この記事では「改訂版 必携 英単語 LEAP Basic」の中身やレベル、単語一覧のイメージ、効率のよい使い方までをまとめて解説します。
実際の全単語リストを丸ごと掲載することはできませんが、どのPartにどんな単語がまとまっているかを具体例つきで説明し、「単語一覧を俯瞰したイメージ」を持てるようにします。
共通テストを目指す高校生や、その指導をする先生が、「この1冊でどこまでできるのか」「上位版LEAPや他の単語帳とどのように違うのか」を判断できるようにすることがゴールです。
- LEAP Basicのレベル・収録語数・構成がわかる
- Part別の単語傾向から「単語一覧」の全体像をつかめる
- 共通テスト対策としての到達レベルと使い方がわかる
- 上位版LEAPや他の単語帳との比較・選び方の軸が理解できる
LEAP Basicの概要とレベル
まずはLEAP Basicがどんな英単語帳なのか、レベルや収録語数、価格などの基本スペックから整理します。
どの学年・どのレベルの学習者に合うかがわかると、購入判断や学習計画が立てやすくなります。
対象レベルと到達目標
LEAP Basicは、共通テストの基礎〜標準レベルを1冊でカバーすることをねらった英単語帳です。
メインの対象は、高1〜高2の標準レベルの生徒ですが、「共通テストの英語を安定して読み切りたい高3生」にもそのまま使える内容です。
レベル感をもう少し具体的に言うと、次のようなイメージです。
つまり、LEAP Basicの到達目標は「共通テストの英語で語彙が原因の失点をほぼなくす」ことです。
難関大志望の場合は、まずLEAP Basicでこのラインを固めてから、上位版LEAPや別の上級単語帳で語彙を増やしていく形が現実的です。
収録語数と付録内容
LEAP Basicのボリュームは、次のように整理できます。
合計すると、およそ1,900語+カタカナ語100語に触れられる設計です。
共通テストレベルの英語であれば、1冊で必要十分と言えるボリュームです。
巻末の+200語は、「本編で扱うほどではないが、知っておくと読解が楽になる単語」が中心です。
たとえば環境、医療、テクノロジーなど、共通テストの長文テーマでよく出る語が多くなります。
見返しのカタカナ語100語は、「リスク」「システム」「コンセプト」のように、意味はなんとなくわかるけれど、英語としてきちんと押さえていない語をまとめています。
カタカナ語は、実は入試の会話文や資料読解でよく出るので、ここを押さえておくと得点が安定しやすくなります。
判型ページ数価格など
LEAP Basicの基本スペックは次の通りです。
| 書名 | 改訂版 必携 英単語 LEAP Basic |
|---|---|
| 著者 | 竹岡 広信 |
| 判型 | B6変型判(持ち運びしやすい小さめサイズ) |
| ページ数 | 488ページ |
| 価格 | 本体980円+税(税込1,078円) |
| ISBN | 978-4-410-14433-2 |
B6変型判で488ページという構成なので、「かばんに入れて毎日持ち歩けるが、情報量も十分」というバランスです。
紙の分量が多い分、スマホ連携の音声・動画・ドリルと組み合わせることで、「調べるのは本、反復はスマホ」という使い方がしやすくなっています。
なお、教育課程や入試制度は数年ごとに更新されます。
最新の入試動向や学習指導要領については、文部科学省などの公式情報もあわせて確認しておくと安心です。
たとえば 文部科学省の学習指導要領関連ページ(mext.go.jp) では、高校英語で重視される力の変化や、4技能化の流れなどが紹介されています。

構成と単語一覧のイメージ
ここでは、LEAP BasicのPart構成や「発信語彙・受信語彙」の考え方、各Partにどんな単語がまとまっているかを解説します。
実際の単語一覧をそのまま載せることはできませんが、「このPartにはこういうタイプの単語が並んでいる」というイメージをつかめるようにします。
Part構成と役割整理
LEAP Basicの最大の特徴は、4技能を意識したPart構成です。
大きく分けると、次のような設計になっています。
Part1は、「話す・書く・読む・聞く」のすべての土台になる基本語彙です。
中学の復習もかねた超頻出語が中心で、たとえば「get」「make」「take」などの動詞や、「way」「case」のような多義語がていねいに扱われます。
Part2・3は、スピーキング・ライティングで「自分から使える」ようになってほしい語です。
たとえば opinion(意見), improve(改善する), reduce(減らす)など、「自分の考えを説明するときに役立つ語」が多くなります。
Part4・5は、リーディング・リスニングで「見て(聞いて)意味がわかればよい」受信語彙が中心です。
たとえば climate(気候), species(種), refugee(難民)など、共通テストの長文テーマでよく出るが、日常会話で自分からはあまり使わない語が多く収録されています。
発信語彙と受信語彙の違い
LEAP Basicでは、単語を「発信語彙(Active)」と「受信語彙(Passive)」に分けて考えています。
これは、4技能をバランスよく伸ばすために、とても重要な考え方です。
発信語彙は、「自分で話す」「自分で書く」ときに、口から・ペンから自然に出てきてほしい単語です。
たとえば「agree(賛成する)」「suggest(提案する)」のように、自分の意見や考えを表現するときに必ず使う語が多く含まれます。
一方、受信語彙は、「読んだり聞いたりしたときに意味がわかればよい」単語です。
ニュースや評論文、科学系の長文で出てくる語が中心で、「見れば意味はわかるけど、自分ではあまり使わない」というポジションになります。
学習戦略としては、
「発信語彙はスペルと意味をしっかり覚え、できれば例文ごと口に出せるようにする」
「受信語彙は、スペルにこだわりすぎず、意味と品詞、よく一緒に出る語を押さえる」
と使い分けると、学習効率が上がります。
その設計を単語帳の構成レベルから意識しているのが、LEAP Basicの強みです。
各Partの単語傾向一覧
「単語一覧」をそのまま載せることはできませんが、各Partがどんなジャンル・レベルの単語で構成されているかを、イメージしやすいように整理します。
まずPart1「Basic Vocabulary & Idioms」は、次のような単語が中心です。
Part2・3「Active Vocabulary」では、テーマ別に「意見を述べる」「理由を説明する」ときに便利な語が多くなります。
たとえば agree, disagree, improve, increase, reduce, influence, affect, avoid など、「自分の考えを論理的に話す・書くための単語」がまとめられています。
Part4・5「Passive Vocabulary」では、長文のテーマ別に単語が並ぶイメージです。
例としては、
といった単語が、例文や用法とともにまとめられています。
このように、Partごとに扱う単語の性格がはっきりしているので、「今はどの力を伸ばしているのか」を意識しながら学習を進めることができます。

LEAP Basicの使い方と勉強法
ここからは、LEAP Basicをどう使えば共通テストレベルの語彙を効率よく身につけられるかを、学習者向け・共通テスト対策・教員向けに分けて説明します。
具体的な学習ステップを決めてから取り組むことで、途中で挫折しにくくなります。
学習者向け学習ステップ
LEAP Basicを使うときは、次のような流れがおすすめです。
Step1では、1日20〜30語を目安に進めると、約2〜3か月で1周できます。
この段階では「完璧に覚える」ことよりも、「1冊を通して最後まで行くこと」を優先してかまいません。
ざっと2周して、「見たことがある単語」「覚え切れていない単語」を分けられるようにするのが目標です。
Step2では、Active語彙を重点的に覚えていきます。
ここは発信語彙なので、意味+スペル+例文の中での使い方までセットで覚える意識を持ちましょう。
余裕があれば、例文を音読したり、ノートに日本語だけ書いて英作文してみたりすると定着が一気に高まります。
Step3では、Part4・5の受信語彙を、学校や模試の長文とリンクさせて覚えていきます。
単語帳だけでなく、実際の長文中で出会うたびにチェックし、「これはLEAP Basicのどのページに載っていたか」を意識してひとつひとつつぶしていくと効果的です。
最後にStep4として、巻末付録+カタカナ語をざっと2周しておくと、「知らなかったせいで取りこぼす単語」をかなり減らすことができます。
時間がない場合は、ここは「一度目を通すだけ」でも構いません。
共通テスト対策への活用
共通テストの英語は、長文の量が多く、語彙力が得点に直結します。
LEAP Basicを使うときのポイントは、「単語帳だけで完結させない」ことです。
具体的には、次のサイクルを回すと効率がよくなります。
この「単語帳 ⇔ 実戦問題」を行き来する動きを、模試や過去問演習のたびにくり返すことで、語彙が「使える形」で身についていきます。
共通テストレベルであれば、LEAP Basicを2〜3周し、知らない単語がほとんどない状態まで持っていければ十分です。
難関大志望者は、この状態を高2〜高3の早い時期に作り、そのうえで上位版LEAPや他の上級単語帳に進むとよいでしょう。
教員による授業活用法
教員の立場から見ると、LEAP Basicは「授業と小テストを組み合わせやすい単語帳」です。
Part構成とデジタル連携が明確なので、年間計画や定期テスト計画に組み込みやすいのがメリットです。
たとえば、次のような使い方が考えられます。
数研テストマスターやForms用データを使えば、授業ごとの小テスト作成の負担を大きく減らせます。
特にGoogleフォーム形式でのテスト配信は、採点の自動化にもつながるため、大人数クラスでも運用しやすくなります。
また、LEAP Basicは語源やニュアンスの解説が充実しているので、授業中に「なぜこの意味になるのか」を説明しやすい構成になっています。
丸暗記が苦手な生徒でも、「意味のつながり」を意識させながら指導できる点が、他の単語帳にはない強みです。

比較情報とデジタル連携
最後に、LEAP Basicと上位版LEAPや他の単語帳との違い、そして音声・動画・テストといったデジタル連携について整理します。
どのレベルまで英語を伸ばしたいかによって、「どの1冊を軸にするか」が変わってきます。
上位版LEAPとの違い
LEAP Basicには、難関大レベルの語彙までは入っていません。
そこを補うのが、上位版の『必携 英単語 LEAP』です。
両者の関係は、次のように整理できます。
進路別のおすすめとしては、
・共通テストまでで十分/中堅私大志望:LEAP Basicを完璧にする。
・共通テスト+国公立中堅レベル:LEAP Basicを終えたうえで、上位版LEAPの必要箇所を追加。
・旧帝大・早慶など難関大志望:高2までにLEAP Basicを仕上げ、高3では上位版LEAPをメインにする。
という形がわかりやすいでしょう。
また、LEAPシリーズ全体のコンセプトやラインナップは、公式サイトで随時更新されています。
出版社や教材に関する最新情報は、教育関連の公的機関や学校のサイトとあわせて確認すると安心です。
たとえば、大学入試センター試験から共通テストへの移行に関する情報などは、大学入試センター公式サイト(dnc.ac.jp) で整理されています。
他単語帳との比較視点
LEAP Basicと他社の共通テスト向け単語帳を比べるときのポイントは、次の3点です。
LEAP Basicの強みは、
・発信語彙/受信語彙を分けて4技能を意識した構成になっていること。
・語源・語呂・ニュアンスの解説があり、「なぜその意味になるのか」がわかりやすいこと。
・数研テストマスターやFormsデータなど、授業導入を前提にしたテスト連携がしやすいこと。
です。
一方で、「とにかく語数が多い上級単語帳」と比べると、難関大の長文でしか出ないような超上級単語はあえて削られています。
そのため、最初の1冊としては非常にバランスがよい反面、「東大・京大の英語長文で出るような超難語」まで1冊でカバーしたい人には、上位版や別の単語帳との併用が必要になります。
音声動画テストの使い方
LEAP Basicは、QRコードからアクセスできるデジタルコンテンツが充実しています。
主な内容は次の3つです。
音声データは2025年12月下旬以降順次公開、解説動画やドリル問題も2026年春〜初夏にかけて順次公開予定と案内されています(数研出版公式情報より)。
紙の単語帳と合わせて、スマホで「耳と目」を使った反復学習ができるのが大きな利点です。
また、以前は「数研Library」というサービス内で提供されていた「LEAP/LEAP Basic 単語・用例 一問一答テスト」が、サービス終了後も別の形で利用できるように代替コンテンツが公開されています。
2024年10月11日に、数研出版の案内ページでそのことが紹介されています。
教員向けには、数研テストマスターのデータや、Googleフォーム/Microsoft Forms用データも2026年前後に順次公開予定です。
これにより、紙の小テストだけでなく、オンラインテストの自動採点も簡単に実現できます。
※コンテンツの公開時期や利用方法は変更される可能性があります。必ず数研出版公式サイトの最新情報を確認してから利用してください。

総括
最後に、LEAP Basicの特徴と、この記事で押さえておきたいポイントをまとめます。
単語帳選びや学習計画の見直しに役立ててください。

