今や大学生定番の資格試験となったTOEIC。年に1度必ず大学側から受けさせられたり、周りの友達がこっそりTOEICの高得点を持っていたり、TOEICは日本でトップクラスに話題の資格と言えるでしょう。
さて、そんなTOEICですが就職活動に必要って知っていましたか?
もちろんTOEICの高いスコアを持っていないと就職活動で絶対に成功しないと言っているわけではありません。
しかし、TOEICで高いスコアを持っている方が就職活動で有利になる可能性は高いのです。
以下のデータを見てみてください。以下のデータは一定以上のTOEICのスコアを持っていないとエントリーすることすらできない企業です。
●730点以上
・ソフトバンク
・武田製薬工業株式会社
・日産自動車株式会社
・ユニリーバ・ジャパン
●700点以上
・NTT東日本
・ファーストリテイリング
・三菱電機株式会社
・ヤマト運輸
・ブリジストン
・東京電力
・マツダ株式会社
●650点以上
・アサヒビール
・佐川グローバルロジスティクス
・シチズンホールディングス
・オリックス株式会社
・三菱日立パワーシステムズ株式会社
・東芝機械株式会社
・株式会社本田技術研究所
・タケモトピアノ株式会社
●600点以上
・出光興産
・大正製薬
・大和ハウス工業
・ニトリホールディングス
・日本IBM株式会社
・全日本空輸株式会社
・日産トレーディングジャパン株式会社
・日本オラクル株式会社
●500点以上
・株式会社日立製作所
・川崎重工業株式会社
・パナソニック株式会社
・株式会社サンリオコーポレーション
これはあくまで一部のデータなので、他にもTOEICのスコアを採用の条件にしている企業はたくさんあります。
このように実は、就活とTOEICはとても関係性があるのです。ではなぜ企業はTOEICのスコアが高い人材を求めているのでしょうか。
企業はなぜ就職活動にTOEICを必要とするのか
先ほど、一部の企業ではTOEICのスコアを持っていないとエントリーすらすることができないと解説しました。ではなぜ企業はそこまでTOEICのスコアを就活生に求めているのでしょうか。
➀グローバル展開したいから
日本のあらゆる業界(特にメーカー系)は国内市場がすでに成熟してしまっています。そのため、企業の売り上げを伸ばしていくためには海外に事業を展開していく必要があります。
しかし、海外に事業を展開するためには現地の外国人と交渉をして共同でビジネスを展開していく必要がありますよね?
そのときに必要なスキルが英語なのです。だからこそ企業はTOEICのスコアを採用基準に設けていると考えることができます。
②現在の社員が全く英語を話せないから
これは➀と関連することにもなると思います。企業が海外に事業を展開していくためには英語ができる人が必要。これは先ほどお伝えしましたね!
ではここである疑問が浮かんでくると思います。それは「なんで新しい人には英語スキルを求めて、すでにいる社員には英語を求めないの?」
確かにその通りですよね。新しい人にわざわざ英語のスキルを求めたところで、まだまだビジネススキルが足りないから結局はいきなり海外に出ても使い物になりませんよね。
それだったら既にいる社内の30代~40代とかの社員に頑張ってもらえばいいじゃないか!
ほんとその通りです。
しかし、それは不可能です。なぜなら、日本の大人は基本的に勉強しないからです。
大人になったら、会社で平日は働き土日は家族で過ごしたりまったりとして生活します。
そんな日々を失ってまで出世をかけて英語を勉強する気概のある社会人なんて今の日本にはほとんどいないと思います。
だからこそ、企業側は考えたのです。「もう社員に英語をやらせても無駄だ。」そう悟ったのです。
そこで、初めから英語がある程度できる人を採用してしまおうと。そのような流れでグローバル展開していきたい企業で英語が求められるようになったのです。
就職活動にTOEICを必要とする企業の特徴
ではどのような企業が就活生にTOEICを求めてくるのでしょうか?
➀海外売上比率が高い
会社の公式ホームページを見ると企業の売上比率が書いてあります。そこで海外売上比率が7割を超えていたら間違いなく英語が必要です。
なぜなら、海外売上比率が7割を超えているということは7割以上を海外で販売やサービスを行っていることになるからです。
あとは考えれば分かると思いますが、売り上げの7割を海外で上げているということは、ほとんどの製品を海外で販売しないといけないということです。
その場合、例えば営業職はほとんど海外で仕事をすることになるでしょう。
②大手企業
大手企業の場合は、海外売上比率など関係なしにTOEICのスコアを求める必要があります。なぜなら、大手企業は資金力などの準備が整ったらタイミングを見計らって海外に飛び込んでいく可能性があります。
大手企業はやはり大手ということもあり売り上げをとにかく求めます。そうなるとビジネスチャンスを見つけたら、即座に飛び込んでいきます。それが例え海外であったとしても飛び込んでいきます。
だって考えてみてください。JR東日本という日本のインフラを支えている企業。あの企業実は海外でもビジネスを展開させているんです。
信じられます?JRですよ!明らか日本向けのビジネスをしていますよね。そうした企業だって海外に行く可能性があるのです。
とにかく大手は日本でも海外でもビジネスチャンスを見つけたら飛び込んでいきます。
だからこそ、いつでもチャンスがあったら海外に行くために英語人材が必要なのです。
➂メーカーや商社
メーカーや商社はビジネスモデルを考えると海外に行く機会がとても多いです。例えば、自動車メーカーの本田技研工業。
海外に行ったことがある人は分かると思いますが、海外でHONDAの車ってたくさん走っていますよね?トヨタでも日産でも同じです。
つまり、メーカーは海外でもモノを売って世界中に流通させていく必要があるため、英語人材は間違いなく必須です。
商社はビジネスモデルが世界中のモノを流通させることなので、必然的に英語人材を求めざるを得ないですよね?また商社に関しては海外に駐在する機会がとても多いので、英語だけでなく様々な言語ができるとさらに有利です。
就職活動に必要なTOEICスコア
ここまでで企業がなぜTOEICのスコアを就活生に求めているのか。どのような企業が就活生にTOEICスコアを求めているのかが分かったと思います。
ここからは具体的に点数別にどれだけ評価をされるのかについて解説していきます。
TOEIC800点以上
TOEIC800点以上あれば就活で英語に困ることはまずないでしょう。ですが、外資系などのゴリゴリに英語を使う企業の場合、TOEIC800点が逆に最低ラインになってしまいます。
もし、外資を受ける場合は、TOEIC以上にさらに英会話スキルも必要になってきます。なので英会話も合わせて勉強しておきましょう。
日系企業を受ける場合は800点あれば基本的に困ることはないでしょう。足きりがある企業もほとんどクリアすることができます。
TOEIC800点ってどれくらいの実力なの?って気になる人はTOEIC800点レベルの英語力は「まあお得ですよね」って話をチェックしてみてください。
TOEIC600点~700点
600点から700点は足切りの最低ラインだと思います。もし大手企業を受けるつもりなら今すぐ、TOEIC600点は最低限取らないとまずいです。
多くの企業ではTOEIC600点を基準としている場合があるので、600点未満で英語を求める企業に入りたい場合は今すぐ勉強を開始するべきです。
※具体的に短期間でTOEIC点数を上げる方法は後ほど解説します。
TOEICスコアは就職活動の自己PRになる
TOEICのスコアは足切りだけでなく自己PRにすることも可能です。
例えば、TOEICで900点を取ることができた場合、TOEIC900点を取るために自分がどれだけ試行錯誤したのか。
どれだけひたむきに努力することができたのか。など自分を表現する良い材料になります。
なので、大学生活で何もアピールすることがない、、やばいと思った人はTOEICの勉強をしておくといいかもしれません!
TOEICのスコアがなくても内定することは可能
ここまでTOEICが就活でどれだけ必要なのかについて書いてきたのに、ここでは真逆の事を書いてます。
実は、TOEICのスコアがなくても内定をもらうことは可能です。なぜならすべての企業が英語を必要としているわけではないからです。
例えば、インターネット業界などは英語など全く関係ありません。
なので、前半でも解説しましたが、TOEICスコアを求めてくる企業はどこなのかをしっかりと分析することが大切です。
就活生が短期間でTOEICスコアを伸ばすには
ではここからは短期間でTOEICのスコアを伸ばす方法について解説します。私はこの方法を使用して、短期間でTOEICスコアを200点ほど伸ばした人を何人も知っています。
では具体的な方法について解説します。
それは「質の良いサービスを選び、長時間勉強することです。」よく短期間でTOEICを伸ばしたいから、なにか無料のいいアプリ教えて?など相談してくる人がいます。
しかしその時点で甘えだと思います。短期間でTOEICのスコアを伸ばさないといけないという圧倒的に厳しい状況があるのにもかかわらず、お金をかけずに良いものを得ようとしている。
そもそも、就職活動は人生の節目です。それで今すぐTOEICのスコアを伸ばさないといけない。この状況なら、無料かどうかなんてこだわっている暇はないです。
なので、TOEICスコアアップに圧倒的実績を持つサービスを選ぶ必要があるのです。
そこで、候補となるのが「TOEICスクール」と「オンラインTOEICスクール」です。
私としてはどちらを選択しても確実にTOEICのスコアを伸ばすことができると思うので、どっちでもいいです。しかし、TOEICスクールには圧倒的欠点があります。
それは「就活で忙しいのに通学しないといけない」「費用が月に3万円以上」
確かに、良いサービスを求めるならお金の投資は惜しむな言いましたが月3万円は流石にやりすぎです。
そうなると、残された選択肢は「オンラインTOEICスクール」です。
そこで一番実績のあるオンラインTOEICスクールを紹介します。
それはスタディサプリイングリッシュです。スタディサプリイングリッシュはTOEICスコアアップの実績が日本でトップクラスのアプリです。スマホ1つで単語、文法、テクニック、リーディング、リスニングをすべて行うことができます。
スタディサプリイングリッシュの値段は月額3,000円弱ですが、TOEICスクールの30,000円の10分の1以下の値段です。
さらに、現在無料体験キャンペーンをやっているので、もし登録してみて合わなければ1円も払わずに退会することができます。
7日間無料体験>>スタディサプリ ENGLISH まずは無料体験!
就活でどうしても必要だ。なんとしてもスコアアップしたい。と思う人は登録すべきです。
※TOEICなんて独学でできるわと思っている人に忠告です。
今が大学1,2年なら独学でもいいでしょう。しかしもし就活間近でどうしてもTOEICスコアが今すぐ必要だった場合、本当に伸びるかわからない独学を選択しますか?
※スタディサプリイングリッシュ以外のTOEICアプリが気になる人はTOEICアプリのおすすめは!?アプリで900点を超えた男が厳選!で解説しているので参考にしてみてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか。就活にはTOEICが必要といった意味がなんとなく分かったでしょうか。
もし、今すぐなんとしてもTOEICを伸ばしたいという人はぜひ勉強を開始してください。