そんな印象ありませんか?
しかし、英文法はTOEIC対策においても欠かすことができない重要な所。
なぜなら…
以下をご覧ください。
- 英単語と英単語を繋げて理解できるようにする
- 英文の構造を理解する
- 長文を素早く読めるようにする
- リスニングの際に英語を構造的に捉える
なので、英文法の対策を怠ってしまうと、将来的にTOEIC高得点を狙うことは絶対できないと断言できるのです。
そんなあなたに向けて、TOEICスコア920点を持つ私が、「TOEICスコアアップのための英文法勉強法」について解説していきます。
TOEICに難しい英文法の知識は不要
TOEIC初心者には朗報ですね。
実は、TOEICにおいて難しい英文法の知識は求められていないのです。
英文法だけに限れば、大学受験英語の方がよっぽど難しいでしょう。
なので、これからお伝えするTOEIC英文法の勉強法をしっかり守れば、3カ月~半年程度でTOEIC英文法はマスターできます。
※現在の本人のレベルにもよります。
英文法の勉強法で大切なのはインプットとアウトプットのバランス
これから英文法を勉強していくのにあたって、重要なことがあります。
それは、
インプットとアウトプットのバランス
なかなか英文法が伸びない人にありがちな例として、
- インプットだけに偏りすぎてしまう。
- ひたすら問題を解きまくるなどのアウトプットだけをやりすぎてしまう。
などがあげられます。
どちらかに偏ってしまったら絶対にできるようにはなりません。
基本的に英文法を勉強するときは、まず大量に知識をインプット。
そして、インプットした知識を吐き出すかのように、大量の問題演習を通してアウトプットしていきます。
インプットとアウトプットを目指すレベルに到達するまで繰り返していく。それが英文法学習法です。
TOEIC600点レベルの英文法知識を得たい
600点レベルの英文法インプット→600点レベルの英文法アウトプット
TOEIC800点レベルの英文法知識を得たい
800点レベルの英文法インプット→800点レベルの英文法アウトプット
上記のように、インプットとアウトプットを繰り返しながら、目指すレベルを上げていくのが正しい勉強法です。
もちろん、TOEICに限らず英検でも大学受験でもIELTSにでも言えます。
しつこいですが、インプットとアウトプットのバランスを意識して勉強するようにしましょう。
TOEICで英文法の問題が出るのは、part5&6
TOEICはpart1から7までありますが、その中で文法問題が単独で出題されるのはpart5と6です。
part5は短い文章の中に空欄があり、選択肢から適切な文法表現を選択して答える問題です。
問題量は約30問程度あるので、文法の知識だけでTOEIC全問題数200問中の30問は得点することができる事になります。
次にpart6ですが、part5とは異なり長文問題の中で出題される文法問題です。
ですから、part6では英文法の知識だけでは回答することは難しく、同時に長文読解力を身に着けていく必要があります。
TOEIC英文法の勉強法~土台作り
では、本日のメイントピック「TOEIC英文法勉強法」について解説していきます。
また先ほど解説した「インプットとアウトプットのバランス」を意識してできる勉強法ですので、参考にしてください。
ステップ1:1億人の英文法で英文法の知識をつける
まずやってほしいのが「1億人の英文法」を使って英文法の基礎の基礎を身につけましょう。
正直かなり分厚い参考書ですので、時間はかかると思います。
ですが、「1億人の英文法」はネイティブEnglishスピーカーの英語表現を元に作られている本なので、単に文法の知識がつけられるだけでなく、後々英会話学習を始めた際にも活かせます。
また、TOEIC900点を超えた私が今でも、定期的に読み直すくらい、分かりやすく英文法が網羅されていて、一生使える本です。
まずは「1億人の英文法」を3周ほどして、基礎力を付けていきましょう。
まあ…そもそもインプットされている知識がないと、問題演習してもひたすら間違えるだけなので、なににもならないです。
正直、英文法のインプットは辛くて孤独な時間…。
でも、ここでどれだけ頑張れるかが将来800点900点を目指していく中でのキーポイントとなってくるので、地道にコツコツ頑張っていきましょう。
ステップ2:TOEICテスト600点英文法集中講義を5周する
「1億人の英文法」である程度知識をインプットしたら、「600点英文法集中講義」を使って、アウトプットしていきましょう。
ただ、アウトプットと言っても完全なアウトプットではありません。
解いた問題の解説が1問1問丁寧にされているので、アウトプットしながら「1億人の英文法」でインプットした知識を再確認することができます。
つまり、問題演習と知識習得が同時にできるハイブリッド型参考書。
解説の詳しさは、流石に「1億人の英文法」には劣りますが、質はかなり高いです。
そんなときが来ると思います。
そんなときに、またまた頼るのが「1億人の英文法」です。
分からなかった分野を「1億人の英文法」の中から探し出し解説を読んでいきます。
このように行うことで、問題を解いていく中での疑問をその場で解決して、自分の知識にできるので、長期的な英文法の知識を習得することができます。
今お伝えしたような形で「600点英文法集中講義」を最低5周くらいしましょう。
※もし、現在のTOEICスコアが500点未満だった場合、根本的なところが抜けている可能性が高いです。そんな場合は、「600点英文法集中講義」の問題を、もうこれ以上間違えようがない…ってくらいやりこんでください。最低10周くらいかかると思いますが、圧倒的土台が得られます。
TOEIC英文法勉強法~実践編
ここからはTOEIC英文法の実践的な勉強法について解説しています。当然ですが、先ほど解説した土台編を終わらせたのちに、この実践編に入ってください。
土台編を通して英文法の基礎の基礎を習得しない限り、いくら実践しても全く成長しません。
知識がない状態で問題演習を繰り返していても、なににもなりませんからね。
ですから、
「土台編を通して基礎知識の獲得」→「実践編を通して獲得した知識を活かして問題を解く」
この流れを意識してTOEIC英文法学習を行っていきましょう。
ステップ1:1駅1題新TOEICTEST文法特急を5周
1駅1題新TOEICTEST文法特急は、TOEICpart5とpart6で正解するテクニックの習得と問題演習ができます。
特にメインで解説しているのは、TOEICpart5についてで、実際に本番で出題されるパターンや間違える原因についてなどを知れます。
また、ページが進むにつれて問題難易度が上がるようになっているので、段階を踏んで成長していくことができる参考書と言えるでしょう。
それは否めません。
私も初見で解いてみた頃、文法の知識が不足していて、全く正解できなかったです。
ですが、5周~10周と繰り返し問題演習をしていくにつれて、「この問題パターンが来たらこうやって回答しろ」的な技術を習得することができたので、TOEICpart5の実力が飛躍的に伸びました。
ちなみにどれくらい伸びたのかというと、part5の30問のうち17,8問しか正解できていなかったのが、25問程度は毎回正解できるようになりました。
このことからも「新TOEICテスト文法特急」はpart5の実力を一段階上に高めるのには適していると言えるでしょう。
それは「新TOEICテスト文法特急」はTOEICの文法問題で正解するためのテクニックに焦点を当てすぎている点です。
それゆえ、TOEICの点数は伸びますが、英語力が伸びているかどうかは正直疑問に感じました。
もし、いわゆるTOEICテクニックだけではなく英文法力全体をバランスよく高めていきたいのでしたら、解き間違えるたびに、その箇所の文法項目を「1億人の英文法」を通して調べ、知識をインプットすることを推奨します。
ステップ2:新TOEICTEST文法特急2急所アタック編を5周
先ほど紹介した続編です。
前回の「新TOEICテスト文法特急」が正答率6割の力を8割にもっていく参考書だとすれば、この「新TOEICTEST文法特急2急所アタック編」は正答率8割を9割にもっていくための本です。
基礎が欠けている状態でこの参考書に手を出してしまうとあまり効果が得られず無駄な時間になってしまいます。
流れとしては、「新TOEICTEST文法特急」→「新TOEICTEST文法特急2急所アタック編」の順番で問題演習しましょう。
ステップ3:TOEICL&Rテスト文法問題でる1000門をひたすらやり込む
あとはひたすら大量に問題を解くだけです。
ここまで紹介してきた2冊は、問題演習もできますがどちらかというと、TOEIC英文法のテクニックを習得するための本となります。
そこで、大量問題演習の時間です。
ここで紹介する「文法問題でる1000問」はTOEICpart5の頻出問題を、1000問解けます。
ただ、ここまでややインプット多めに勉強してきているので、1000問のアウトプットを行って初めて、インプットとアウトプットのバランスが取れてきます。
「これだけやればもう間違えることはないっしょ!」
そんな自信すら湧いてくるような、そんな問題集です。ぜひ、取り組んでみましょう。
TOEIC英文法勉強法のまとめ
最後に今回のTOEIC英文法勉強法を振り返ってみましょう。
まず、大切なのはインプットとアウトプットのバランスを取ることでしたね。
そこで、大量のインプット手段として「1億人の英文法」で学習。
そうでしたね。
次に、1億人の英文法でインプットした内容をアウトプットするため「600点集中講義」で実践。
ここまでで、英文法学習の土台が完成です。
そして、「新TOEICTEST文法特急シリーズ1、2」の2冊を使って、さらにTOEICpart5のテクニックを習得し、最後に1,000問の問題演習を通して、大量のアウトプット。
で、忘れないでほしいのが、分からない箇所があったら、即座に「1億人の英文法」で復習することです。
この解説の通りの勉強していけば、必ずTOEIC英文法はマスターできます。
ぜひ、実践してみてください。
こちらでは、TOEIC勉強法についていろいろな方法をまとめています。ぜひチェックしてみてください。
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