英検の試験日は「年度」「第1〜3回」「一次・二次」「本会場・準会場」「A〜F日程」「A/B日程」など、用語が多く複雑に見えます。
ですがポイントさえ押さえれば、入試や学校行事とぶつからないように、無理のない計画を立てることができます。
この記事では、2025年度の英検試験日を中心に、一次・二次の具体的な日程、合否発表のタイミング、団体申込や海外会場(ニューヨーク)での試験日、そして「技術英検」との違いまでまとめて解説します。
- 英検の年度ごとの構成と「第1〜3回」の意味が分かる
- 2025年度の英検一次・二次試験日と合否発表日を一覧で把握できる
- 本会場・準会場・A〜F日程・A/B日程の違いと選び方が分かる
- 入試や学校行事から逆算して「どの回を受けるか」を決められる
英検の試験日と年度構成
まずは、英検が「年度の中でどう実施されているか」を整理します。ここを理解しておくと、2025年度だけでなく毎年の試験日を読み解きやすくなります。
年3回の検定回と概要
英検(実用英語技能検定)は、1つの年度の中で「第1回」「第2回」「第3回」の3回実施されます。
どの回も、一次試験(筆記・リスニングなど)を受けて合格した人だけが、二次試験(面接)に進む二段階方式です。
おおまかな時期は次の通りです。
同じ「第1回」でも、受け方によって日程が少し変わります。
一次試験には、個人で申し込む本会場と、学校や塾などで受ける準会場(団体実施)があり、それぞれで試験日が細かく分かれています。
準会場の一次試験は、A〜Fの6つの日程から、団体が1日だけ選んで実施します。
F日程は本会場と同じ日で、全国一律のタイムスケジュールです。
一次二次と合否発表時期
英検の1回分の流れは、次のようなイメージです。
一次試験の合否発表日は級や会場、実施形態によって細かく分かれますが、目安としては一次試験日から2〜3週間後にウェブ公開されることが多いです。
二次試験については、2025年度の場合、どの回も二次試験の約1週間後にウェブ合否公開、その約1週間後に成績表必着というサイクルです。
合否や成績表の到着タイミングは、入試出願の締切に直結します。
出願書類に「英検◯級合格証明書」や「CSEスコア」のコピーが必要な場合は、「二次試験日から少なくとも2〜3週間は余裕を見ておく」と考えると安心です。
※海外会場の場合は、郵便事情で成績表の到着が国内より遅れることがあります。
年度と実施年のずれ
英検では、「2025年度第3回」のように年度で検定回を表すため、第3回だけカレンダーの年とずれる点に注意が必要です。
2025年度を例にすると、次のようになります。
| 検定回 | 一次試験 | 二次試験 | 実施年 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 第1回 | 2025年5〜6月 | 2025年7月 | 2025年 |
| 2025年度 第2回 | 2025年9〜10月 | 2025年11月 | 2025年 |
| 2025年度 第3回 | 2026年1月 | 2026年3月 | 2026年 |
このように、「2025年度第3回」= 2026年1〜3月実施となります。
高校入試や大学入試で「2025年度までの英検結果を利用可」と書かれている場合、「2025年度第3回」も対象になるのか、要項をよく確認しましょう。
なお、正式な日程や年度の扱いは、日本英語検定協会の公式サイトで最新情報を確認してください。団体向けの日程概要は、日本英語検定協会(団体向け試験日程ページ)で公開されています。

2025年度の具体的な試験日
ここからは、2025年度の英検について、一次・二次試験日、合否発表日をできるだけ具体的に整理します。
学校や塾の予定表と見比べながら読んでみてください。
一次試験本会場の日程
まずは、個人受験で申し込む人が多い本会場の一次試験日から確認します。
本会場の一次試験日は、準会場のF日程と同じです。
2025年度の本会場一次試験は、次の通りです(国内)。
どの回も日曜日に実施されます。
本会場の場合は、申し込み時点で会場選択を行い、受験票で集合時間や教室を確認します。タイムスケジュールは全国一律で、級ごとに着席時間・開始時間・終了時間が決められています。
なお、一次試験の詳しい時間割(開始〜終了時刻)は、協会の「試験時間」ページで確認できます。
最新の情報は、日本英語検定協会公式・試験日程ページからもリンクされています。
準会場A〜F日程の違い
学校や塾などの団体が実施する準会場一次試験では、A〜Fの6つの日程から1日だけを選んで実施します。受験者が個人で日程を選ぶことはできません。
2025年度の一次試験(準会場)の日程は次の通りです。
第1回(2025年度)
第2回(2025年度)
第3回(2025年度)※実施は2026年
A〜C日程が第1週、D〜F日程が第2週という並びです。
中間テストや文化祭とぶつかりやすい学校は、金曜実施のA・D日程を避けたり、逆に土曜授業がない学校は土曜の日程を選んだりと、学校の事情に合わせて1つの候補日を選びます。
※準会場はA〜Fのうち1日程しか選べません。複数日に分散させることはできないので、学校行事や模試の予定と重ならないか、事前の確認が大切です。
二次試験A日程B日程
一次試験に合格すると、1級〜3級は二次試験(面接)を受けます。二次試験は本会場のみで、A日程とB日程に分かれます。
2025年度の二次試験日と合否公開は次の通りです(国内・団体向け日程)。
第1回(2025年度)
第2回(2025年度)
第3回(2025年度)※実施は2026年
A日程とB日程は、受験者が自由に選ぶのではなく、団体区分や受験方法によって自動で割り当てられます(詳しくは後述)。
海外会場は基本的にA日程に組み込まれます。
合否発表と成績表到着
合否発表のタイミングは、入試利用を考える上でとても重要です。
2025年度の二次試験については、どの回も次のようなサイクルになっています。
たとえば「第2回・B日程」の場合、11月16日(日)に二次試験、11月25日(火)にウェブ合否、12月2日(火)までに成績表が届く予定です。
高校入試の推薦出願などで「11月末〜12月初めに英検の証明が必要」というケースでは、第2回二次B日程までに合格していると、書類に間に合わせやすくなります。
ただし、郵便事情や天候などで、成績表の到着が1〜2日ずれることもあります。
大切な出願が控えている場合は、ウェブ合否で早めに確認しつつ、余裕をもって回を選ぶようにしましょう。

受験回と日程の選び方
ここからは、「どの回を、どの日程で受けるか」を決めるポイントを整理します。
本会場か準会場か、学校か塾か、入試との関係などを一つずつ確認していきましょう。
本会場と準会場の違い
英検の一次試験は、「本会場」と「準会場」で性質がかなり違います。違いを知っておくと、自分に合った受け方を選びやすくなります。
本会場の主な特徴は、次の通りです。
・自分でインターネットから申し込みやすい
・会場や時間割は全国でほぼ共通
・家族や友だちと別々に申し込んでも同じ会場になるとは限らない
準会場の主な特徴は、次の通りです。
・学校や塾の先生が申し込みや案内をまとめてくれる
・クラスメイトと同じ教室で受けられることが多い
・日程や会場は団体が決めるので、個人では変更しにくい
特に重要なのは、準会場ではA〜Fのうち1日程だけ実施という点です。
もしどうしてもその日に部活の大会や受験がある場合は、本会場で受ける、別の検定回に回すなどの調整が必要になります。
入試から逆算した回の選択
入試で英検を使いたい場合、「いつまでに合格しておくか」を最初に決めると計画が立てやすくなります。
ここでは、中3生と高3生の代表的なケースを考えてみます。
たとえば高校入試の場合、多くの都道府県で推薦や私立専願の出願が11〜12月ごろ、一般入試が1〜2月ごろに行われます。
このとき、次のような逆算ができます。
・11月の推薦出願に使う → 中3の第1回か第2回で合格しておく
・2月の一般入試に使う → 中3の第2回か、第3回二次A日程(3月1日)はギリギリの場合もある
大学入試(共通テスト利用型や総合型選抜など)では、出願締切がさらに早く、9〜11月ごろにかかることも多いです。
その場合、高2のうちに目標級を取っておくと、高3の夏〜秋に入試対策に集中しやすくなります。
入試での英検利用は、大学や高校によって条件や締切が大きく違います。
必ず各校の募集要項を確認し、その締切から逆算して「どの検定回・どの日程までに結果が必要か」をはっきりさせてください。
学校塾の団体申込の流れ
学校や塾で英検を実施する先生にとっては、団体申込のスケジュール管理がとても重要です。
ここでは、2025年度を例に、団体申込の基本的な流れをまとめます。
2025年度の団体申込期間は、ざっくり次のようになっています。
・第1回:2025年3月24日(月)〜5月2日(金)
・第2回:2025年7月1日(火)〜9月8日(月)
・第3回:2025年10月31日(金)〜12月15日(月)
書店経由で申し込む場合は、さらに早い締切(書店受付日・書類必着日)が設定されています。
実務上は、これより1〜2週間早めに「校内締切」を決めておくと、集金や名簿作成のトラブルを防ぎやすくなります。
団体申込の詳しい流れや必要書類、申込資材の注文方法などは、英検公式サイト(団体申込案内)で最新情報を確認してください。
障がい配慮や海外受験
視覚・聴覚などの障がいがある方や、海外在住の方が英検を受験する場合は、選べる日程にいくつかルールがあります。
準会場での一次試験については、受験上の配慮が必要な方や海外会場での受験は、原則D・E・F日程に限定されています。
そのため、学校や塾がA〜C日程だけを選んでしまうと、配慮を必要とする受験者が受けられない可能性があります。
海外本会場(例:ニューヨーク)では、一次・二次試験の日程が日本国内とほぼ同じ流れで設定されていますが、すべて現地時間で表示されます。
ニューヨーク会場の2025年度の例は次の通りです。
二次試験を日本国内で受験する特別なケースでは、別途手続きや日程の案内があります。
必ず海外会場専用ページや「受験上の配慮について」の案内を読み、早めに問い合わせるようにしましょう。

他検定との比較と注意点
「英検」と検索すると、ときどき「技術英検」など別の検定の情報も混ざって表示されます。
ここでは、一般的な英検との違いや、試験日を確認する際の注意点をまとめます。
技術英検との違いと日程
「技術英検」は、日本英語検定協会が実施する一般的な英検とは全く別の検定です。
正式には「技術英語能力検定」といい、主に技術文書や理工系分野の英語力を試す検定です。
試験形式や日程サイクルも、大きく異なります。
技術英検のCBT試験(コンピュータ受検)は、2級・3級を対象にほぼ通年で受験できます。
PBT試験(筆記試験)は、プロフェッショナル〜3級までが対象で、年に数回、土日を中心に実施されています。
たとえば直近のPBT試験では、2026年1月10日(土)に第140回試験が予定され、申込期間は2025年10月24日〜12月5日、合否発表は2026年2月13日となっています。
このように、「年3回・第◯回」という表現ではなく、「第140回・第141回…」と回数を数える点も一般的な英検と違います。
「技術英検 試験日」と「英検 試験日」は、公式サイトも別です。
技術英検の情報は、技術英検公式サイト(日本能率協会グループ)で確認してください。
よくある誤解と注意点
英検の試験日を調べるときに、よく起こりがちな誤解や勘違いを整理しておきます。
次のポイントを意識して確認すると、混乱を防ぎやすくなります。
また、インターネット上には、過去年度の試験日情報や、予想に基づいた非公式なカレンダーも多く出回っています。
特に注意したいのは、次のようなケースです。
・「2024年度の例からすると…」と書かれた予想日を、そのまま2025年度の日程だと思い込んでしまう
・個人向け日程と団体向け日程(学校用)を混同してしまう
・技術英検や英検S-CBTなど、別形式の検定の日程を一般的な英検と勘違いしてしまう
試験日が1日ずれるだけで、入試出願に間に合わないこともあります。
必ず年度・検定回・形式(通常英検か/S-CBTか/技術英検か)を確認しながら、情報を見てください。
公式情報での最終確認
この記事では、2025年度の日程をもとに英検の試験日全体像を整理しましたが、実際に申し込む前には、必ず公式サイトで最新の実施要項を確認してください。
特に次のような情報は、毎年度更新されることがあります。
また、二次試験のA/B日程の具体的な振り分けや、日程変更の可否・方法も、検定回ごとに案内ページが用意されています。
「この年度の、この検定回で、自分はどの日程になるか」を正確に把握するには、受験票の記載や公式のお知らせを最後までチェックすることが重要です。
インターネット記事やSNSの情報は参考になりますが、最終的な判断は必ず「日本英語検定協会公式サイト」と、受験する学校・塾や志望校の募集要項に基づいて行ってください。

まとめ
最後に、英検の試験日と選び方について、この記事の要点をまとめます。計画を立てるときに、ここだけ見返しても分かるように整理しました。
これらのポイントを押さえておけば、英検の試験日に振り回されることなく、入試や学校生活と両立しやすい受験計画を立てられます。
自分と家族、そして学校や塾の予定をカレンダーに書き出しながら、「どの回・どの日程」を受けるかを、早めに話し合って決めておきましょう。

