Duolingoは「基本無料」で始められる語学アプリですが、実は有料プラン(Super / Max)まで含めると料金体系が少し複雑です。
どこまで無料でいけるのか、有料にすると何が増えるのか、自分の目的ならどのプランがコスパが良いのかは、事前に知っておきたいポイントですよね。
この記事では、日本で利用できるDuolingoの料金と機能の違いを整理しながら、「無料で十分なケース」と「課金した方が得なケース」をはっきりさせていきます。
最後まで読めば、「なんとなく課金」ではなく、目的と予算に合った冷静な判断ができるはずです。
- Duolingoの無料 / Super / Max の料金と機能差がわかる
- 自分の目的・レベルに合う最適なプランを選べる
- 月額と年額、個人とファミリーの損得が理解できる
- Duolingoの限界と、他サービスとの料金比較の目安がつかめる
Duolingoの料金体系概要
最初に、Duolingoの全体的な料金体系を整理します。
Duolingoには「無料版」「Super Duolingo」「Duolingo Max」の3つのレベルがあり、それぞれに月額・年額、個人・ファミリーといった支払い方法があります。
ここを押さえておくと、後で出てくる細かい機能差も理解しやすくなります。
無料版と有料版の違い
まず、3つのプランの「役割の違い」をシンプルに整理します。
無料版は「基礎学習を試せる体験版」、Superは「快適にたくさん練習するための拡張」、Maxは「AIで会話までやる上位版」です。
無料版でも、次のようなことは問題なく行えます。
一方で、無料版には次のような制限があります。
レッスンの合間に広告が入り、間違えすぎると「ハート」がなくなって一時的に学習が止まることがあります。
復習モードやオフライン利用など、一部の便利機能も制限されます。
Superになると、広告がなくなり、ハートがほぼ無制限になります。
さらに復習機能や単語練習、オフライン学習などが解放され、同じ教材でも「たくさん・快適に」練習できるようになります。
Maxは、Superの内容に加えて、AIによる解説やロールプレイ会話など、アウトプット寄りの機能が付くプランです。
どのプランでも、学べる「コースの中身」は大きくは変わりません。
有料でお金を払う部分の多くは、快適さや練習量の上限、AI機能へのアクセスに対して支払っていると考えるとイメージしやすいです。
SuperとMaxの立ち位置
有料版は2種類あるので、それぞれの「ねらい」をはっきりさせておきます。
Super Duolingoは、無料版の不便さ(広告・ハート制限・復習の物足りなさ)を解消し、「毎日コツコツ勉強したい人のメインプラン」というイメージです。
料金も、年額払いなら他社アプリより安いことが多く、コスパ重視の人はまずSuperを検討するのが基本になります。
一方のDuolingo Maxは、「AIで答えを詳しく解説してほしい」「アプリ内で会話練習までやりたい」という人向けです。
Explain My Answerで文の解説を聞けたり、AIキャラとのロールプレイ会話ができたりします。
ただし、月額料金はSuperの約2倍で、AI英会話アプリと同じくらいか、やや高い水準です。
AI会話をメインにしたいなら、後半で紹介する他アプリとの比較もチェックしてから判断するのがおすすめです。
料金プランの基本構造
ここでは、代表的な価格帯を整理します(いずれも日本国内の参考価格・税込、変更の可能性あり)。
| プラン | 区分 | 支払い方法 | 料金(目安) | 月あたりの目安 |
|---|---|---|---|---|
| 無料版 | 個人 | なし | 0円 | 0円 |
| Super Duolingo | 個人 | 月額 | 1,990円 | 1,990円 |
| 個人 | 年額 | 9,900円 | 約825円 | |
| Super Duolingo | ファミリー(最大6人) | 年額 | 13,200円 | 約1,100円 |
| Duolingo Max | 個人 | 月額 | 4,490円 | 4,490円 |
| 個人 | 年額 | 22,800円 | 約1,900円 | |
| Duolingo Max | ファミリー(最大6人) | 年額 | 30,000円 | 約2,500円 |
月額と年額の差はかなり大きく、特にSuperは「月1,990円」と「年払いなら月825円程度」で2倍以上の差があります。
一年以上使うつもりなら、年額の方が圧倒的に単価が安くなります。
また、ファミリープランは本人含め最大6人まで使えるので、家族で2人以上が本気で使うなら、個別加入よりも割安です。
正確な最新価格やキャンペーン情報は、公式アプリかストアの表示が最も信頼できます。
料金は為替やストアの条件で変動することもあるため、「おおよその目安+最新表示を必ず確認」という二段構えで見るようにしてください。
言語アプリがどのように料金を設定しているかの背景を理解したい場合は、教育関連企業の解説記事も参考になります(例:学研の英語学習アプリ解説ページ)。

無料版でできることと限界
ここからは、実際にどこまで無料で学べるかを具体的に見ていきます。
無料版の範囲を正しく知れば、「まずは無料で様子見」と「最初から有料にする」のどちらが合うか判断しやすくなります。
無料で使える主な機能
無料版でも、次のような機能は充実しています。
つまり、「単語やフレーズのインプット」「簡単な文法」「音声付きのリスニングと発音チェック」といった、語学の基本部分は無料だけでかなりカバーできます。
特に、英語初心者〜中学英語レベルをやり直したい人にとっては、無料版でも「ボリューム多すぎ」と感じるほど練習問題があります。
また、アカウント登録なしでも始められるので、「アプリの雰囲気を見てから本格的に使うか決めたい」という人にも向いています。
ただし、後述する「ハート制限」「広告表示」「一部の復習・練習モードの制限」があるため、毎日しっかり進めたい人には物足りなくなる場面もあります。
広告とハート制限の影響
無料版で多くの人が気にするのが、「広告」と「ハート制限」です。
ハートとは、ミスできる回数のようなもので、問題を間違えるたびに減っていきます。
一定数間違えると、その時点のレッスンを続けられなくなります。
時間経過や簡単な復習をこなすことでハートは回復しますが、集中してたくさん勉強したい時には、これがストレスになることがあります。
広告もレッスンとレッスンの間に表示されるので、テンポよく進めたい人には邪魔に感じられます。
「今日は30分集中してやろう」と思っても、広告とハートの両方でリズムが止まりやすいのが、無料版の一番のデメリットです。
一方で、「1日5〜10分だけ」「ベッドに入る前に軽く復習」というライトな使い方なら、広告やハートをそこまで気にせず使い続けることもできます。
このように、広告とハート制限は、学習時間が短い人にはそこまで影響せず、長時間しっかりやりたい人ほど負担が大きくなる仕組みだと理解しておきましょう。
無料版が向いている人
無料版で十分な人の特徴を整理すると、次のようになります。
逆に、次のような人は、無料版だけだと物足りなく感じる可能性が高いです。
毎日20〜30分以上しっかり勉強したい人、広告が苦手な人、短期間でコースを一気に進めたい人です。
また、無料版は「文法の基礎」「よく使うフレーズ」のインプットには向いていますが、自然な会話表現や試験対策を一通りカバーできるわけではありません。
特に英語では、Duolingoの訳が不自然だったり、解答が1つに決め打ちされてしまう問題も指摘されています。
そのため、無料版をメインに使う場合でも、文法書や参考書と組み合わせる方が安心です。
誤訳の問題や、「これだけでは話せるようにはならない」という指摘は、Q&Aサイトなどでもよく議論されています(例:Yahoo!知恵袋の利用者の意見)。

SuperとMaxの料金と機能
次に、有料プランであるSuper DuolingoとDuolingo Maxをくわしく見ていきます。
どちらも「お金を払う価値があるかどうか」は、機能と料金をセットで見ないと判断しづらい部分です。
Superの料金と主な特典
Super Duolingoは、もっとも利用者が多いと考えられる中位プランです。
料金の目安は以下の通りです(日本国内・税込)。
Superで解放される主な特典は次の通りです。
広告なし・ハートほぼ無制限・復習機能の強化・オフライン学習・高難度レベルへのアクセスの5つが柱です。
特に「無制限ハート」は影響が大きく、間違えてもレッスンが止まらないので、集中して一気に問題を解きたい人には大きなメリットになります。
また、オフライン学習は、通勤電車・飛行機・海外旅行中など、ネット環境が不安定な場面で役立ちます。
一般的な英会話教室やオンライン英会話に比べると、月額2,000円弱という価格はかなり安く、年額なら1ヶ月あたり825円と格安レベルです。
「広告のストレスがなくなり、ハートを気にせずたくさん練習できる」という点だけでも、毎日使う人にとっては十分に元が取れる価格帯と言えます。
一方で、「無料で十分」「そこまで毎日やらない」という人にとっては、差があまり感じられないこともあります。
実際に数日間だけSuperを試したユーザーの中には、「そこまで大きな違いを感じず、課金はやめた」という声もあります。
Maxの料金とAI機能
Duolingo Maxは、Superの上位に位置するAI機能付きプランです。
料金の目安は次の通りです(日本国内・税込)。
Maxで追加される主なAI機能は次の2つです。
1つ目が「Explain My Answer」で、正解・不正解に関わらず、AIがその文の文法や単語の使い方を詳しく解説してくれます。
「なぜこの前置詞なのか」「なぜこの語順なのか」などをその場で質問できるイメージです。
2つ目がロールプレイ会話で、AIキャラクターと実際の会話シナリオに沿って対話し、その場でフィードバックを受けられます。
これは、いわゆるAI英会話アプリに近い機能で、「旅行先でのやりとり」「レストランでの注文」など、実際の会話に近い練習ができます。
Maxは、他社のAI英会話アプリ(Talkfulなど)の料金とほぼ同じ水準ですが、会話の自由度や機能の豊富さでは、専門アプリの方が有利という評価もあります。
そのため、「Duolingoの世界観の中で、AI解説とライトな会話練習ができれば十分」という人には向いていますが、「とにかくAI英会話をがっつりやりたい」という人は、他アプリも合わせて検討した方が良いでしょう。
個人とファミリーの違い
SuperとMaxには、それぞれ個人プランとファミリープランがあります。
ファミリープランのポイントは、最大6人まで使えることです。
家族やカップル、友人同士で共有すれば、一人あたりの負担を大きく下げることができます。
もちろん、実際に6人フルに使うケースは少ないかもしれませんが、2〜3人で使うだけでも、個別に契約するよりかなり安くなります。
注意点として、ファミリープランは年額のみで、月額払いはありません。
「とりあえず数ヶ月試したい」という人は、まずは個人の月額プランや無料トライアルで様子を見る方が安心です。
また、ファミリープランの管理者アカウントが支払いとメンバー招待を行うため、実際に支払う人が誰なのか、解約のタイミングを誰が管理するのかも、事前に決めておきましょう。

目的別のおすすめプラン
料金と機能差を踏まえたうえで、「結局どのプランを選べばいいのか」を目的別・レベル別に整理します。
自分のゴールがはっきりしていれば、迷わずプランを決められます。
目的別・レベル別の選び方
まずは、代表的な目的ごとにおすすめプランをまとめます。
レベル別に見ると、次のようになります。
英語ほぼゼロ〜中学レベル:無料またはSuperで十分です。
高1〜高2レベル:Superを軸にして、足りない文法や長文読解は参考書で補うのがおすすめです。
準2級〜2級以上:Duolingoだけだと物足りない場面が増えます。
文法や表現のバリエーションを広げたいなら、英字新聞・ニュースアプリ・オンライン英会話などを組み合わせる必要があります。
いずれのレベルでも、「Duolingoだけで話せるようになる」と考えるのは危険です。
アプリはあくまで基礎と反復練習のツールと考え、実際の会話やライティングなど、別のアウトプット手段を必ず組み合わせるようにしましょう。
月額か年額かの判断基準
次に、「月額と年額のどちらが得か」という問題です。
ポイントは、「どれくらいの期間、本気で続けるか」を自分で決めておくことです。
Superの個人プランを例にすると、月額1,990円に対して、年額は9,900円(1ヶ月あたり約825円)です。
単純計算で、5ヶ月以上使うなら、年額の方が得になります。
Maxの場合も、月額4,490円に対して年額22,800円(1ヶ月あたり約1,900円)なので、半年以上使うなら年額が有利です。
判断の目安は次の通りです。
また、有料プランには7〜14日間程度の無料トライアルが用意されていることが多いです。
最初に無料トライアルを試し、その期間中に「自分に合うか」「毎日使う気になれるか」を見極めてから、年額に切り替えるのがもっともリスクが少ない方法です。
子ども利用時の注意点
子どもにDuolingoを使わせる場合、「料金」と「安全性」の両方に注意が必要です。
まず、無料版には広告が表示されます。
広告自体はアプリストアの規約に沿ったものですが、小さい子どもが内容を理解できず、別アプリをインストールしてしまうなどのリスクはあります。
そのため、小学校低学年くらいまでの子どもに使わせる場合は、次のような対策が考えられます。
安全性については、「Duolingoは危険」という噂はデマとされており、公式アプリ自体が特別に危ないという根拠はありません。
ただし、どのアプリでも言えることですが、長時間の画面視聴や、深夜までの使用などは健康面での影響があるため、保護者の管理は必要です。
家族で英語を学ぶ習慣を作るなら、SuperまたはMaxのファミリープランを契約し、親子で一緒に使うスタイルが安心で続けやすいでしょう。

他サービス比較とよくある疑問
最後に、他の英語アプリとの料金比較や、Duolingoの限界、無料トライアル・解約時の注意点をまとめます。
ここを理解しておくと、「Duolingoにどこまでお金をかけるか」「どの部分は別のサービスに任せるか」がはっきりします。
他の英語アプリとの料金比較
SuperやMaxが「高いか安いか」を考えるには、他の代表的な英語アプリの料金相場を知っておくと便利です。
AI英会話を含む英語アプリの多くは、月額2,000〜3,000円台が主な価格帯です。
具体例としては、Talkfulが月1,650〜3,200円、スピークバディが月1,983〜3,300円、スピークが月3,800〜5,800円、スピフルが月3,831〜5,478円といった水準です。
これと比べると、次のような位置づけになります。
つまり、インプット中心の学習アプリとして見れば、Superはかなりコスパが良い部類に入ります。
一方、AI会話まで含めて考えると、Maxは相場並み〜やや高めで、「会話の自由度や機能の豊富さ」では、Talkfulのような専用AI英会話アプリに軍配が上がるケースもあります。
そのため、次のような分け方がおすすめです。
「単語・文法・リスニングの基礎」→ Duolingo(無料 or Super)でカバー。
「英会話の実戦練習」→ オンライン英会話やAI英会話アプリを別途活用。
Maxは、「Duolingoの中である程度会話までまとめてやりたい人」や、「Explain My AnswerでAI解説を受けることに強い価値を感じる人」に向いています。
Duolingoで伸びる範囲と限界
Duolingoはとても優れたアプリですが、「これだけでペラペラになる」と考えると失敗します。
伸びやすいのは、単語・フレーズのインプット、文法の基礎、短い文のリスニングと読み書きです。
反復が多いので、同じ表現を何度も見聞きしながら、自然に覚えていくことができます。
一方で、次のような点には限界があります。
また、翻訳が機械的だったり、自然な日本語訳になっていない例もあります。
1つの答えしか正解と認められない問題も多く、「本当は意味としては合っているのに不正解になる」というストレスを感じる人も少なくありません。
このあたりは、ボランティアベースで作られているコースが多いことや、「アプリ上では正解を1つに絞らないといけない」という仕様の限界でもあります。
したがって、Duolingoは「基礎の反復ツール」としては非常に優秀ですが、会話力アップや試験スコアアップのメイン教材としては不十分です。
本気で話せるようになりたい人は、オンライン英会話・英会話スクール・多読多聴などを組み合わせる必要があります。
無料トライアルと解約注意点
最後に、多くの人が気にする「無料トライアル」と「解約の罠」についてです。
Duolingoの有料プラン(Super / Max)には、それぞれ7〜14日間の無料トライアルが用意されていることが多いです。
この期間中に解約すれば料金は発生しませんが、解約しないまま期間が終わると、自動的に有料のサブスクリプションに切り替わります。
この仕組みは、App StoreやGoogle Playの多くのサブスクと同じで、Duolingoだけが特別というわけではありません。
ただし、「無料トライアルのつもりで申し込んだのに、いつのまにか課金されていた」というトラブルは、どのアプリでもよく起こります。
対策としては、次の2つが有効です。
また、トライアル中に「これは合う」と感じたら、そのまま年額プランに切り替えることで、月額よりかなり安い単価で使うことができます。
逆に、「そこまで使わなそう」「無料で十分」と感じた場合は、トライアル期間中に忘れずに解約しておきましょう。

まとめ
最後に、本記事のポイントをまとめます。
自分の目的・レベル・使う期間をイメージしながら、「無料で試す → Superを検討 → 必要ならMaxや他サービスも見る」という順番で考えると、無駄な出費を抑えつつ、学習効果も高めやすくなります。

