海外旅行の準備をしていると、チケットやeSIMが安く見つかる「Klook(クルック)」が気になる人は多いと思います。
一方で、「返金されない」「サポートがひどい」という評判もあり、本当に使っていいのか迷いますよね。
この記事では、実際の口コミや体験談、会社情報をもとに、Klookの「安全性」と「上手な使い方」をできるだけわかりやすく整理します。
安くて便利な面と、トラブルになりやすい落とし穴の両方を具体的に解説するので、「自分はどこまでKlookを使っていいか」が判断しやすくなるはずです。
- Klookが「怪しいサービス」ではないかどうかの判断材料がわかる
- 良い評判・悪い評判が出る具体的な理由と典型トラブルが理解できる
- 安全かつお得に使うためのチェックポイントと予約手順がわかる
- ジャンル別・他社比較で「自分がKlookを使うべきか」が判断できる
Klookの評判と結論
まずは、「Klookは安全なのか」「おすすめできるのか」という全体の結論から整理します。
ここでは、サービスの印象・評判の傾向・向き不向きを先に押さえ、そのあとで理由を詳しく見ていきます。
Klookは安全か怪しいか
結論から言うと、Klookは「怪しいサイト」ではなく、世界的にも大きな旅行予約プラットフォームです。
ただし、「日本の大手旅行会社と同じレベルのサポート」を期待するとギャップがあり、そこが悪い評判の原因になっています。
主な安全材料は次の通りです。
これらから、いわゆる「個人が細々とやっている怪しいサイト」ではなく、資本力も実績もある企業だとわかります。
海外オンラインサービスですが、日本の公的な業界団体(日本旅行業協会)にも所属している点も安心材料です。
一方で、日本法人の電話番号が公開されておらず、トラブル時はチャットやメール頼みになります。
このため、消費生活センターからの電話によるあっせんが難しく、「大手なのに相談しづらい」という弱点があります。
※「安全=トラブルが起きない」ではありません。
ルールを理解せずに使うと、返金やサポートで大きく時間と労力を取られる可能性があります。
良い評判と悪い評判の傾向
Klookの口コミは、きれいに二つに分かれます。
多くの人は「安くて便利」「特に問題なかった」と感じている一方で、少数ながら「トラブル時が本当に大変」「二度と使わない」という声もあります。
良い評判の内容は、主に次のようなものです。
一方、悪い評判で多いのは次のような内容です。
つまり、「予定通りに使えた人」には高評価、「イレギュラーが起きた人」には低評価になりやすいサービスだといえます。
利用を勧める人と勧めない人
Klookは「誰にでもおすすめ」ではありません。
向き・不向きがはっきりしているので、自分がどちら側かを先に確認しておくと安心です。
おすすめできるのは、次のような人です。
逆に、あまり勧めないのは次のような人です。
・直前まで予定が変わりやすく、キャンセル前提で予約したい人
・サポートにすぐ電話して相談したい人
・旅行にあまり慣れておらず、条件を自分で読み解くのが不安な人
・家族旅行などで高額な出費が一度にかかり、「絶対に失敗したくない」人
こうした人は、少し高くても日本の大手旅行会社や日本向けに特化したサービスを選んだ方が、トータルでは安心です。

Klookの仕組みと評判の理由
ここからは、Klookという会社の成り立ちや、日本での位置付け、そして悪い評判が出やすい理由をもう少し詳しく見ていきます。
「なぜトラブルになるのか」を知っておくと、自分で避けやすくなります。
会社概要と日本での位置付け
Klookは、香港で生まれた旅行・アクティビティ予約サイトです。
空港列車、テーマパークチケット、現地ツアー、eSIM、ホテルなど、旅に関わるさまざまな商品をまとめて扱っています。
日本では「Klook Travel Technology合同会社」という日本法人を通じてサービスを提供しており、日本旅行業協会(JATA)にも加盟しています。
この協会は、旅行会社のトラブル対策やルール作りを行う業界団体で、会員企業一覧は日本旅行業協会(JATA)の公式サイトから確認できます。
また、Klookはソフトバンクから約300億円規模の出資を受けており、2020年代に入ってからも大きな資金調達を続けています。
コロナ禍で旅行業界が打撃を受けた時期にも売上を回復させ、2022年には前四半期比300%超の成長を記録するなど、規模としては世界的なプレイヤーです。
ただし、日本でのサポート体制は「完全に日本企業レベル」とは言えません。
特徴を整理すると、次のようになります。
つまり、会社としては大手で信頼できるが、サポート体制は「海外仕様」のままと考えた方が現実的です。
悪い評判が起きる典型パターン
ネット上で「Klookはヤバい」「返金されない」といった強い表現の口コミが出るのは、多くの場合、いくつかの典型パターンに当てはまっています。
代表的なパターンは次の通りです。
たとえば、キャンセル可のプランでも、返金されるまで数週間〜数か月かかるケースがあります。
日本の大手旅行会社や航空会社のように「すぐ返金される」と思っていると、「遅い=返金されない」と感じやすくなります。
また、香港ディズニーのチケットでは、「お得パック」は年パスへのアップグレードができない、という重要な条件がページ下部の「追加情報」にだけ小さく書かれていた事例がありました。
このように、注意書きがわかりにくい表示仕様が、実際の損失につながっているケースがあるのも事実です。
口コミが二極化する背景
Klookの口コミが「最高」「二度と使わない」に分かれやすい理由は、サービスの性質とユーザー側の期待のギャップにあります。
Klookは、LCC(格安航空会社)に近い考え方のサービスです。
・余計なコスト(電話サポート、日本式の細かいケア)は削る
・そのぶん、「条件を理解してくれる人」には安く提供する
という発想で動いています。
そのため、
・条件をよく読み、予定通りに利用できた人 → 「安くて便利。また使いたい」
・条件を十分に理解しないまま購入し、予定変更やトラブルが起きた人 → 「サポートが冷たい。最悪」
という、はっきりした差が出やすいのです。
さらに、海外サービス特有の事情として、消費者庁など日本の公的機関が介入しにくい点もあります。
日本法人の電話番号が公開されていないため、「消費生活センターから事業者に電話して調整する」という王道パターンが使えず、解決までに時間がかかりがちです。
このように、「自己責任で安さを取りに行く人」には高評価、「日本式の安心を求める人」には低評価という構図が、口コミの二極化を生んでいます。

安全かつお得に使うコツ
ここからは、実際にKlookを使うときに「トラブルを避けつつ、しっかり得をする」ための具体的なコツをまとめます。
予約前に確認すべきポイント、クーポンの実態、キャンセル・返金で失敗しないコツを順番に見ていきます。
予約前に確認すべきポイント
Klookを安全に使うために、予約前に必ずチェックしたいポイントは、次の4つです。
まず、商品ページの「キャンセルポリシー」を必ず読みます。
・キャンセル不可
・◯日前まで全額返金
・それ以降は何%返金
など、細かく書かれているので、「少しでも予定が動く可能性があるか」を自分に問い直しましょう。
次に、ページの一番下にある「追加情報」や「重要情報」の欄を必ず確認します。
ここに、次のような重要な制約が隠れていることがあります。
・香港ディズニーの年パスにアップグレードできない
・特定の時間帯のみ利用可
・特典付きチケットは通常チケットと扱いが異なる
特にテーマパークや「お得パック」商品では、「ほんの少し安くなる代わりに、大きな自由度を失う」条件が付いていることがあります。
必ず、ページの最上部から最下部まで一度スクロールして読み切る癖をつけましょう。
クーポンとセールの実態
Klookの魅力の一つがクーポンやセールですが、「仕組みを知らないと、思ったほどお得にならない」ことも多いです。
ここでは、よくある勘違いと、現実的なお得度を整理します。
まず、15%OFFなど割引率が大きく見えるクーポンには、ほぼ必ず「割引額の上限」があります。
多いパターンは、上限500円〜2,000円程度です。
たとえば「15%OFF・上限500円」で1万円の商品を買っても、割引額は500円までです。
また、「取得はできたのに、決済画面で使えない」というケースもあります。
・クーポンがすでに予定枚数に達していた
・対象外の商品だった
といった理由で、「カートに入れて決済直前でエラー」が起きることがあります。
さらに、大幅割引セール(ほぼタダに見えるレベル)は、ごく少数の在庫しかなく、「取得した瞬間に売り切れ」という声も多く見られます。
通信環境が良くても1秒で消えるようなセールは、精神的な負担の方が大きいかもしれません。
クーポンを狙うときは、次のような使い方が現実的です。
インフルエンサーが紹介する3〜5%OFFのコードは、「新規会員限定」であることも多く、公式の新規割の方が割引率が高い場合もあります。
「とにかくクーポンコードを集める」のではなく、「自分の条件で一番割引額が大きいものはどれか」を落ち着いて選ぶことが大切です。
キャンセルと返金条件の注意点
Klookでトラブルになりやすいのが、キャンセルと返金です。
ここを正しく理解しておくと、「返金されない」という事態をかなり防ぐことができます。
まず大前提として、Klookの商品は「キャンセル不可」が珍しくありません。
特に、セール品や「お得パック」、テーマパークチケット、期間限定キャンペーン商品はキャンセル不可のことが多いです。
キャンセル可のプランでも、
・何日前まで全額返金か
・その後は何%返金か
・ノーショー(当日行かなかった場合)の扱い
などが細かく決められています。
このため、「とりあえず押さえて、ダメならキャンセルすればいい」という感覚で予約するのは危険です。
さらに、返金のスピードにも注意が必要です。
クレジットカード会社を経由する関係もあり、「返金可」と書かれていても、実際に口座に反映されるまで数週間〜数か月かかるケースがあります。
日本の感覚で「数日で返ってくるはず」と期待すると、ストレスが大きくなります。
対策として、次の手順をおすすめします。
また、チャットサポートに問い合わせるときは、長文を一気に送らず、短い文をこまめに送ると回線が切れにくくなります。
会話が途中で切れた場合は、「前回のチャットの続きから対応してほしい」と必ず書き添えましょう。

ジャンル別の向き不向きと比較
最後に、「どのジャンルならKlookを積極的に使ってよいか」「どこから先は慎重になるべきか」を整理します。
あわせて、KKdayや日本の大手旅行会社との違いも見ていきましょう。
ジャンル別のおすすめ度
Klookは、ジャンルによって「安心して使いやすいもの」と「条件をかなり読み込む必要があるもの」が分かれます。
一覧にすると、次のようなイメージです。
| ジャンル | おすすめ度 | コメント |
|---|---|---|
| eSIM・通信 | 高 | 安くて便利。複数の体験談で高評価。直前でも購入しやすい。 |
| 空港列車・交通チケット | 高 | 香港・台湾・韓国などで実績多く、口コミも豊富。 |
| 現地ツアー(定番コース) | 中〜高 | 価格と内容のバランスがよく、日本語ガイド付きも多い。 |
| テーマパーク通常チケット | 中 | 安く買えるが、キャンセル不可が多い。日程固定なら◎。 |
| テーマパークお得パック | 低〜中 | 年パスアップグレード不可など条件が複雑で、読み落とすと損をしやすい。 |
| ホテル予約 | 低 | トラブル時にKlookがホテルへ積極的に動かない事例あり。ホテルは他社の方が安心度高め。 |
特におすすめなのは、eSIMと空港列車・交通チケットです。
価格差がわかりやすく、利用方法もシンプルで、口コミ件数も多いため、「外れ」を引きにくいジャンルです。
一方、ホテルと「お得パック」は、少しの割引の代わりに大きなリスクを背負うことがあります。
高額な家族旅行や、ホテルの快適さが旅の満足度を左右するようなケースでは、日本の大手旅行会社やホテル公式サイトの方が安心です。
香港ディズニーなどの注意点
香港ディズニーランド(HKDL)のチケットは、Klookでも人気商品です。
しかし、「少しお得なパック」を選ぶと、あとから大きく損をすることがあります。
よくあるのが、「◯デーチケット+ミールクーポン」「◯デーチケット+バウチャー」といったセット商品です。
一見すると「500円くらいの追加で、1,000円分のクーポンが付く」ように見えることがあります。
ところが、こうしたセット商品には、ページ下部の「追加情報」に、
・このチケットは年パスへのアップグレード不可
・一部の特典や割引の対象外
といった制約が小さく書かれていることがあります。
年パスへのアップグレードを前提にしている場合、これは致命的です。
実際に、「年パスにアップグレードして長く楽しむつもりだったのに、Klookのお得パックを買ったせいでアップグレードできず、別途年パスを買い直すことになった」という体験談もあります。
このケースでは、「500円得するために、年パスのメリットという何万円分もの価値を失った」と強い後悔が残りました。
香港ディズニーに限らず、テーマパークで
・年パスへのアップグレードを考えている
・現地で別の割引や特典の利用を検討している
といった場合は、「お得パック」ではなく「シンプルな通常チケット」を選んだ方が安全です。
少しの割引のために、後から大きな制約に縛られるのは本末転倒になりかねません。
KKdayや大手旅行社との比較
最後に、Klookとよく比較される「KKday」と、日本の大手旅行会社(HIS・JTBなど)の違いを簡単に整理します。
ざっくりとした位置付けは次の通りです。
特にホテルについては、Klook経由でトコジラミ疑惑が出た際、「Klookはホテルにほとんど動いてくれず、結局自分でホテルに連絡して解決した」という体験談があります。
このように、トラブル時の調整役としては、日本の大手旅行会社の方が圧倒的に頼りになります。
一方、空港列車やeSIM、定番の現地ツアーなど、内容がシンプルな商品では、KlookやKKdayが価格・選択肢の面で有利です。
「移動や通信など、多少のトラブルがあっても自分で何とかできる部分」はKlook、「宿や高額チケットなど、失敗できない部分」は大手旅行会社と使い分けるのが現実的です。
自分に合うサービスを選ぶときの目安は、
・安さと選択肢を最重視する → KlookやKKdayを積極活用
・日本語サポートと安心感を最重視する → 日本の大手旅行会社中心
・両方のバランスを取りたい → ジャンルごとに使い分け
というイメージで考えると整理しやすくなります。

総括
最後に、この記事全体の要点をまとめます。
ここだけ読み返せば、「自分がKlookをどう使うべきか」のイメージをすぐに思い出せるはずです。


