英語のメッセージやSNSで「Hey, cutie.」のように言われて、「これってどういう意味? ナンパ? それともただのあいさつ?」と戸惑ったことはないでしょうか。
「cutie」は「かわいい人」という意味ですが、場面や関係性によって、恋愛っぽくも、ただのフレンドリーな呼び方にもなります。
この記事では、「cutie」の基本的な意味から、恋愛ニュアンス、使ってよい場面・NGな場面、似た愛称との違い、そして辞書にあるもう一つの意味「策略」まで、まとめて整理します。
- 「cutie」の基本的な意味・発音・日本語のニュアンスがわかる
- 「Hey, cutie.」と言われたときの意図や受け取り方がわかる
- 自分が「cutie」を安全に使える場面と、避けるべき場面がわかる
- 類似の愛称との違いと、「策略」という第二義の見分け方がわかる
「cutie」の基本的な意味と使い方
まずは「cutie」という単語そのものの意味や、発音、どんな場面で使われるかを整理します。ここを押さえておくと、その後の恋愛ニュアンスや注意点も理解しやすくなります。
辞書的な意味と品詞情報
結論から言うと、「cutie」は名詞(可算名詞)で、「かわいい人・動物」という意味のくだけた表現です。
主な辞書では、次のように説明されています。
ポイントは次の2つです。
1つ目は、「かわいい人」を指す単語であることです。特に、見た目や雰囲気がかわいらしい人に対して使われます。恋人、気になる相手、子ども、ペットなど、幅広く使えます。
2つ目は、「くだけた」表現であることです。フォーマルな文書やビジネスの場には基本的に合いません。
また、「cutie」は可算名詞なので、複数形は「cuties」になります。
スペルについては、「cutey」という綴りも辞書にはありますが、現代では「cutie」が一般的です。
発音記号と読み方
「cutie」の発音は、イギリス英語・アメリカ英語ともにほぼ同じで、発音記号は次の通りです。
/ˈkjuː.ti/(強勢は最初の音節)
カタカナで書くと「キューティー」が近いです。
「キュ」は「queue(キュー)」と同じ音で、そこに「ティー」が続きます。
ゆっくり区切ると、「キュー」+「ティー」で「キューティー」となります。
単語の最初にアクセントがあるので、「キュ」の部分を少し強めに言うと、より英語らしく聞こえます。
詳しい発音を確認したい場合は、音声つきの英英辞典も参考になります。たとえば、Cambridge Dictionary では、イギリス英語とアメリカ英語の音声を聞くことができます。
日本語で近いニュアンス
日本語にそのままピッタリ対応する単語はありませんが、ニュアンスとして近いのは次のような表現です。
つまり、「cutie」と言うときには、相手を少し甘く、親しみを込めて呼んでいることが多いです。
ただし、日本語の「かわいこちゃん」には、場合によっては軽く見ているような、少し「おじさんっぽい」イメージがあるかもしれません。
英語の「cutie」は、文脈によりますが、もっと自然でポジティブな「かわいい人」という響きで使われることが多いです。
まとめると、「cutie」はフォーマルではなく、甘くてフレンドリーな呼び方だと考えておくとよいでしょう。

日常会話でのニュアンスと用法
ここからは、実際の会話の中で「cutie」がどう使われるかを見ていきます。呼びかけとしての使い方と、「〜はかわいい子だ」と説明するときの使い方では、微妙にニュアンスが変わります。
呼びかけ表現としての使い方
呼びかけとしての「cutie」は、相手の名前の代わりに使うイメージです。
たとえば、「Hey, Yuki.」の代わりに「Hey, cutie.」と言う感じです。
代表的なパターンを、会話でよくある形にしぼって紹介します。
-
英語:Hey, cutie. How was your day?
日本語:やあ、かわいこちゃん。今日はどうだった? -
英語:Good luck, cutie. You’ll do great.
日本語:がんばってね、キューティー。きっと上手くいくよ。 -
英語:Morning, cutie. Did you sleep well?
日本語:おはよう、かわいこちゃん。よく眠れた?
どれも、名前の代わりに「cutie」を入れているだけです。
親しみや優しさを伝えたいときに、軽く添えるイメージです。
このような呼びかけは、カップルや、いい雰囲気になっている相手どうし、または仲のよい友人どうしで使われることが多いです。
説明文としての使い方
「cutie」は、人を説明するときにも使えます。この場合は、直接その人を呼んでいるわけではなく、「〜はかわいい子だ」という意味になります。
-
英語:She’s a real cutie.
日本語:彼女は本当にかわいい子だよ。 -
英語:My little brother is such a cutie.
日本語:うちの弟、めちゃくちゃかわいいんだ。 -
英語:Your dog is a cutie.
日本語:君の犬、すごくかわいいね。
このように、a cutie / such a cutie / real cutie などの形で、「とてもかわいい子」という意味を強調するのがよくあるパターンです。
人だけでなく、子どもやペット、ぬいぐるみなどにも使えます。
日本語で「わあ、この子かわいい!」「このワンちゃん、めちゃかわいいね」と言う場面を思い浮かべると近いです。
なお、こうした「説明文としてのcutie」でも、基本的にはカジュアルな会話表現なので、ビジネスの場ではあまり使いません。
誰に対して使う言葉か
「cutie」は、性別を選ばず使えますが、文脈によってイメージが変わります。代表的な対象とニュアンスを整理します。
| 対象 | 使う場面・ニュアンス | 注意点 |
|---|---|---|
| 恋人・パートナー | 甘い呼び方としてよく使う。日本語の「かわいこちゃん」「ねえ、かわいい人」のイメージ。 | 基本的にOK。お互いが心地よければ問題なし。 |
| 気になる相手 | 軽い好意やフレンドリーさを示す。ナンパっぽくも聞こえうる。 | 相手との距離感次第。いきなり使うと軽く感じられることも。 |
| 仲の良い友人 | ふざけ半分で使うことも。男女どちらにも使える。 | 冗談として通じる関係かどうかが重要。 |
| 子ども | かなり自然。親や親戚、ベビーシッターなどがよく使う。 | 基本的にポジティブで問題になりにくい。 |
| ペット | 「かわいいワンちゃん・ネコちゃん」という感覚でよく使う。 | 問題なし。SNSでもよく見られる使い方。 |
| 仕事相手・目上 | ほぼ使わない。砕けすぎ、失礼にあたる。 | ビジネスメールや会議などではNG。 |
まとめると、親しい相手(恋人・友人・家族・子ども・ペット)には使いやすいが、距離のある相手やフォーマルな場には向かないというイメージです。

恋愛ニュアンスと注意点
「cutie」と言われたときに一番気になるのは、「これって恋愛的なの?」という点だと思います。この章では、異性から言われた場合の意図や、使ってよい・よくない場面、セクハラと誤解されないためのコツを整理します。
異性から呼ばれた時の意図
異性から「Hey, cutie.」と言われたとき、多くの場合、そこには何らかの「好意」や「親しみ」が含まれています。ただし、その好意が「本気の恋愛」なのか、「軽いナンパ」なのか、「フレンドリーな冗談」なのかは、その一言だけでは断定できません。
一般的なイメージとしては、次の3パターンがあります。
たとえば、普段からよく話していて、メッセージもよくくれる相手が、「Good luck, cutie.」のように言ってきたなら、「少なくとも悪い印象は持っていない」「ある程度の好感はある」と見てよいでしょう。
一方、バーやクラブなどで、初対面の人にいきなり「Hey, cutie.」と言われた場合は、軽いナンパの一種として使っている可能性が高いです。
大切なのは、「cutie」という単語だけで、相手の真剣度や人柄を決めつけないことです。相手の態度、会話の内容、連絡頻度など、全体を見て判断する方が現実的です。
使ってよい場面とNG場面
自分が「cutie」を使う側になったとき、特に日本人が気をつけたいのは、「どの場面ならOKで、どこからが失礼か」というラインです。
基本的な目安をまとめます。
ビジネスメールや会議で、「Thank you, cutie.」のように書くのは、たとえ相手が親しい同僚でも避けた方が無難です。相手が不快に感じたり、周りから見てセクハラ・ハラスメントと受け取られたりする可能性があるからです。
迷ったときは、「仕事の場かどうか」「まだ相手の反応が分からない関係かどうか」を基準に、「cutie」の代わりに名前を使うのがおすすめです。
セクハラと誤解を避けるコツ
「cutie」は、状況によってはセクハラっぽく受け取られることがあります。特に、目上の人・職場の人・初対面の人に対して、いきなり容姿をほめるような形で使うのは危険です。
誤解を避けるためのコツを3つにしぼると、次のようになります。
また、自分が「cutie」と呼ばれたときに、違和感や不快感を覚えたら、はっきり伝えることも大切です。
たとえば、英語なら次のような言い方があります。
-
英語:Could you just call me by my name?
日本語:名前で呼んでもらえますか? -
英語:I’m not comfortable with that nickname.
日本語:そのニックネームは、あまり好きではないです。
このように伝えれば、角を立てずに距離感を守ることができます。

関連表現・第二義・Q&A
最後に、「cutie」とよく一緒に語られる似た愛称との違いや、辞書にある「策略」という第二の意味、そして「こう言われたらどう返す?」という実用的な疑問に答えていきます。
類似の愛称との違い
英語には、「cutie」以外にもたくさんの愛称があります。ここでは、よく一緒に出てくる「baby / babe / honey / sweetie / dear」との違いを、ざっくり比較してみます。
| 表現 | 主な意味・焦点 | 甘さ / セクシー度 / 丁寧さ | よく使う相手 |
|---|---|---|---|
| cutie | かわいい人、見た目・雰囲気がキュートな人 | 甘い・カジュアル、セクシー度は中程度、くだけた印象 | 恋人、気になる相手、友人、子ども、ペット |
| baby / babe | 恋人を指す呼び方。とても親密な関係を示す | 甘さ・セクシー度ともに高め。かなり親密な響き | 恋人・パートナー中心。友達同士ではあまり使わない |
| honey | 親しみ・優しさをこめた呼び方。家族っぽいイメージも | 甘いが、セクシー度は低め。やさしい・温かい印象 | 夫婦、カップル、子ども、カフェの店員がお客に使うことも |
| sweetie | 「甘い人」「かわいい人」という親しみの呼び方 | 甘さは高いが、子どもにもよく使われるのでソフト | 恋人、子ども、親しい人 |
| dear | 「親愛なる〜」。手紙の書き出しにも使う | 甘さよりも「丁寧さ」が強い。フォーマル寄りの場面も可 | 家族、親しい人、手紙の相手(Dear Sir, など) |
こうして見ると、「cutie」は「かわいさ」に焦点があり、かなりカジュアルな表現だと分かります。
「baby / babe」は恋人感が強く、「honey / sweetie」はやさしさや温かさ、「dear」は丁寧さ・親愛さが前面に出るイメージです。
また、「cutie」の派生表現として、次のようなものもあります。
たとえば、「He’s such a cutie pie.」と言えば、「彼はめちゃくちゃかわいい」「すごくイケメン」という、かなり甘い褒め言葉になります。
第二義「策略」の意味
辞書を詳しく見ていくと、「cutie」にはもう一つ別の意味があることに気づきます。それが、研究社などに載っている、「相手を出し抜こうとする人」「策略」という意味です。
たとえば、次のような文が挙げられます。
-
英語:He is a cutie.
日本語:彼は人を出し抜こうとするやつだ。 -
英語:He pulled a cutie on me.
日本語:彼は私に策略を使った。(ずる賢い手を使った)
この意味は、日常会話ではそこまで頻繁に出てくるわけではありませんが、古い小説や特定の地域の話し言葉で、今でも見かけることがあります。
「かわいい人」という意味とどう区別するかは、文脈で判断します。
たとえば、「pulled a cutie on 〜」のように動詞とセットで使われているときは、「策略」の意味だと考えるのが自然です。
一方、「She’s a cutie.」「Look at that little cutie.」のように、人や動物をほめている文脈なら、ほぼ確実に「かわいい人・動物」という意味です。
辞書上は別義として載っていますが、現代の学習者にとっては、「こういう古い意味もある」くらいに知っておけば十分です。英語の辞書サイト(たとえば Weblio英和辞典)でも、この第二義が紹介されています。
よくある疑問と返し方
最後に、「cutie」に関するよくある疑問と、そのときの返し方の例を、Q&A形式でまとめます。
Q1:「cutie」と呼ばれたら、恋愛的に脈ありと考えていい?
A:好意的ではありますが、単語だけで「恋人になれる」とは言えません。少なくとも「嫌われてはいない」「ある程度好感は持たれている」と考えるくらいが現実的です。相手の行動全体を見て判断しましょう。
Q2:うれしかったとき、どう返せばいい?
-
英語:Thanks, that’s sweet of you.
日本語:ありがとう、そう言ってくれてうれしい。 -
英語:You’re such a cutie too.
日本語:あなたもすごくかわいいよ。
好意を返したいなら2番目のように言うのもありですし、距離を保ちたいなら1番目のように軽く受け流すのがおすすめです。
Q3:あまりうれしくないとき・困ったときは?
前の章でも触れましたが、違和感があるなら、やんわり線を引きましょう。
-
英語:I prefer my name, actually.
日本語:できれば名前で呼んでほしいな。 -
英語:Let’s just keep it friendly.
日本語:友達としての感じでいようよ。
Q4:自分から使ってみたいけれど、変じゃない?
恋人や、とても親しい相手になら問題ありません。ただし、英語に不慣れなうちは、ニュアンスのズレで誤解を生みやすい言葉でもあります。慣れるまでは、「cutie」より先に、名前呼びや「thank you」「you’re so kind」など、無難な表現でコミュニケーションを深める方が安全です。
「cutie」は、「関係ができてから使うアクセントの一言」と考えると、トラブルを避けやすくなります。

まとめ
最後に、「cutie」のポイントを一気に振り返ります。ここだけ読み返せば、記事全体の要点を思い出せるようにまとめました。
「cutie」は、うまく使えば距離を縮めることができる、便利でかわいい表現です。
ただし、関係性や場面をよく見ながら、相手が心地よいと感じる範囲で使うことを意識しましょう。

