Duolingo Maxは、人気アプリ「Duolingo」の中でも最上位の有料プランです。
無料版やSuperでも十分に学べますが、MaxではAIを使った「スマート解説」「ロールプレイ」「リリーとのビデオ通話」が使えるようになります。
この記事では、実際の体験談や公式情報をもとに、「本当に課金する価値があるのか」「どんな人に向いているのか」をできるだけ具体的に解説します。
無料版から始めるか、Superで十分なのか、Maxにアップグレードすべきか迷っている方に向けて、判断材料を一通りそろえました。
- Duolingo無料版・Super・Maxの違いと位置づけが分かる
- MaxのAI機能(スマート解説・ロールプレイ・リリー通話)の中身が具体的に分かる
- Maxが向いている人・向かない人、課金判断の基準がはっきりする
- Maxを最大限活かす使い方と、オンライン英会話との賢い併用法が分かる
Duolingo Maxの概要と違い
まずは、Duolingoの3つのプラン(無料版・Super・Max)の全体像と、Maxの位置づけを整理します。
プランの違いを理解しておくと、いまの自分にとってどこまでの機能が必要か判断しやすくなります。
無料版と有料版の違い
結論から言うと、無料版でも基礎学習はかなりの範囲まで可能です。
有料版は「学習をもっと快適に」「AIで理解を深める」ための追加機能だと考えると分かりやすいです。
| 項目 | 無料版 | Super Duolingo | Duolingo Max |
|---|---|---|---|
| 広告 | あり | なし | なし |
| ライフ(ハート) | 制限あり | 実質ほぼ無制限 | 実質ほぼ無制限 |
| 間違い直し・復習機能 | 一部のみ | 充実 | 充実 |
| スマート解説 | なし | なし | あり |
| ロールプレイ | なし | なし | あり |
| リリーとのビデオ通話 | なし | なし | あり |
無料版は「広告あり・ライフ制限あり」ですが、ゲーム感覚で毎日さわるには十分です。
実際、1年以上無料版だけで続けているユーザーも多く、記事の参考元の1人も1年以上は無料で使ってから有料に移行しています。
ただし、広告の多さやライフ制限がストレスになる人もいます。
その場合は、まずはSuperにして「快適さ」を上げ、その後必要ならMaxに進むイメージが現実的です。
SuperとMaxの機能差
SuperとMaxの大きな違いは、AIを使った3つの機能(スマート解説・ロールプレイ・リリーとのビデオ通話)があるかどうかです。
それ以外の「広告なし」「ライフほぼ無制限」「復習レッスン」などは、SuperとMaxでほぼ共通です。
つまり、Superは「快適にインプット中心で学ぶプラン」、Maxは「AIと会話したり、詳しい解説で理解を深めるプラン」と考えられます。
特にMaxだけの機能は次の3つです。
Superでは、こうしたAI会話やAI解説は使えないので、「会話練習までしたいかどうか」がSuperとMaxの分かれ目です。
料金とプランの選び方
料金は国やタイミング、キャンペーンで変わるため、正確な金額は必ずアプリ内か公式サイトで確認してください。
一般的には、無料版 < Super < Max の順に高くなり、Maxは「それなりに高い」価格帯です。
選び方の目安は次のようなイメージです。
Maxは、ファミリープランを使って割安にシェアする方法もあります。
実際に、家族でなく友人同士でシェアしている人もいます。
また、日本語話者向けのMax解説や料金の考え方は、公式プレスリリースでも触れられています。
技術背景や機能の概要を知りたい人は、Duolingo Japanのプレス資料も参考になります。
PR TIMES|Duolingo Max日本提供開始に関するリリース
※料金・提供国・対応OSなどは、必ず最新の公式情報を確認してください。

Duolingo MaxのAI機能解説
ここからは、Duolingo Maxだけで使える3つのAI機能をそれぞれ詳しく見ていきます。
スマート解説・ロールプレイ・リリー通話は、どれも「AIだからこそできる学び方」ですが、得意なことと苦手なことがはっきり分かれています。
スマート解説でできること
スマート解説は、レッスン中のほとんどの問題で使える「AIによる答えの解説機能」です。
問題に正解しても間違えても、「EXPLAIN MY ANSWER」ボタンを押すと、AIが次のようなことを教えてくれます。
特に役立つのは、次のような場面です。
「合ってはいるけど、なんでこの語順なのか分からない」「この前置詞になる理由を知りたい」といったモヤモヤを、その場でつぶせます。
実際に使っている人からは、「なぜ間違えたか」が分かるようになってから、同じミスが減ったという声が多くあります。
一方で、「説明の区切りがざっくりしすぎて、長文では知りたい単語の説明がないことがある」という弱点もあります。
そのため、「全部を完璧に教えてくれる先生」というよりは、「疑問の8割くらいはすぐ聞けるチャット先生」くらいの期待値で使うとちょうどよいです。
ロールプレイの内容と実力
ロールプレイは、Duolingoキャラクターと会話する「シナリオ付き会話練習」です。
たとえば「スポーツジムでの会話」「レストランで注文」「旅行のトラブル相談」など、日常や旅行、仕事・学校、趣味など8カテゴリーに分かれたシーンが用意されています。
1回のロールプレイは、Lilyなどのキャラから3つほどの質問が来て、それに答える形式です。
答え方は2通りあります。
会話が終わると、次のようなフィードバックがもらえます。
・その会話であなたが使った単語の数(20語以上で星3つなどの評価)
・より自然な表現の提案
・丁寧表現とカジュアル表現の違い、文法ポイントの説明
とくに「語数による評価」がよくできていて、「Yes.」で終わらせず、なるべく長い文で話そうという気持ちになります。
一方で、ユニットの進行内容との連動はまだ弱く、「まだ習っていない単語」が多く出てくることがあります。
知らない単語はタップすれば意味が出るので問題なく進めますが、「復習」というより「新しい単語にどんどん出会う場」として使う感覚だとしっくりきます。
リリー通話の会話体験
「リリーとのビデオ通話」は、2024年に日本向けにも公開された新機能です。
内向的でクールな人気キャラクター「リリー」と、ビデオ通話風の画面で話すことができます。
技術的にはOpenAIのGPT-4 / GPT-4oが使われており、かなり自然な会話が可能です。
特徴をまとめると、次のようなイメージです。
会話のあとには、あなたの発話がテキストとしてログに残り、何と言ったかを振り返ることができます。
「あのときこう言えばよかった」「この単語は通じなかった」などが目で見て分かるので、発音や表現の改善に役立ちます。
一方で、現状の弱点もはっきりしています。
・会話時間が短く、3つほど答えると一方的に終了する
・会話パターンが「〇〇は好き?」など似た質問に偏ることがある
・ログはただの文字起こしで、どこが間違いかハイライトされない
Duolingo公式は、この機能について「文法の細かい訂正より、会話が続くことを重視する」と説明しています。
間違いを細かく指摘されるより、「とにかく英語で話すことに慣れたい」人向けの設計です。
論文レベルの研究ではありませんが、日本の教育・言語政策でも、実践的な英語力向上の重要性が指摘されています。
英会話練習の考え方を知る参考として、文部科学省の資料も目を通しておくと役立ちます。
※リリー通話は、現時点ではiOS限定など提供条件があります。自分の端末で使えるか、アプリ内で確認してください。

メリットデメリットと向き不向き
ここでは、Duolingo Maxの長所と短所、合う人・合わない人の特徴を整理します。
「神アプリ」と言われることもありますが、これだけでペラペラになるわけではありません。
期待しすぎず、うまく使える人がどんなタイプかをイメージしてみてください。
Maxの強みと限界
強みと弱みをはっきり分けておきましょう。
・レッスンで単語や文法を学ぶ(インプット)
・ロールプレイやリリー通話で話す(アウトプット)
・スマート解説で「なぜ?」をその場で解消する
この3ステップをアプリ一つで回せるのは、他の学習サービスにはあまりない強みです。
実際、「会話への心理的ハードルが下がった」「YouTubeの英語が前より聞き取れるようになった」と感じているユーザーもいます。
一方の限界は、次のような点です。
・会話時間が短く、深いディスカッションにはならない
・AIの解説は完璧ではなく、「ここも知りたい」が残ることがある
・実際の人間と話すときの「相手の感情・表情を読む力」は鍛えにくい
そのため、Maxだけでビジネス会議を乗り切れるレベルを目指すのは現実的ではありません。
あくまで「独学の土台を強くしつつ、会話に慣れるためのツール」と考えると、期待値のバランスが取りやすくなります。
向いている人の特徴
Maxが特に向いているのは、次のようなタイプです。
実際の利用者の中には、次のような声があります。
・オンライン英会話を週3でやっていたが、予習復習がつらくなり、Duolingoで気軽に毎日アウトプットするスタイルに切り替えた
・579日以上連続でDuolingoを続け、Max追加後にリスニングと「英語への苦手意識」がかなり減った
・英会話教室だと「間違えたらどうしよう」と身構えるが、AI相手なら気楽に話せる
こうした「気楽さ」「短時間でも続けられる仕組み」が、忙しい大人には特に合いやすいです。
向かないケースの例
反対に、次のような人にはMaxはあまり向きません。
Maxの会話は、どうしても「日常会話」が中心になります。
ビジネス英語や試験対策など、目的がはっきり決まっている場合は、それ専用の教材やスクールの方が近道です。
また、「アプリを開く習慣がない」「スマホ学習がついダラダラしてしまう」という人は、まずは紙のテキストや対面レッスンで習慣を作った方がいいケースもあります。

効果的な使い方と他サービス比較
最後に、Duolingo Maxの効果を最大化する使い方と、オンライン英会話など他サービスとの組み合わせ方を解説します。
同じ料金を払っても、使い方次第で伸び方が大きく変わります。
学習効果を高める使い方
Maxを使うなら、次の3ステップを意識すると効果が高まりやすいです。
具体的には、次のような流れです。
① 通常レッスンで新しい文法や単語を学ぶ(5〜10分)
② 間違えた問題や、もやっとした問題だけスマート解説で「なぜ?」を確認する(3〜5分)
③ その日のトピックに近いロールプレイか、リリー通話を1〜2本だけ行う(5〜10分)
1日20分もあれば十分回せます。
大切なのは、会話時間を1回で長く取ろうとしないことです。
リリー通話は1回2〜3分と短いので、回数で勝負します。
「毎日2本ずつ」を目標にすると、1か月で60本、半年で360本分の会話ログがたまります。
ロールプレイでは、星3つを取れるように「語数」を意識して、なるべく長く話すようにしましょう。
最初はうまく話せなくても、星の評価がちょっとしたゲーム感覚になり、続けやすくなります。
切り替えタイミングの目安
無料版・Super・Maxの切り替えは、一気にではなく「段階的」に進めるのがおすすめです。
・ストリーク(連続日数)が30日を超えてきたら、習慣化の土台はできています。
次に、広告やライフ制限がストレスに感じてきたらSuperを検討します。
「学習時間は増やせるのに、ライフ切れで止まる」のがもったいないと感じる人は、Superだけでも十分価値があります。
Maxへの切り替え目安は次のようなタイミングです。
・基礎の文法・単語は少し身についてきたが、「話す機会」がまったくない
・オンライン英会話に興味はあるが、いきなり人と話すのが怖い/時間が合わない
・Duolingoを1年以上続けていて、「もっと早くMaxにしてもよかったかも」と感じ始めている
実際、2年間Superで学んだあとMaxに切り替えたユーザーは、「もっと早くMaxにして会話を増やしてもよかった」と話しています。
ただし、Maxは料金も高めなので、最初は月額課金で様子を見るのがおすすめです。
「AI会話を週3回以上使う」「スマート解説も毎日使う」といったペースで活用できるなら、年額やファミリープランも検討してよいでしょう。
オンライン英会話との併用
Maxとオンライン英会話は、どちらか一方を選ぶというより「役割分担」して考えるとよいです。
・短時間の会話を回数多くこなす
・新しい単語や表現を「文脈の中で」覚える
・AI相手なので、間違いを恐れずに話す練習を積む
一方、オンライン英会話は次のような役割です。
・本物の人間相手に、相手の反応を見ながら話す練習
・自分の仕事や興味のあるトピックなど、自由度の高い会話
・発音や言い回しの細かいフィードバック
おすすめの併用イメージは次のとおりです。
・平日:Duolingo Maxで毎日15〜20分(レッスン+AI会話)
・週末:オンライン英会話を1〜2回入れて、Maxで覚えた表現を実戦で使ってみる
こうすると、「平日で準備」「週末で実戦」というリズムになり、学んだことを試すサイクルが回りやすくなります。
特に社会人で時間がない人ほど、「まずはMaxで毎日の英語時間を確保し、余力が出たら人との会話を追加する」という順番が現実的です。

まとめ
最後に、Duolingo Maxについてのポイントをまとめます。
自分の予算・目的・今のレベルを踏まえて、「Maxで何を伸ばしたいのか」を一度紙に書き出してみると、課金するかどうかの判断がしやすくなります。
迷っている場合は、まず無料版やSuperで習慣化を固め、そのうえで「会話量を増やしたくなったタイミング」でMaxを試してみてください。

