「Duolingoって本当に無料なの?」「どこからが有料?」「無料だけでどのレベルまで行ける?」と気になっている人は多いです。
結論から言うと、Duolingoは学習内容そのものはほぼ全て無料で使えます。
ただし、ハート制限や広告、オフライン不可などの「ストレス」があり、有料プラン(Super / MAX)はその快適さを買うイメージです。
この記事では、実際のユーザー体験や公開されている情報をもとに、「無料でどこまで使えるのか」「有料に切り替えるべきか」を判断できるよう、わかりやすく整理します。
- Duolingo無料版でできることと制限が具体的にわかる
- 無料で到達しやすい英語レベル(CEFR目安)がつかめる
- 無料版・有料版(Super/MAX)の違いと向き不向きが判断できる
- 課金の仕組み・無料トライアルの注意点・賢い使い方が理解できる
Duolingo無料版でできること
ここでは、まず「無料でどこまで機能が使えるのか」を整理します。
よくある誤解は「アカウントを作ると自動で課金される」「無料版は学べる範囲が少ない」といったものですが、実際はそうではありません。
無料でも、英語のレッスン・コース全体・スピーキングやリスニングを含むメイン機能はすべて触ることができます。
無料と有料の学習内容差
まず一番大事なポイントです。
無料版と有料版で、学べる文法・単語・レッスンの中身はほぼ同じです。
有料にしたからといって、「有料専用の文法ユニットが開放される」「無料では最後まで進めない」といったことは基本的にありません。
違いが出るのは、次のような「学習の快適さ」や「おまけ機能」です。
つまり、無料のままでも「レッスン自体」は最初から最後まで進めます。
有料版は、ハート切れで止まったり広告に中断されたりせず、スムーズにたくさん問題を解きたい人向けです。
無料で使える機能一覧
Duolingo無料版で使える主な機能を整理しておきます。
どれも追加料金なしで利用できます。
また、アカウントを作れば、スマホとPCどちらからでも同じ進捗で学習できます。
アカウント登録自体は完全に無料で、登録しただけでは課金されません。
この点は、オンライン英会話サービスなどと比べてもわかりやすい仕組みです。
対応言語とレッスン範囲
Duolingoは世界中で使われており、英語だけでなく多数の言語に対応しています。
日本語話者向けには、主に次の言語が用意されています(2024年時点)。
重要なのは、これらのコースの全ユニットに無料でアクセスできるという点です。
たとえば英語なら、あいさつ・自己紹介・家族・仕事・旅行・ニュースなど、日常でよく出るテーマが順番に並びます。
リーディング(読む)、リスニング(聞く)、スピーキング(話す)、ライティング(タイピング)の基本的な練習もすべて無料レッスンに含まれています。
大学などが示す「どのレベルで何ができるか」の目安として、CEFRという国際的な基準がありますが、このコース構成もそれを参考に作られています。
CEFRについては、文部科学省の資料(例:CEFRと英語教育に関する解説)を見るとイメージしやすいです。

無料で到達できるレベル
次に、「無料版だけで英語はどのくらい上達するのか?」という疑問に答えます。
これは気になる人が多いポイントですが、実際のユーザーの学習データを見ると、おおよその目安が見えてきます。
到達レベルとCEFR目安
Duolingoには「セクション」と「スコア」という進捗指標があります。
あるユーザーの例では、約300日・1日10〜15分ほどの無料学習で、英語コースのセクション3(スコア25、上級A1)まで進んでいました。
このユーザーは、別のテストEF SETではC1レベルまで伸びていたので、Duolingoのセクション=実力そのものではありません。
それでも、Duolingoの案内では、おおよそ次のようなCEFR目安が示されています。
| Duolingoセクション | スコア目安 | CEFR目安 | できることのイメージ |
|---|---|---|---|
| 1〜2 | 0〜20 | A1 | あいさつ・超基本フレーズ |
| 3 | 20〜30 | 上級A1 | ゆっくり話してもらえれば簡単な会話 |
| 4 | 30〜60 | A2 | 日常の身近な話題でやりとり |
| 5〜6 | 60〜100 | B1 | 旅行場面の多くに対応、自分の考えを説明 |
| 7〜8 | 100〜130 | B2 | 仕事・学業などでかなり自由に表現 |
個人差はありますが、無料版でコツコツ続けるだけでも、A1〜A2の基礎力を作ることは十分可能です。
B1レベルに近づくには、学習時間や他の教材との組み合わせが重要になります。
初心者〜中級までの現実線
無料版だけでどこまで行けるかは、「毎日どれくらい学ぶか」でかなり変わります。
300日・1日10分ペースのユーザー例では、Duolingo上の進捗は上級A1でした。
このペースをそのまま続けると、B2レベル(セクション8)に届くまで4年以上かかるという試算もあります。
現実的なラインとしては、次のように考えるとよいです。
つまり、「中学英語〜簡単な日常会話レベル」までは、無料版でも十分役立つというイメージです。
逆に、仕事で本格的に使うレベルや難しいニュースをスラスラ読むレベルを目指すなら、Duolingoだけでは足りません。
Duolingoだけの限界と弱点
Duolingoはとても便利ですが、万能ではありません。
無料・有料に関わらず、次のような弱点があります。
問題形式も、最近は「一単語穴埋め」など簡単なタイプが増え、「しっかり書かないといけない問題が減った」という声もあります。
そのため、スピーキングやライティングを本気で伸ばしたい人は、オンライン英会話や英作文添削サービスと組み合わせるのがおすすめです。
大学入試や資格試験向けの長文読解などは、学校や予備校の教材の方が向いています。たとえば高校英語の指導方針は、文部科学省のサイト(例:高等学校学習指導要領英語)で確認できますが、ここにあるような高度な読解・表現まではDuolingoだけではカバーしきれません。

無料版の制限と有料版比較
ここからは、「無料だとどんな制限があるのか」「有料版にすると何が増えるのか」を具体的に見ていきます。
特に、ハート制限と広告は、学習のしやすさに直結する部分です。
ハート制限と広告の実態
無料版を使ううえで一番のストレス源が、この2つです。
まずハート(ライフ)についてです。
通常、無料版ではハートは5つからスタートし、問題を間違えるたびに1つ減ります。
ハートが0になると、そのレッスンは続けられません。
以前は「練習レッスンをこなすとハートが回復する」という仕様がありましたが、最近のアップデートで一部ユーザーはこの回復手段が使えなくなったという報告があります。
代わりに、次のような方法でしか回復できないケースがあります。
このため、「ミスするとすぐ止まる」「無料では続けづらい」と感じる人も増えています。
さらに、無料版ではレッスンの合間に広告が表示されます。
多くは数秒〜十数秒程度ですが、集中力が切れたり、サクサク進めたい人にとっては気になる部分です。
「昔はもっと無料で続けやすかったのに、最近は実質有料っぽい」という不満の多くは、こうしたハート仕様の変化に関するものです。
SuperやMAXで増える機能
Duolingoの有料プランには、主に「Super」と、より上位の「MAX」があります(名称や内容は時期によって少し変わることがあります)。
代表的な特典は次の通りです。
料金の目安としては、月額1,000円前後、年額にすると月あたり700円台程度になることが多いです(キャンペーンや地域で変動します)。
ただし、もう一度強調すると、学べる文法や単語のラインナップは無料版と基本同じです。
「有料版でしか受けられない英語文法レッスンがある」ということはありません。
無料版と有料版の向き不向き
どちらが自分に向いているかは、次のポイントで考えると判断しやすいです。
ハート制限で毎日イライラするくらいなら、有料にしてしまった方が結果的に継続しやすいこともあります。
一方、「他の教材も使うし、Duolingoはサブ」と割り切るなら、無料のままでも十分というケースが多いです。

課金の仕組みと賢い使い方
最後に、「どこからお金がかかるのか」「無料トライアルは安全か」「無料でどこまで使い倒すか」という実務的な部分を整理します。
ここを理解しておけば、知らないうちに課金される心配を減らせます。
アカウント登録と料金の関係
まずはっきりさせておきたいのが、アカウントと料金の関係です。
アカウント登録をしただけでは一切課金されません。
メールアドレスやGoogleアカウントなどで登録すると、進捗の保存や複数端末同期、ランキング機能などが使えるようになりますが、これは全て無料です。
課金が発生するのは、次のようなときだけです。
逆に言えば、「有料プランのボタンを押さない」「トライアルを開始しない」限り、お金はかかりません。
無料トライアルと自動更新
Duolingoは、有料プランを7日〜14日程度無料で試せるトライアルをよく実施しています。
このとき一番注意すべきなのは、トライアル終了後は自動で有料更新になる仕組みです。
たとえば、「年額プラン14日無料」を開始した場合、14日以内にキャンセルしないと、15日目に1年分の料金が一括で引き落とされます。
そして、この解約操作はDuolingoアプリ内ではなく、App StoreやGoogle Playストアの「サブスクリプション管理」画面で行う必要があります。
※アプリを削除しただけでは解約になりません。必ずストアの設定画面からサブスクリプションをキャンセルしてください。
「勝手に課金された」という声の多くは、実は次のパターンです。
「試してみたいけれど課金は避けたい」という場合は、トライアルを開始した直後にストアで解約操作をしておくのも一つの方法です(多くのサービスでは、解約しても無料期間のあいだは利用可能です)。
無料でどこまで活用するか
最後に、「無料でどこまで使い倒すか」の現実的な戦略をまとめます。
おすすめの考え方は次の通りです。
重要なのは、「最初からお金をかけなくても、基礎レベルまでは十分狙える」という事実です。
まずは無料で自分のペースと相性を確かめ、そのうえで必要なら課金を検討する、という順番がおすすめです。


