不思議の国のアリスも皆さんご存知の作品ですよね。
ウサギを追いかけて穴に落ちてしまったアリスの話です。この本も初心者が問題なく読めます。
ハウルの動く城
ジブリアニメ「ハウルの動く城」の原作となったイギリスの作品です。
内容も読みやすいですし、読んでいて楽しい気分になります。
The Outsiders
10代が抱える悩みを分かりやすく描写した小説です。
現代の社会情勢などを自然と表現しているので、大人が読んでも納得できるシーンがたくさんあるのではないでしょうか?
語彙レベルもあまり高くないので初心者でも全然読めます!
老人と海
世界の文学史に残る作品「老人と海」の洋書版です。
もしこの本を英語で読んで、主人公の心境などを理解することができるなら、相当な実力者と言えるかもしれませんね!
In the Pool
直木賞作家である奥田さんの作品を英語版に翻訳した作品です。
もし、奥田さんのファンなどでしたら、読んでみる価値は十分あると思います。
Get to Know the USA vol.1 Enjoy Your Visit
この本は、楽しい童話などではなく、単なる実用書です。
日本人がアメリカに行くときに知っておくべきことがまとめられています。
もし、小説や童話などがあまり自分に合ってないと思うのなら、こういった作品に手を出してみるのも良いかもしれません。
Get to Know the USA vol.2 Enjoy Your Stay
上で紹介している作品の続編です。上の作品は、アメリカに初めて行く場合の注意点などに関する本ですが、この本は、アメリカに住みときに知っておくべき本です。
一見難しそうですが、内容はそんなに難しくないです。
使われている英語表現もとてもシンプルなので、初心者にもおすすめできます。
The Call of the Wild
カナダのとても寒い地域を舞台にした小説です。
飼い犬とその飼い主の話です。
とても感情移入がしやすい本なので、自然と場面をイメージできるようにするにはもってこいですね!
Mieko and the Fifth Treasure
悲しい戦争の話です。戦争によって田舎に移ることになってしまい、いじわるな同級生にたくさん、いじめられたりしてします。
読んでいて少し悲しい気持ちになりますが、ページ数がたったの77ページいう短さなので、お試しに読んでみるにはもってこいかもしれません。
終わりに
いかがでしょか。初心者におすすめすることができる洋書について紹介しましたが、今回紹介した本はすべて簡単なので、どの本を読んでも確実に力をつけることができると思います。
簡単な本をたくさん読むことを意識してガンガン英語力を上げていきましょう。
その他の洋書は、こちらでまとめています。
英語学習におすすめの洋書はこれ【年代別・ジャンル別・特徴別】