Duolingo Maxは、人気語学アプリDuolingoの「最上位プラン」です。
Super Duolingoより料金は高いですが、そのぶんAIを使った会話練習や詳しい解説など、学習の質を一段引き上げる機能が追加されています。
とはいえ、月4,490円・年22,800円という価格は安くありません。
「無料やSuperのままで十分か」「Maxに上げる価値が自分にあるのか」を、料金・対応言語・学習効果の3つの視点から冷静に判断する必要があります。
この記事では最新の料金と機能を整理しながら、「どんな人ならMaxにお金をかけるべきか」「他のAI英会話アプリと比べてどうか」まで具体的に解説します。
- Duolingo Maxの料金(月額・年額・ファミリー)の具体的な金額が分かる
- 無料版・Super・Maxの価格差と機能差、コスパの違いが整理できる
- 自分のレベル・目的から「Max向きかどうか」を判断できる
- トライアル・解約・対応言語など、お金まわりの不安点を解消できる
Duolingo Maxの料金と機能
まずはDuolingo Maxの料金体系と、無料版・Superとの違いを整理します。
数字をはっきりさせることで「高いのか・妥当なのか」を判断しやすくなります。
月額・年額・ファミリー料金
日本でのDuolingo Maxの料金は、2025年時点で次のようになっています(すべて税込の目安です)。
| プラン | 支払い方法 | 料金 | 月あたり目安 | 人数 |
|---|---|---|---|---|
| Duolingo Max(個人) | 年払い | 22,800円 | 約1,900円 | 1人 |
| Duolingo Max(個人) | 月払い | 4,490円 | 4,490円 | 1人 |
| Duolingo Max ファミリー | 年払い | 30,000円 | 約2,500円 | 2〜6人で共有 |
年払いと月払いの差がかなり大きいのがポイントです。
同じMaxでも、月払いは年払い月換算の2倍以上の単価になります。
ファミリープランは2〜6人まで同じ料金で使えます。
6人で割れば1人あたり月約417円、4人でも1人あたり月約625円ほどです。
「家族+友だち」などでうまくシェアできるなら、コスパは一気に良くなります。
なお、金額はApp Store/Google Play/Web課金で数百円前後の差が出ることがあります。
正確な数字は、実際にアプリの「プラン」画面で確認してください。
無料版とSuperとの価格差
次に、Duolingo全体の料金と比べてMaxがどの位置づけなのかを整理します。
代表的なプランの年額は次のようなイメージです。
年額ベースで見ると、Duolingo MaxはSuperの約2〜2.5倍の価格帯です。
「広告なし・ライフ無制限」など、いわゆる快適機能だけならSuperで十分なので、料金差はほぼ「AI機能の分」と考えてよいです。
月払い同士で比べると、
となり、こちらもほぼ2倍以上です。
「毎月2,000円の差」をAI機能に払う価値があるかどうかが判断のポイントになります。
Max限定AI機能の内容
Maxは「Superの機能をすべて含んだうえで、さらにAI機能が追加されたプラン」です。
追加される主な機能は次の3つです。
それぞれ簡単に説明します。
スマート解説は、問題の横に「詳しい解説」ボタンが出て、AIがその場で文法や表現を説明してくれる機能です。
「なぜこれが間違いなのか」「他にどう言えるか」まで教えてくれるので、丸暗記ではなく理解で覚えたい人に向いています。
ロールプレイは、旅行・仕事・日常会話など約500本ものテーマから選んで、Duolingoのキャラクターと会話練習ができる機能です。
テキスト入力もしくは音声で返答し、数往復したあとに「ここはこう言うと自然」「この文法ミスがあった」とフィードバックが返ってきます。
リリーとビデオ通話は、Duolingoの人気キャラ「リリー」と本物のビデオ通話のように会話する機能です。
字幕がほとんど出ないので、耳と口だけでのやり取りになり、短時間でもかなり頭を使わされます。
最近は会話後のコーチング機能も追加され、「どこが良くて・どこを直すべきか」も教えてくれるようになりました(iOS優先で展開中)。
これら3つが、「Superとの価格差のほぼすべて」と言ってよい部分です。
つまり、会話練習と詳しい解説をどこまで重視するかが、Maxを選ぶかどうかの分かれ目になります。
AI学習の効果については、たとえば学研グループの解説でも「AIとの対話・ロールプレイがスピーキング力を伸ばす手段の一つ」と紹介されています。興味があれば以下も参考になります。
学研のAI英会話・Duolingo Max解説ページ

料金に見合う価値と向き不向き
ここからは、「Maxの料金に見合う価値がある人」と「そうでない人」を整理します。
自分の学習目的・レベルと照らし合わせて考えてみてください。
どんな人にMaxが向くか
結論から言うと、次のような人はMaxに向いています。
ロールプレイやビデオ通話は1回数分〜10分程度かかります。
週1回しかアプリを開かない人だと、せっかくの機能をほとんど使えません。
「ほぼ毎日ログインするつもりがあるか」が一つのチェックポイントです。
また、オンライン英会話や英会話教室に通うと、月1〜2万円になることも珍しくありません。
それに比べると、年払いMaxの月約1,900円はかなり安いです。
“話す練習の量”に対してお金を払う感覚で考えると、Maxはコスパが良いケースも多いです。
逆に、次のような人はMaxの必要性は低めです。
・とりあえず単語・文法のインプット中心でよい人
・予算が月1,000円以内に限られる人
・英会話の練習は、すでに他のAI英会話やオンライン英会話で十分やっている人
この場合は、Superまたは無料版+別サービスの方が合うこともあります。
レベル別の学習効果と限界
レベルによって、Maxから得られるメリットは少し変わります。
初心者(目安:英語A1前後)の場合は、ビデオ通話とロールプレイが「会話への恐怖心をなくす」効果が大きいです。
リリー側がかなりゆっくり話してくれたり、質問をかみ砕いてくれたりするので、「Yes/No+単語」レベルでも会話が成立します。
初級〜中級(A2〜B1)では、ロールプレイで日常会話のパターンを一通りこなしつつ、ビデオ通話で自分の表現の弱点がよく見えてきます。
たとえば「過去形がすぐ出てこない」「意見を言うフレーズが少ない」など、自分の穴がはっきりします。
中上級(B2〜)になると、Duolingo全体のレッスン難度が少し物足りないと感じる人も出てきます。
MaxのAI会話も良いトレーニングにはなりますが、「ネイティブの速い会話」「専門的な話題」まではカバーしきれません。
このため、「海外勤務レベルまで行きたい」「ネイティブとディベートしたい」といった高い目標に対しては、Maxだけでは足りないと考えておいた方が安全です。
Maxはあくまで「基礎〜中級レベルの会話力を作るための土台」として見るとバランスがよいです。
Maxのメリットとデメリット
メリットとデメリットを整理しておきます。
料金面だけを見ると高く感じますが、「アウトプット量」「心理的ハードルの低さ」という2点をどう評価するかで印象はかなり変わります。
人見知りで話す練習が進まない人ほど、Maxの価値は相対的に高くなります。

お得なプラン選びと契約注意点
ここでは、同じMaxでも「どう契約するか」でどれくらい金額が変わるか、またトライアルや解約で失敗しないためのポイントをまとめます。
年払いと月払いの損得
Maxの個人プランは、
という差があります。
1年フルで使うと、月払いは約53,880円なので、年払いとの価格差は3万円以上になります。
したがって、
・1〜2か月だけ試したい → 月払いでもOK
・3か月以上続けるつもり → 年払い一択
という感覚で問題ありません。
※途中解約しても、年払い分の残りが返金されることは基本的にありません(キャンペーンなど特別な場合を除く)。一年間使う前提で契約する意識が大切です。
ファミリープランのコスパ
ファミリープランは年額30,000円で、2〜6人まで同じ料金で使えます。
人数ごとに1人あたりの月額をおおまかに出すと次のようになります。
6人で使い切れれば、個人年払い(約1,900円/月)の1/4以下の単価です。
「家族+友だち」などで4人以上集められるなら、ファミリープランは非常に割安になります。
ファミリーのメンバーは必ずしも同居家族でなくてもよく、Duolingo上のフレンドを招待する形でも利用できます。
ただし、支払いは代表者1人にまとまって請求されるので、お金のやりとりは事前にルールを決めておくと安心です。
トライアルと解約の注意点
Duolingo Maxにも無料トライアルがあります。
期間は7〜14日が多いですが、1週間・3日など短い場合もあります。
トライアル中に解約すれば料金は発生しません。
注意したいのは次の3点です。
特にiPhoneの場合、「アプリを削除しただけでは解約にならない」点は要注意です。
App Storeのアカウント設定→サブスクリプションから、Duolingo Maxを選んで「キャンセル」をタップする必要があります。
また、すでにSuper Duolingoのトライアルを使ったことがある人でも、Maxのトライアルが出てくるケースもありますが、これはアカウントやキャンペーンによって異なります。
アプリに表示されている条件をよく確認してください。
二重課金や解約ルールに関する一般的な注意点は、総務省のサブスクリプション解説なども参考になります。
総務省「サブスクリプションサービス」案内ページ
最後に、SuperからMaxへアップグレードしたときの料金処理です。
年払いSuperの期間が残っている状態でMaxに切り替えると、残り期間分は日割りで返金されます。
実際に「残り約2か月分で7,757円が返金された」という例も報告されています。
この返金は、どこから課金したかによって戻り方が変わります。
・iOSアプリから加入 → Apple(App Store)経由で返金
・Androidアプリから加入 → Google Play経由で返金
・Webから加入 → クレジットカードなどWeb決済のルートで返金
となるため、返金メールの送り主がDuolingoではなくApple/Googleになる場合があります。
Superの残りがある状態でMaxに変えるときも、MaxとSuperの料金が二重で請求されることはないと考えて大丈夫です。

対応状況・他社比較・Q&A
最後に、対応言語やOSの違い、他社AI英会話との比較、料金まわりのよくある疑問をまとめます。
ここを押さえておくと、契約後の「こんなはずじゃなかった」をかなり減らせます。
対応言語とOSの注意点
Duolingo Maxは、すべての言語コースでフル機能が使えるわけではありません。
現時点でAI機能がしっかり対応しているのは、主に次のような言語です(日本語話者向け)。
一方で、ウクライナ語やアラビア語など一部の言語はMax非対応のままの場合があります。
この場合、MaxにしてもSuperと機能がほとんど変わらず、料金だけ高くなるので注意が必要です。
OSによる違いもあります。
2024年〜2025年にかけて、ほとんどの機能はAndroidにも追いついてきましたが、新機能はiOS先行で入る傾向があります。
たとえば、リリー通話の「会話後コーチング」はiOSから先に入り、Androidは後追いです。
また、同じ言語でも、
・ユニット内にビデオ通話が組み込まれているコース
・ロールプレイだけあるコース
・どちらもメニューからは起動できるが、通常レッスンにはまだ組み込まれていないコース
など、配置や作り込みに差があります。
トライアル中に、自分の「母語→学習言語」の組み合わせで、スマート解説・ロールプレイ・ビデオ通話が本当に使えるかを必ずチェックしましょう。
他社AI英会話との比較
Duolingo Maxとよく比べられるのが、TalkfulなどのAI英会話アプリです。
料金と特徴をざっくり比べると、次のイメージになります。
【Duolingo Max】
・年払い:月あたり約1,900円(個人)/約417円〜(6人ファミリー)
・強み:インプット+AI会話が1つのアプリで完結、ゲーム的で楽しく続きやすい
・弱み:会話シーンは主に日常会話まで、ビジネス・試験対策には弱い
【Talkful(例)】
・プレミアム1年プラン:月1,650円(年19,800円)
・プレミアムプラス1年:月2,483円(年29,800円)
・強み:AI英会話がほぼ話し放題、ビジネス・試験対策など場面指定が細かくできる
・弱み:単語・文法・リーディングなどの基礎トレーニングは自分で別に用意が必要
まとめると、
予算に余裕があれば、
「基礎〜中級作りはDuolingo Max」「ある程度話せるようになったらAI英会話を追加」
という2段構えもおすすめです。
料金まわりのよくある疑問
最後に、料金に関してよくある質問をQ&A形式で整理します。
Q1. 途中でMaxを解約したら返金されますか?
A. 年払いで途中解約しても、原則として残り期間分の返金はありません。
更新日まではMaxのまま使えて、その後無料版orSuperに戻るイメージです。
Q2. SuperからMaxにアップグレードすると二重でお金を取られますか?
A. いいえ。Superの残り期間分は日割りで返金され、新しくMaxの料金がスタートします。
二重請求にはならない仕組みです。
Q3. 無料トライアルだけ使ってやめても本当にお金はかかりませんか?
A. トライアル期間中にサブスクリプションを解約すれば課金はされません。
ただし、終了日を過ぎると自動で有料プランに切り替わるので、余裕を持って解約しておきましょう。
Q4. Web版でMaxに入るのと、アプリから入るのはどちらが安いですか?
A. キャンペーンやストア手数料の関係で、どちらが安いかは時期によって変わります。
一度、Web・iOS・Androidそれぞれで料金表示を見比べ、安い方を選ぶのがおすすめです。
Q5. 途中でファミリープランに切り替えられますか?
A. 可能です。ただし、個人プランの残り期間と料金処理が絡むので、切り替え手続きの画面でよく条件を確認してください。
新しくファミリープランを契約して、次回更新まで個人プランを使い切る形になるケースもあります。

まとめ
最後に、本記事のポイントをまとめます。迷ったときのチェックリストとして使ってください。
- Duolingo Maxの個人年額は約22,800円(月あたり約1,900円)、ファミリー年額は30,000円(6人利用なら1人あたり月約417円)
- MaxはSuperの約2〜2.5倍の価格で、その差は「スマート解説・ロールプレイ・リリーとのビデオ通話」というAI機能分だと考えてよい
- 短期利用なら月払いでもよいが、3か月以上続けるなら年払いの方が3万円以上お得になる
- ファミリープランは4〜6人でシェアすると、個人プランより圧倒的にコスパが良くなる
- Max対応言語(英語・スペイン語・中国語など)以外に対しては、料金に対するメリットがほぼないので注意
- SuperからMaxへのアップグレードでは残り期間が日割り返金され、二重課金にはならない仕組みになっている
- 無料トライアル中に「AI3機能が自分のコースと端末でちゃんと動くか」を必ず確認してから本契約する
- 初心者〜中級者の「会話の土台作り」にはMaxが非常に有効だが、ネイティブ並みを目指すなら他の学習手段との併用が前提になる
- 「総合学習+AI会話を一本化したい人」はMax、「すでに基礎があり会話だけを安くやり込みたい人」は他社AI英会話も候補になる
- 最後は「自分が何にお金を払いたいか(会話量・心理的ハードル・解説の質など)」をはっきりさせて選ぶことが大切
この記事を参考に、「無料/Super/Max」「他社AI英会話」の中から、自分の目的と予算に一番合う組み合わせを選んでみてください。
まずはトライアルで試し、自分にとって本当に価値があるかどうかを体感してから決めるのがおすすめです。

