突然ですが、TOEIC英単語の勉強法ってしっかり理解してますか?
もし、正しい覚え方を知らないままやみくもに勉強しているようなら、注意が必要です。
- やみくもに書いて覚える
- ただ目で見るだけで覚えてる
- 発音を意識していない
- そして結局本番で英単語が分からない
こんな人たちは、今すぐ英単語の覚え方を改善しないと、これから先TOEICスコアが伸びることは全くありません。
あえて、厳しいことを言っていますがTOEICにおいて英単語力はかなり重要なのです。
そんな悩みを抱える皆さんに向けて、TOEIC920点ホルダーの私が、「TOEICで高スコアを取るための英単語勉強法」について解説していきます。
なぜTOEICには英単語力が欠かせないのか
それは
「なぜTOEIC攻略のために英単語の勉強が必要なのか」
です。
単語学習の意味を知らずに、英単語を勉強していても
「英単語を覚えることに何の意味があるんだろうか…」
「別に単語知らなくてもTOEICできるし…」
なんて思ってしまい、いまいちモチベーションが上がりません。
ですから、単語力の向上とTOEICスコアアップにはどんな関係性があるのか、まずは知っていただきたいと思います。
TOEICの英単語はビジネス系の特殊な単語
過去に受験したことがある方はお分かりだと思いますが、TOEICはビジネス英語のテストです。
それに応じてビジネス系の英単語がかなり出題されます。
「bilateral」→「二国間の」
「negotiable」→「交渉の余地がある」
上記の単語はTOEIC頻出単語なのですが、なかなか日常では使う機会がないですよね…。
でも、高スコアを取るためには、ビジネス独自の英単語を覚えていかなければならないのです。
そういった意味で、英単語の勉強は必須になります。
単語の知識を直接問われる問題が存在する
特にリーディング問題に関してなのですが、英単語を単に知ってるだけで得点できる箇所が多数存在します。
ですから、TOEICにおいて単語力は点数そのものに直結するのです。
逆に言えば、単語を知らないだけで失点につながってしまうので、相当痛いです…。
800点以上などのハイスコアを狙っていくのならば、なおさら無駄な失点は避けたいですよね。
英単語を知らないと文章を読むのに時間がかかる
リスニング、リーディングどちらでも共通しているのは英語で書いてある設問を読んで意味を理解し、回答するプロセスです。
しかし、もし英単語を知らなかったらどうでしょう。
毎回毎回、問題文の意味を理解するのに時間がかかってしまい、全く進みません。
また、長文問題では、いかに文章を早く理解して回答できるかがポイントとなってきます。
そんな中で、英単語の知識が欠けていると、制限時間内に問題が解き終わらなくなってしまい、TOEICスコアが伸びないです。
ですから、時間内に解き終わるためにも英単語の知識は欠かせないのです。
TOEIC高スコアのための英単語勉強法
ここからは本記事のメイントピック「TOEIC英単語の覚え方」について解説していきます。
ポイント1:自分のレベルにあった英単語帳を選ぶ
自分の目標となる点数を目指せる英単語帳を選ぶことが必須です。
おすすめの英単語帳に関しては最後に解説しますので、そこから選ぶようにしてください。
また注意してほしいのが、例えば、自分がまだTOEIC500点台なのに800点レベルの英単語帳を使って勉強してしまう人。
その人の言い分としては
しかし、これ間違っています。
なぜなら、基本的に英単語帳はターゲット層を絞って販売しているので、600点を目指す人には600点を効率よくとるための英単語帳、800点を目指す人にはそれに応じた英単語帳という形になっています。
それゆえ、自分の身の丈に合わない単語帳を選んでしまうのは、勉強の効率を下げてしまいます。注意が必要ですね。
ポイント2:1回で覚えようとしない
ダメな勉強法としてありがちなのは、1回で英単語を覚えようとしてしまうことです。
その場で覚えるため、時間をかけてじっくり1つの単語に時間を割く…。
もし、該当していたら今すぐやめましょう。これほど効率が悪い単語の覚え方はありません。
人間は基本的に忘れてしまう生き物です。1日経つと、昨日覚えたことの半分は忘れてしまいます。
重要なのは、1冊の英単語帳を何周も何周も繰り返して最終的に覚えるという考え方を持つことです。
目安としては、2~3カ月かけて10周くらいすればどんな単語帳も完璧にマスターできます。
長期的なスパンで考えて英単語を覚えていきましょう。
ポイント3:1日最低100単語以上覚える
ポイント2で解説した内容と関連していますが、英単語の勉強をする日は1日最低100個以上覚えるようにしてください。
なぜなら、英単語は1回その場で覚えただけで簡単に定着するものではなく、何回も何回も繰り返す必要があるからです。
その「何回も何回も繰り返す」というプロセスを踏むために、1日の英単語学習量は最低100以上にしましょう。
はい、その通りです。正直結構きついでしょう。
しかし、それくらい英単語は重要ですし、英語学習の初期に単語の土台を作っておかなければ今後伸びなくなってしまいます。
ですから、1日100個以上。これを徹底してください。
ポイント4:前回覚えた内容を軽く見てから始める
先ほどもお伝えしましたが、人間は忘れる生き物です。なので、忘れるということを前提に勉強する必要があるのですが…。
本音を言えば、覚えた単語を頭の中に残しておきたいですよね?
そこで、できる限り単語を脳に定着させる方法が
「毎回その日の分の単語学習に入る前に、前日覚えた内容をパラっと振り返ることです。」
ほんとにさらっとでいいのです。軽く目で見るだけで十分です。
この軽く見る作業を毎回行うだけで、前日覚えた単語を長期的に維持していくことができます。
まあ、それでも結局のところは忘れてしまうんですけど…。あくまで何周も何周も繰り返すことは避けられません…。
ポイント5:発音を意識し声に出して単語を覚える
英単語力をリスニングに繋げるためには、耳で単語を聞いて、意味を認知できるようにする必要があります。
こちらでは、リスニング力アップのための単語の覚え方についてまとめました。
そのための方法として、単語の下に書いてある発音記号を意識しながら英単語を覚えていかなければなりません。
※発音記号を学ぶのには「英語耳」という本がおすすめです。
日本人が苦手とする「R」の発音方法など詳しく解説されています。
ポイント6:単語を頭の中でイメージ化して覚えていく
例えば「dog」という英単語。みなさんすんなり理解できて「英語を日本語に訳す」認識がないと思います。
むしろ、「dog」という単語を見て、犬が散歩している絵などがイメージできたりするんじゃないでしょうか。
実は英単語学習において、このイメージできる状況というのがとても重要です。
なぜなら、リスニングでもリーディングでも、英単語を見た時にいちいち英語を日本語に訳そうと思って、読んでいたら内容を理解するのに莫大な時間がかかります。
そこで、重要なのがなるべく訳す意識を持たないように英単語を覚える事なのです。
そのための方法として、英単語を毎回覚える際に、その単語の具体的なイメージを頭の中に思い描くようにしてください。
このプロセスで単語を覚えることにより、長文問題などでその単語に遭遇した際、イメージで捉えられるようになります。
少し難しいですが、TOEIC800点900点くらいの人は無意識に、英語をイメージでとらえることができています。
つまり、英語上級者になるためには重要なことなのです。
TOEIC勉強におすすめの単語帳
ここからは、どんな英単語帳を使えばいいのか解説していきます。
ただ、迷ったら「金のフレーズ」と「DUO」を選ぶようにしましょう。では、その理由も踏まえて、これから紹介していきます。
金のフレーズ
金のフレーズは、TOEIC学習の大定番英単語帳です。
「公式問題集」と「金のフレーズ」の2つは英語学習者全員が持っていないとおかしくない!
とまで、言えるくらい必須です。
では、なぜ金のフレーズがここまで、はやっているのでしょうか。
その理由は簡単。
なぜなら、金のフレーズに掲載されている英単語が本番で出題される確率が高いからです。
私も、実際に金のフレーズで勉強しましたが、本当によく出ます。
また、出題率の高さ以外にも
- 使いやすいデザインであること
- 点数別に分けられていること
- 音声ダウンロードが可能なこと
- 例文のクオリティが高いこと
など、金のフレーズが人気の理由はたくさんあります。実際にAmazonでもベストセラーになっていたり、迷ったらこれを選べと自信を持っておすすめできる英単語帳です。
金のフレーズは、有料ですがアプリもあるので、本よりアプリがいい方はこちら。
金のフレーズ2(TOEIC®L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ 収録)
DUO3.0
DUO3.0は実はTOEICのための英単語帳ではありません。
しかし、この単語帳はTOEICに限らず、全ての英単語を網羅している点が売りで、TOEIC用の英単語力だけでなく、総合的な英単語力をつけることができます。
ですから、「金のフレーズ」でTOEIC用の英単語の知識をつけながら、DUO3.0で総合的な英単語力をつける、なんて組み合わせて使うと、最強の英単語マスターに慣れます。
ちなみに、私はこの方法で英単語力をつけていった結果、洋書を軽々読めるレベルになりました。
ハリーポッター好きの私が、洋書で勉強した話はこちら。
キクタン990
有名英単語帳キクタンシリーズの最高傑作です。
タイトルがキクタン990となっているように、TOEIC990点を狙いたい人のための英単語帳となります。
中を見てみると分かりますが、まあ難しい…。
TOEIC900点を超えてきて、さらに990点に向けて英単語を覚えたい!って人には、オススメの英単語帳ですね。
TOEIC英単語の勉強法まとめ
では、ここまでの内容をおさらいしていきましょう。
まず大切なのは
- 自分のレベルに合った単語帳を選ぶこと
次に、
- 1回で覚えようとせずに、長期的に覚える意識を持つこと
- 人間は忘れる生き物だから
- 最後に「単語をイメージでとらえる」
今回の記事を参考に、
まずは英単語帳を選ぶ
↓
具体的に勉強法を解説している箇所で、勉強法を学ぶ
↓
実践する
これだけで、TOEIC英単語はマスターできます。ぜひ、今日から実践してみてください。
Amazonで参考書を買う場合は、キクタンのようにAudibleで無料になっていないか、確認してから購入してくださいね。