「金のフレーズの単語一覧PDFがほしい」「公式で配布されているPDFはどこまで使えるのか」「自分のレベルだと金フレ・銀フレどれを選ぶべきか」と迷っている人は多いです。
この記事では、公式PDFの有無というグレーな話から、金フレのレベル感、他教材との比較、効率的な勉強法までを一気に整理します。
最後まで読めば、「どのPDFは合法で、どこから書籍やアプリに切り替えるべきか」「自分は何語まで覚えれば何点レベルか」がはっきり分かります。
- 金のフレーズ単語一覧PDFが公式に存在するかと、著作権上の注意点が分かる
- 無料PDF「TOEIC基本単語200」と金フレ本体の違い・役割分担が理解できる
- 自分のスコア・英検級に合わせた教材選びと「金フレ何語まで」の目安が分かる
- 金フレ+PDF+音声・アプリを組み合わせた具体的な学習ステップが分かる
金のフレーズPDFと公式配布物
まずは一番気になる「金のフレーズ単語一覧PDF」の正体と、公式で合法的に手に入るPDF・音声の範囲を整理します。
ここを勘違いすると、違法コンテンツに手を出してしまうリスクがあるので、先にしっかり押さえておきましょう。
単語一覧PDFの有無と注意点
結論から言うと、金のフレーズに収録されている全単語を一覧にした公式PDFは存在しません。
出版社(朝日新聞出版)も著者も、そのような形では配布していません。
ネットで検索すると、「金フレ 単語一覧」「金のフレーズ PDF」などの非公式ファイルが見つかることがあります。
しかし、それらの多くは本の中身をスキャンしたり、全単語を打ち直したりしたもので、著作権侵害に当たる可能性が高いです。
※著作権法では、出版社や著者の許可なく本の中身を丸ごとPDF化・公開することは禁止されています。ダウンロードした側も「違法と知りながら」入手すれば問題になるおそれがあります。
ですから、「金フレの全単語一覧が見られる無料PDF」は、基本的にアウトだと考えて避けるのが安全です。
合法的に使えるのは、出版社が公式に配布している一部抜粋PDFや音声だけです。
もし「一覧で管理したい」「自分だけの単語リストがほしい」と感じるなら、自分でノートやスプレッドシートに書き出しましょう。
これは私的利用の範囲なので問題なく、記憶にも残りやすくなります。
基本単語200PDFの内容と役割
公式に無料配布されているのは、「金フレ本体」ではなく、朝日新聞出版のサイトで公開されている「TOEIC 基本単語200」PDFです。
これは金フレのおまけではなく、「TOEIC学習の超基礎を固めるための200語」をまとめた冊子のような位置づけです。
内容のイメージは次の通りです。
つまり、このPDFは「中学〜高校基礎+TOEICでよく出る簡単な語」を押さえるためのスターターです。
金フレ本体の約1,000語に比べると、かなり手前のレベルで、これだけで600点以上を狙うのは難しいです。
役割としては、次のように考えると分かりやすいです。
このPDFそのものの案内は、朝日新聞出版の公式ページから確認できます。教材の概要や音声情報も含め、出版社の説明を一度目を通しておくと安心です。
参考:朝日新聞出版「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」商品ページ
合法的な入手先と活用範囲
金フレ関連で、合法的に入手できる主なデジタル教材は次の3つです。
使ってよい範囲はシンプルです。
出版社・正規アプリ・教育機関などが出しているものだけを使う、これだけ意識しましょう。
逆に、以下のようなものには注意が必要です。
これらは正規ではない可能性が高く、そもそも内容の正確さも保証されません。
単語帳は1語でもスペルや意味が違うと、そのままミスにつながります。
安全性と学習効果の両方を考えれば、公式PDF+書籍(または正規アプリ)という組み合わせが最も確実です。

金フレの特徴とレベル目安
ここでは、金のフレーズそのものの中身を整理します。
「何語入っているのか」「何点レベルを狙えるのか」「英検だとどの級に近いのか」が分かると、自分に合っているか判断しやすくなります。
収録語数と構成の概要
金のフレーズ(TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ)の基本スペックは次の通りです。
本体1,000語は、TOEICスコア帯ごとに次のように区分されています。
| セクション | 目標スコア帯 | 語数の目安 |
|---|---|---|
| 600点レベル | 基礎〜中級 | 約400語 |
| 730点レベル | 中級 | +約300語(計700語) |
| 860点レベル | 上級手前 | +約200語(計900語) |
| 990点レベル | 最上級 | +約100語(計1,000語) |
構成上の特徴は次の通りです。
語彙レベルは、国際的な尺度のCEFRでいうとだいたいB1〜C1あたり(高校〜大学レベル+ビジネス用)です。
つまり、「英語の基礎がある人が、TOEIC用に一気に語彙を引き上げる」ための単語帳という位置づけです。
スコア別の到達目安
「金フレをどこまでやれば何点くらい狙えるのか」は、よく聞かれるポイントです。
もちろん、リスニング力や文法力によって変わりますが、語彙だけで見たざっくり目安は次のようになります。
ここで大事なのは、「知っているつもり」と「0.5秒で意味が出てくる」の差です。
TOEIC本番では、長文や会話の流れの中で瞬時に意味を取らないと、読む/聞くスピードが間に合いません。
ですから、たとえば730点を目標にする場合、単に700語に「マーカーを引いた」だけでは不十分です。
この700語を見た瞬間に意味が浮かぶレベルまで周回し切ることが条件になります。
スコアアップの実感としては、「600点→700点」は400〜700語を固める段階、「700点→800点」は残り300〜600語+熟語・文脈での理解が効いてきます。
単語数だけでなく、「どれだけ素早く使えるか」もセットで伸ばしていくイメージを持ちましょう。
TOEICと英検レベル対応
金フレの語彙レベルは、英検でいうとだいたい次のあたりをカバーします。
一般的な目安では、TOEIC600点あたりが英検2級に近く、TOEIC750〜870点あたりが準1級に近いレベルと言われています。
金フレをしっかりやり込めば、英検2級〜準1級の語彙のかなりの部分をカバーできる、という感覚で大きく外れません。
ただし、注意したいのは試験の性格です。
TOEIC L&Rはリスニングとリーディングだけで、英作文やスピーキングは含みません。
一方、英検はライティングや面接があるため、「書く・話す」力も必要です。
そのため、金フレで語彙を固めると、英検の長文やリスニングはかなり楽になるが、英作文・面接には別の練習がいると考えてください。
また、金フレだけで英語力が完成するわけではありません。文法・リスニング・読解の練習と並行して使うことで、スコアが一気に伸びやすくなります。

他教材との比較と選び方
ここでは、「金フレだけでいいのか」「銀フレや金のセンテンス、黒のフレーズはいつ使うべきか」を整理します。
単語帳を増やしすぎると、かえって時間を失うので、役割とレベルをはっきり分けて考えることが大切です。
金フレと銀フレの違い
まずはよく比較される「金のフレーズ」と「銀のフレーズ」の違いから見ていきます。
ざっくり言うと、役割は次のように分かれます。
どちらも約1,000語ですが、中身と狙っているレベルが違います。
銀フレは「簡単な語をしっかり固める」ことが目的で、金フレは「スコアアップに直結する頻出語を一気にカバーする」イメージです。
どちらから始めるべきかの目安は次の通りです。
ただし、単語帳は数を増やすより「1冊をやり込む」ことの方が効果が高いです。
銀フレを一度やってから金フレに移ると、合計2,000語以上を学ぶことになり、時間も分散します。
そのため、「中学レベルの単語がかなり怪しい」「基本200語PDFでも知らない語だらけ」という人だけ銀フレを挟み、それ以外は最初から金フレ1冊に絞るのがおすすめです。
金のセンテンス等の位置づけ
金フレの関連書として、よく名前が挙がるのが次の2冊です。
それぞれの役割を簡単に整理します。
金のセンテンスは、金フレ掲載語を含む「短めの英文」で語彙を覚える本です。
約360文の中に約1,500語近くが入り、1文あたりの長さはTOEIC Part5レベルに合わせてあります。
ねらいは次の2つです。
一方、黒のフレーズは「900点以上を本気で狙う上級者向け」の超難単語帳です。
TOEIC900点未満の段階で黒フレに手を出すと、頻度の低い語に時間を取られて、かえって非効率になります。
おすすめの順番は次の通りです。
「ターゲット1900」などの大学受験系単語帳は、一般的な英語力を上げるには有効ですが、ビジネス系のTOEIC語彙が薄い部分もあります。
TOEICスコアだけを短期で伸ばしたいなら、まずは金フレシリーズを軸にした方が回り道が少なくて済みます。
初心者の教材選択基準
最後に、「自分は何から始めればいいのか」を整理しましょう。
判断のポイントは「現在のスコア(または模試レベル)」と「英語への抵抗感」です。
目安として、次のように考えると決めやすくなります。
注意したいのは、「単語帳を増やしても、文法やリスニングの穴は埋まらない」という点です。
たとえば、文法問題がほとんど分からない状態で金フレだけ回しても、600点の壁は越えにくいです。
ですから、もし模試や本番で「文法問題がボロボロ」「長文がまったく読めない」と感じるなら、単語帳に加えて基礎文法書やPart5対策本も1冊並行しましょう。
単語だけに偏らず、「読む力」「聞く力」とセットで伸ばすことで、金フレの効果も最大化できます。

金フレとPDFの勉強法
最後に、実際にどうやって勉強を進めるかをまとめます。
レベル別のステップ、周回方法、音声・アプリの活用法までを一つの流れにすると、今日からの勉強計画にそのまま落とし込めます。
レベル別学習ステップ
まずはスコア帯ごとに、PDF・金フレ・その他教材の組み合わせ方を整理します。
【TOEIC初受験〜400点未満】
【TOEIC400〜600点】
【TOEIC600〜800点】
【TOEIC800〜900点以上】
なお、学習ステップについて客観的な指標を確認したい場合、大学や教育機関のTOEIC・英検換算表も参考になります。
例えば一部大学では、TOEICスコアと英検級・CEFRの対応表を公開しています。
(例:大学の英語スコア換算表の一例(u-tokyo.ac.jp) など)
周回方法と暗記テクニック
金フレは「一周しただけ」では身につきません。
目安として、少なくとも3〜5周は回すつもりで計画を立てましょう。
おすすめの周回イメージは次の通りです。
【1周目:ざっと全体を知る】
【2周目:知らない単語だけ重点的に】
【3周目以降:時間短縮&英語から意味を取る訓練】
暗記のコツは、「触れる回数」を増やすことです。
同じ単語を、一日おき・数日おきに何度も見ることで、脳が「これは大事だ」と判断して長期記憶に残りやすくなります。
また、単語だけでなくフレーズごと覚えると、Part3・4・7での読解スピードが明らかに変わります。
たとえば「launch a new product」を丸ごと覚えておくと、ListeningでもReadingでも一瞬で意味が取れるようになります。
音声とアプリの活用術
金フレは、出版社公式サイトやアプリから、全単語・全フレーズの音声が無料でダウンロードできます。
音声は「英単語 → 日本語訳 → 英語例文 → 英語例文(繰り返し)」のような順番で収録されており、リスニング強化にも最適です。
おすすめの使い方は、いわゆる「4回学習法」に近い形です。
【1回目:聞き流し+ざっと眺める】
【2回目:速度を少し上げて大量インプット】
【3回目:聞き取れない部分だけ速度を落として聞き込み】
【4回目:英語だけを聞いて意味を取る】
アプリについては、abceedや物書堂など、金フレを収録した正規アプリを使うと便利です。
スマホ1台で「単語帳+テスト+音声再生」が完結し、通勤・通学中のスキマ時間でもどんどん回せます。
ただし、アプリの「チェック機能」や「復習スケジュール機能」は、1〜2周目から使いすぎると、操作に気を取られて肝心の暗記に集中しにくくなります。
まずは紙の本と音声で2〜3周してから、3周目以降の復習用にアプリの機能をフル活用する、という順番がおすすめです。

まとめ
最後に、この記事の要点をまとめます。復習や学習計画の見直しに使ってください。
この記事を参考に、「どのPDFを使うか」「金フレを何語まで、何周するか」を具体的な数字に落とし込んで、今日からの学習計画を決めてみてください。

