「シス単5訂版の単語を一覧で見たい」「Excelに入れてテストを作りたい」「一覧だけで勉強しても大丈夫なのか知りたい」という人は多いです。
この記事では、システム英単語(シス単)5訂版の一覧データの概要と入手先、Excelでの活用法、そして一覧だけで学ぶリスクや著作権上の注意点までをまとめて解説します。
シス単をすでに持っている人も、これから使う予定の人も、「一覧データの正しい立ち位置」が分かるようになります。
- シス単5訂版一覧データの内容と入手先が分かる
- 学習者・教員それぞれのおすすめ活用法が分かる
- Excelでの取り込みと自作テスト作成の流れが分かる
- 5訂版の改訂点と著作権上の注意点が理解できる
シス単一覧データの概要
まずは「シス単 一覧」と検索したときに、どのようなデータが手に入るのかを整理します。
公式の単語帳そのものではなく、「No/英単語/日本語訳」だけを抜き出した補助的なリストだという点を押さえておきましょう。
シス単5訂版の基本情報
システム英単語5訂版は、駿台文庫が出している大学受験用の定番単語帳です。
センター試験(共通テスト)〜難関大学レベルまでをカバーしていて、収録語数はおよそ2,000語強です。
レベルごとに章が分かれていて、Basic〜標準〜難単語〜発展と、段階的に語彙を増やしていける構成になっています。
一番の特徴は、単語が1語ずつではなく、短いフレーズ(ミニマルフレーズ)の中で覚えられる点です。
例えば「follow」なら「follow the rules(規則に従う)」のように、実際の入試に近い形で覚えられます。
この「文脈で覚える」という仕組みが、ほかの単語帳との大きな違いです。
一覧データの形式と項目
「シス単 一覧」でネット検索すると、主に次のような形式の表が見つかります。
例えば、次のようなイメージです。
| No | 英単語 | 日本語訳 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1 | follow | ~の後に続く/~に従う | |
| 2 | consider | ~を考慮する/みなす | |
| 350 | epidemic | 流行病,伝染病 | 新(5訂版追加) |
多くの一覧では、次の情報は含まれていません。
品詞、発音記号、アクセント、派生語、詳しい用法、多義語のすべての意味などです。
つまり、一覧はあくまで「収録されている語の中身をざっと確認するための表」であり、単語帳の内容を完全に再現したものではないことを理解しておきましょう。
入手先と利用できる範囲
シス単5訂版の単語一覧を公開している代表的なサイトとして、次のようなものがあります。
1つは、予備校講師が運営する学習サイトで、5訂版に準拠した一覧をWeb上の表として公開しています。
このサイトでは、5訂版で新しく追加された単語に「新」と表示し、表の並べ替えや検索ができるようになっています(例:シス単5訂版の単語一覧を掲載するブログ記事)。
もう1つは、教員・塾講師向けに「テスト作成用データ」として一覧を公開しているブログです。
こちらは、No/単語/意味の3列形式で、Excelにコピペしやすい形になっています(例:システム英単語5訂版の単語一覧を配布するブログ記事)。
ただし、どちらのサイトも「一覧は学習用のメイン教材ではなく、シス単本体の補助として使ってほしい」という立場をはっきり示しています。
また、後者のサイトでは、次のような利用条件も示されています。
このように、一覧データは自由にコピーして良いわけではなく、サイトごとの利用ルールを守る必要がある点に注意してください。

シス単一覧の効果的な使い方
ここからは、実際にシス単一覧をどう活用すると効率が良いのかを見ていきます。
学習者と教員・塾講師では、目的や使い方が少し違います。
それぞれに合ったパターンを知っておくと、一覧を最大限に生かせます。
学習者向けの活用パターン
個人の受験生がシス単一覧を使うときは、次の3つの使い方がおすすめです。
進捗チェック用としては、一覧を印刷して、「覚えた」「あやしい」「忘れた」のように色ペンで印をつける方法があります。
例えば、覚えた単語には◯、あやしい単語には△、分からない単語には×を書き、1〜100、101〜200といった区切りで合格ラインを決めます。
また、一覧をExcelに取り込んで、苦手な単語だけを別シートにコピーする方法もよく使われます。
テスト前に「△と×だけをまとめて復習するリスト」を作っておくと、短時間で弱点だけを確認できます。
さらに、一覧の日本語訳の列を消したり隠したりして、英語だけ見えるプリントを作れば、穴埋めテストのように自分でチェックすることもできます。
ただし後でもふれますが、暗記そのものは必ずシス単本体のミニマルフレーズで行うことを前提にしましょう。
教員・塾講師向けの活用法
学校や塾の先生にとって、シス単一覧は小テストや宿題プリントを作るうえで非常に便利です。
典型的な活用パターンとして、次のようなものがあります。
例えば、「今週はNo.201〜250までが宿題」と決めておけば、生徒も範囲を把握しやすくなります。
一覧をExcelに貼り付け、No.201〜250をコピーして、日本語訳の列だけを残せば「日本語→英語」のテスト用プリントができあがります。
逆に、英単語の列だけを残せば「英語→日本語」のテストにもなります。
5訂版で追加された単語には「新」マークがついている一覧もあるので、その列でフィルタをかけて、改訂で増えた重要語だけを集めたテストにすることも可能です。
こうしたプリントを作る際は、できれば別途、例文や用法を配布したり、授業内でミニマルフレーズを使った練習を行ったりすると、一覧ベースの学習になりすぎるリスクを減らせます。
本体と一覧の役割分担
シス単本体と一覧データは、役割がまったく違います。
まとめると次のようなイメージになります。
| 役割 | シス単本体 | シス単一覧 |
|---|---|---|
| メイン用途 | 単語を理解し、覚える教材 | 収録語の確認・管理・テスト作成 |
| 内容 | ミニマルフレーズ、例文、派生語、発音など | No/英単語/日本語訳(基本義のみ) |
| 学習への貢献 | 意味+使い方+文脈ごと定着させる | 抜け漏れチェック、苦手語の整理 |
| おすすめの使い方 | 毎日の暗記・復習の中心にする | 週ごとの確認テスト・進捗管理 |
この表からも分かるように、実際の暗記作業や理解の中心は、あくまでシス単本体です。
一覧はそのサポートとして、学習の「見える化」や「テスト作り」に使うと効果が高まります。
一覧だけを見て意味を丸暗記しようとすると、文脈がないために長文で出たときに意味がつながらず、「見たことはあるけれど読めない単語」が増えてしまいます。

Excelでの編集と学習設計
一覧データの強みは、「Excelに取り込んで自由に加工できること」です。
ここでは、コピーの手順から並べ替え・フィルタ、自作テストや管理表の作り方までを流れで説明します。
Excelへの取り込み手順
多くのシス単一覧ページは、表形式(テーブル)で公開されていて、そのままExcelにコピーできます。
一般的な手順は次の通りです。
これで、No/英単語/日本語訳/新マークなどが、列ごとにExcel上に入ります。
もし列がうまく分かれず、1つのセルにまとまってしまう場合は、「データ」タブの「区切り位置」を使って、タブ区切りやカンマ区切りで分割できます。
なお、学校や塾などでクラス全員に配る場合は、元サイトの利用条件を必ず確認し、「教育現場での利用は可」「印刷配布可」といった記載があるかどうかをチェックしましょう。
教育委員会や学校が作成している学習支援資料でも、ExcelやPDFを活用した教材配布の例が多くあります(例:自治体教育委員会の学習支援ページ 東京都教育委員会 公式サイト など)。
並べ替えとフィルタの活用
Excelに取り込んだら、「並べ替え」と「フィルタ」を使うことで、一覧の使い道が一気に広がります。
代表的な活用法は次の通りです。
No順は、シス単本体と対応させるときに便利です。
アルファベット順に並べると、スペルで迷いやすい単語を見つけたり、「この単語とこの単語は似ている」などの気づきが生まれやすくなります。
5訂版の新出語に「新」という列がある一覧なら、その列のフィルタで「新のみ表示」にすると、新しく追加された語だけがまとまった一覧になります。
これを印刷して「5訂版の追加語だけ重点的にチェックするテスト」に使うと、4訂版からの乗り換え組や、過去問で出やすい新テーマ語の対策に役立ちます。
自作テストや管理表の作成
Excelに取り込んだ一覧から、自作テストや学習管理表を作るのはそれほど難しくありません。
基本の考え方は、「必要な列だけを残す」「範囲を決めて印刷する」の2つです。
例えば、No.1〜50の英単語をA列、日本語訳をB列にした上で、C列に「正解/不正解」、D列に「テスト日」の欄を作れば、自分の進み具合を一目で確認できます。
週ごとに別シートを作り、「第1週テスト」「第2週テスト」と分けても良いでしょう。
授業で使う場合は、「No.101〜150の日本語訳だけを並べたプリント」を印刷し、生徒には英語を書くように指示するといった形にすれば、毎回の準備がかなり楽になります。
このように、Excelを使うことで、一覧は単なる「眺めるリスト」から、進捗管理とテスト作成のツールへと変わります。

改訂点と注意点Q&A
最後に、5訂版の改訂点の確認方法や、一覧だけで学ぶことのリスク、そして著作権まわりの注意点をQ&A形式でまとめます。
安全かつ効果的に一覧を使うために、ここは必ず押さえておきましょう。
5訂版の新出語と抽出方法
Q. 4訂版から5訂版になって、どんな単語が新しく追加されたのか知りたいです。
A. 多くの一覧サイトでは、5訂版で追加された語に「新」という印がついています。
例えば、1列目に「新」と書かれた列があり、5訂版で増えた単語だけが区別されていることが多いです。
この「新」列をExcelに取り込み、「新」と書いてある行だけをフィルタで表示すれば、5訂版の新出語リストが一瞬で作れます。
5訂版では、次のようなジャンルの語が増えたと言われています。
こうした語は、近年の入試長文で扱われやすいテーマに対応しているため、重点的に押さえておく価値があります。
4訂版までをやっていた人が5訂版を使い直す場合も、「新」マークの単語だけを集中的に確認することで、効率的にアップデートができます。
一覧だけで学ぶリスク
Q. 一覧があれば、本体を買わずにそれだけで勉強しても良いですか。
A. 結論から言うと、おすすめできません。
理由は主に3つあります。
例えば「issue」という単語は、「問題」「出版物」「発行する」など、文脈によって意味が大きく変わります。
一覧の日本語訳欄に「問題」とだけ書いてあった場合、長文で「最新号のissue」が出てきた時に意味を取り違える危険があります。
また、「present」が「現在の」「出席して」「贈り物」「提示する」などたくさんの意味を持つことも、一覧だけではつかみにくいです。
シス単本体には、このような多義語がミニマルフレーズや例文の中で整理されているため、一覧だけよりもずっと定着しやすくなっています。
さらに、本体には発音・アクセント、派生語や関連語もまとまっているので、共通テストや二次試験のリスニングにもつながります。
したがって、「覚えるのは本体」「確認とテスト作りは一覧」という分担を守ることが、安全で効率のよい学習法と言えます。
著作権と利用上の注意
Q. シス単一覧をコピーして、自分のブログやプリント集で配っても大丈夫ですか。
A. 多くの場合、NGです。
システム英単語の単語・訳語は、出版社や著者が権利を持つ著作物です。
一覧を公開している個人サイトでも、「個人や学校・塾での利用はOK」「転載や商用利用は禁止」と明記されていることがほとんどです。
注意すべきポイントは次の通りです。
学校などでの利用についても、念のため管理職や担当部署に確認し、著作権ルールに沿った扱いになっているかチェックすると安心です。
文化庁のサイトなどでも、教育機関における著作物の利用についてガイドラインがまとめられています(例:文化庁 著作権に関する情報ページ)。
また、「シス単一覧」として出回っているデータの中には、出版社とは無関係な個人作成のものもあります。
このような一覧には、誤植や抜け漏れが含まれている可能性もあり、あやしい箇所は必ずシス単本体で確認することが重要です。
※この記事では具体的な一覧データそのものを再配布せず、あくまで「探し方・使い方・注意点」を解説する立場を取っています。

総括
最後に、この記事の内容をもう一度整理します。
- シス単5訂版一覧は「No/英単語/日本語訳(+新マーク)」をまとめた補助ツールであり、本体の完全な代わりにはならない。
- 一覧は主に「収録語の全体把握」「5訂版新出語の確認」「自作テスト・管理表作成」のために使うのが適切である。
- 学習者は一覧を進捗チェックや苦手語の抽出に使い、暗記そのものはミニマルフレーズ中心でシス単本体から行うべきである。
- 教員・塾講師は、番号範囲でテストを作ったり、新出語だけをフィルタで抽出して改訂対策テストを作ったりできる。
- 一覧データをExcelにコピーすれば、並べ替えやフィルタで目的別リストを簡単に作成できる。
- 5訂版では政治・経済・環境・医療・テクノロジーなど現代的テーマの語が多数追加されており、「新」マークから抽出すると重点学習しやすい。
- 一覧だけで丸暗記すると、多義語や文脈が分からず、長文読解やリスニングで力を発揮しにくくなるリスクが高い。
- 一覧の著作権は出版社や作成者にあり、多くの場合「個人・教育現場での利用は可だが、転載・商用利用は禁止」といった条件が付く。
- ネット上の一覧には誤植や抜け漏れの可能性もあるため、疑問があれば必ずシス単本体に立ち返って確認することが大切である。
これらを踏まえれば、「シス単一覧」は単なるおまけデータではなく、学習と指導の両方を支える便利なツールに変わります。
シス単本体を軸にしつつ、自分なりに一覧を加工・活用して、よりムダのない単語学習を進めていきましょう。

