「englishlab」と検索すると、まったく別のサービスやイベントが同じ名前でいくつも出てきます。
そのため、「どれが自分の知りたいenglishlabなのか」「どれを使えばいいのか」が分かりにくくなりがちです。
この記事では、代表的な3つの「englishlab」――レアジョブの学習メディア「English Lab」、ピアソンのオンライン教材「MyEnglishLab(英語版URLでenglishlabと表示されることもある)」、自治体の子ども向けイベント「ながおかキッズ EnglishLAB」――を整理し、それぞれの特徴と選び方をまとめます。
あわせて、「englishlab」でよく扱われる文法テーマ(知覚動詞など)の基本もやさしく解説し、「自分や子どもに合うサービスをどう選べばいいか」まで分かるように案内していきます。
- 「englishlab」という名前で指される3つのサービス・イベントの違いが分かる
- レアジョブEnglish LabとMyEnglishLabの特徴と使い分けが分かる
- ながおかキッズ EnglishLABのねらいと参加する価値が分かる
- 知覚動詞など、englishlabで扱われる文法の基本ポイントが分かる
englishlabの全体像と結論
最初に、「englishlab」という名前が指しているものを整理し、どんな人がどのサービスを見るべきかをまとめます。ここが分かると、以降の内容を迷わず読み進められます。
複数のenglishlabを整理
結論から言うと、「englishlab」という言葉は次の3つを指して使われていることが多いです。
名前は似ていますが、運営している組織も目的もまったく違います。
レアジョブ English Lab は「記事を読む学習メディア」です。
英会話スクールのブログ・コラムのような位置づけで、英語表現や文法のニュアンス、学習法などをわかりやすく解説しています。
MyEnglishLab は「学校や塾が導入するオンライン教材システム」です。
先生がクラスを作り、課題を配信し、成績管理までできるプラットフォームで、学習者はそこで練習問題を解きます。
ながおかキッズ EnglishLAB は、「自治体が主催する1日体験型の英語イベント」です。
子どもが英語のゲームや活動を通して、英語に楽しく触れることをねらいとしています。
つまり、同じ「englishlab」という言葉でも、「読むメディア」「授業システム」「イベント」の3タイプに分かれると考えると整理しやすくなります。
自分に合うenglishlabの選び方
自分に合うenglishlabは、「誰の英語力を」「どんな形で伸ばしたいか」で決まります。
個人で英語を勉強している社会人・学生なら、まず見るべきなのはレアジョブの English Lab です。
理由は、無料で読めて、日常会話やビジネス英語、文法の細かい使い分けなど、すぐに使える情報が多いからです。
学校や塾の先生、大学の教職員など、クラス単位で英語教育を運営したい人には MyEnglishLab が候補になります。
課題配信や自動採点、成績表の作成までを一つのシステムで行えるため、紙教材だけよりも授業準備と管理の負担を減らせます。
小学生の子どもに「まず英語を好きになってほしい」と考えている保護者や、地域の英語イベントを探している人には、ながおかキッズ EnglishLAB のような自治体主催イベントが向きます。
英語を本格的に勉強する前に、「英語って楽しい」と感じさせる場として価値があります。
自分にあったenglishlabを選ぶときは、次の3つのどれに近いかをまず考えるとスムーズです。
どれに当てはまるかが分かれば、この記事の中で重点的に読むべき章も自然に見えてきます。
個人学習と教育機関での違い
englishlab まわりのサービスは、「個人学習向け」と「学校・自治体向け」で役割が分かれています。
レアジョブ English Lab は、個人学習者に向けて作られています。
記事を読めば、1人でも英語のニュアンスや文法のポイントを理解しやすくなり、オンライン英会話のレッスンでの会話ネタにもなります。
一方、MyEnglishLab は、教育機関の先生が中心となって使うツールです。
学生だけでアカウントを作っても、クラスIDやアクセスコードがなければ活用できません。
教科書と連動した問題が前提なので、「授業の一部」として設計されています。
ながおかキッズ EnglishLAB は、自治体(長岡市教育委員会)が企画する公共イベントです。
学校教育と近い立場ですが、成績やテストよりも「体験」と「楽しさ」を重視している点が特徴です。
このように、個人が自宅で読むメディアなのか、先生が授業で使うシステムなのか、自治体が行う体験イベントなのかを見分けると、英語学習の計画も立てやすくなります。

レアジョブEnglish Labの特徴
ここからは、それぞれのenglishlabをくわしく見ていきます。まずは、個人学習者にとって一番身近な「レアジョブ English Lab」です。英語のニュアンス解説に強く、日常会話やビジネスで「自然な英語」を目指す人に向いています。
メディアの概要と対象者
レアジョブ English Lab は、オンライン英会話サービス「レアジョブ英会話」が運営する英語学習メディアです。
公式サイト上で無料公開されているコラム・解説記事の集まりで、何百本もの記事がストックされています。
主な対象者は、次のような人たちです。
扱っているレベルは、中学〜高校の基礎構文から、ビジネスで使う高度な表現まで幅広いです。
ただし、英字新聞レベルの超上級向けではなく、「中級〜中上級を目指す人」に向けた説明が中心です。
英語学習メディアとしてのスタイルは、「用法の細かい違い」や「日本語から直訳しがちな表現」にしっかりと向き合うのが特徴です。
単なる単語一覧ではなく、「この場面ならこちらの単語の方が自然」といった解説が多く、実際の会話やメールでそのまま使える内容になっています。
たとえば、日本の英語教育全般については文部科学省や教育委員会などからも情報が出ていますが、民間の学習メディアとしてこうしたニュアンス解説に特化しているのがレアジョブ English Lab の強みです。学校教育の方針の背景を知りたい場合は、文部科学省の資料も参考になります(例:文部科学省公式サイト)。
記事内容と学べるテーマ
English Lab の記事は、大きく分けると次のようなテーマに分かれます。
ひとつは、ビジネス英語・高度な表現です。
「法外な値段」「途方もない要求」など、日本語ではよく使うが英語にしにくい言い方を、自然な英語にするとどうなるかを解説しています。
たとえば inestimable(値段がつけられないほど貴重)など、辞書で見てもイメージしにくい単語を、具体的な場面と一緒に紹介してくれます。
もうひとつは、シチュエーション別フレーズ集です。
駅やバス停で困っている外国人への声かけ、道案内の言い方など、国内で外国人を助ける場面を想定した簡単なフレーズが多く紹介されています。
「とっさに英語が出てこない」という日本人が多い場面を中心に、すぐに真似できるような表現が並んでいます。
さらに、語彙のニュアンス・使い分け解説も充実しています。
「認める」を意味する accept, admit, approve などの違いや、altogether と all together の違いのように、見た目が似ている単語の使い分けをていねいに説明しています。
文法・構文に関しても、「if と whether の違い」「中学〜高校入試に出る基本構文まとめ」など、テストにも会話にも使えるテーマが多く取り上げられています。
最近では、AIへの英語プロンプトの書き方など、新しいツールと英語学習を組み合わせた記事も増えています。
このように、English Lab は「単語帳」でも「問題集」でもなく、「日本人がつまずきやすいポイントを解説する読み物」として設計されていると考えるとイメージしやすいでしょう。
ニュアンス重視学習の利点と限界
English Lab の最大の特徴は、ニュアンスと自然さにこだわった解説です。
こうした学び方の利点は、次のような点にあります。
例えば、「伝わるけど不自然な英語」を特集した記事では、日本語の語順や言い回しをそのまま英語にしてしまうパターンが詳しく説明されます。それを読むことで、自分の英文を見直す視点が得られます。
一方で、記事を読むだけではどうしても限界もあります。
文章で理解しても、実際に口から出す練習をしないと、本番の会話や会議でスムーズに使えるようにはなりません。
アウトプットが足りないと、「読めば分かるが話せない」状態になりやすいのです。
この弱点を補うには、English Lab でインプットした表現を、オンライン英会話や英語日記などで必ず使ってみることが大切です。
レアジョブ英会話のレッスンでは、メディアで扱われたような文法・表現を実際に使って話すことで、理解を定着させる工夫もされています。
つまり、English Lab は「知識を整理してくれる参考書代わり」として活用し、その上で自分のアウトプットの場をどこかに持つ、という組み合わせが理想的です。

MyEnglishLabの機能と使い方
次に、教育現場向けのオンライン教材プラットフォーム「MyEnglishLab」を見ていきます。ピアソンが提供するシステムで、コース管理や課題・成績の一元管理ができるのが特徴です。英語版のログインURLなどで「englishlab」という文字列が使われることもあり、ここから検索してきた人もいます。
MyEnglishLabの基本機能
MyEnglishLab は、教育出版社ピアソンが提供する英語学習用のデジタルプラットフォームです。
目的は、教室授業とオンライン学習を組み合わせて、英語の授業運営を効率化することにあります。
主な機能は、大きく次の4つに分けられます。
先生は1つの管理者アカウントで複数のクラスを管理でき、学年間を通したコースの設定や変更もオンライン上で完結します。
課題の配布や回収、採点、成績表の作成をすべてシステム上で行えるため、紙のプリントや手作業の集計に比べて大きく負担を減らせます。
学習者側から見ると、教科書と連動した練習問題がオンラインで提供される形になります。
リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングを統合したアクティビティやテストがあり、練習後にはフィードバックも得られます。
レポート機能では、クラス全体や個々の学生のパフォーマンスを、活動別・テスト別に細かく見ることができます。データはダウンロードも可能で、評定や指導計画に活用しやすい設計です。
なお、ピアソンは MyEnglishLab 以外にも「Pearson English Connect」などのプラットフォームを提供しており、本格的なハイブリッド授業を運用したい場合にはそちらが使われることもあります。デジタル教材を使った学習の全体像を知るには、ピアソンの日本語公式サイトが参考になります(例:ピアソン・ジャパン公式サイト)。
学生側の導入ステップ
学生として MyEnglishLab を使い始めるには、基本的に次のステップを踏みます。
まず、指定されたサイト(例:http://english.com/signin など)にアクセスし、メールアドレスなどを入力してアカウントを作成します。
このとき設定したユーザー名は、後から変更できない仕様になっているため、学籍番号や学校で指定されたルールに沿って入力することが重要です。
次に、サインインして「コースをアクティベート」します。
テキストに付属しているアクセスコードや、学校から配られたコードを入力することで、そのコースの教材にアクセスできるようになります。
最後に、担当の先生が配布した「クラスID」を入力して、実際のクラスに参加します。
ここで注意が必要なのは、先生がクラスを作成したときと「同じ製品」のコースを使うことです。
別のレベルや別シリーズの MyEnglishLab に登録してしまうと、クラスIDを入れても参加できません。
パスワードを忘れた場合は、ログインページの「パスワードまたはユーザー名をお忘れですか?」からリセットできます。
同じメールアドレスで複数アカウントを作っている人は、どのアカウントをリセットするかの選択も求められます。
以上のステップを一度経験しておけば、新しい学期に別のコースを登録するときも、ほぼ同じ流れで進められます。
教員側の運用と注意点
教員として MyEnglishLab を運用する場合は、学生よりも一段階多い作業が必要になります。
主な流れは、「コースの選択 → クラス作成 → 課題設定 → 成績確認」です。
まず、自分が教える科目やレベルに合った MyEnglishLab 対応教材を選び、そのコースを管理画面に登録します。成人向け(Adult)と中高生向け(Secondary)でシリーズが分かれており、タイトルによって搭載されている機能や画面デザインが少し異なります。
次に、クラスごとに「クラスID」を発行し、学生に配布します。
1つの管理者アカウントで複数クラスをまとめて扱えますが、1クラスあたりの登録人数は300名までが推奨されています。それ以上になると、動作に支障が出る可能性があるため注意が必要です。
課題設定では、各ユニットの練習問題やテストを選び、締切日や再挑戦回数(attempt 数)を指定します。
これにより、「締切日までに3回までやり直しOK」など、クラスの方針に合わせた運用が可能になります。
成績確認では、クラス全体の正答率や、学生ごと・活動ごとの詳細なデータを閲覧できます。
成績表はダウンロードもできるため、定期試験の成績と組み合わせて、総合評価を出す際にも役立ちます。
注意点としては、次のようなものがあります。
技術的なトラブルや登録方法の細かい疑問については、MyEnglishLab 専用のサポートページや FAQ が用意されており、24時間対応のテクニカルサポートも利用できます。
全体として、MyEnglishLab は「先生の授業準備と管理を大きく楽にし、学生には多くの練習機会を提供するシステム」と言えますが、導入初期には先生・学生ともにログインやクラス参加の手順を丁寧に案内する必要があります。

キッズ向けEnglishLABと活用法
最後に、「ながおかキッズ EnglishLAB」のような、子ども向け英語イベントとしての EnglishLAB を見ていきます。学校の授業やオンライン教材とはちがい、「英語への親しみ」を育てることに重きが置かれています。
ながおかキッズの概要
ながおかキッズ EnglishLAB(English Lab/イングリッシュラボ)は、新潟県長岡市の「長岡市教育委員会」が関わる子ども向け英語体験イベントです。
2024年8月5日に実施された様子が番組として収録・公開されており、英語を楽しむ様子が紹介されています。
イベントの内容は、次のようなアクティビティが中心です。
子どもは、いくつかのブースをまわりながら、英語のあいさつや簡単なフレーズを使って活動します。
評価やテストよりも、「英語を存分に楽しむこと」が前面に出たプログラム構成になっています。
このようなイベントは、地域の国際理解教育の一環として行われることが多く、英語だけでなく、外国の文化や人とのかかわり方にもふれる機会になります。
子どもへの学習効果と価値
ながおかキッズ EnglishLAB のような体験イベントには、通信教育や英会話教室とはちがう意味があります。
一番大きいのは、英語に対する感情的なイメージを「楽しいもの」にできることです。
ALTの先生たちとゲームをしたり、友だちと一緒に英語を使ったりすることで、「英語=テスト科目」ではなく、「外国の人とつながるためのことば」として感じられます。
このようなポジティブな体験は、あとから学校で本格的に文法や単語を学ぶときにも、「苦手意識を持ちにくい」という効果があります。
たとえば、「小さいころから英語の歌やゲームが好きだった子どもは、中学校での英語学習にも前向きになりやすい」ということが、教育現場の実感としてよく語られます。
また、複数のALTがいるブースをまわる形式であれば、「さまざまな発音の英語にふれられる」「初対面の人と英語でコミュニケーションをとる練習になる」といった利点もあります。
家庭の立場から見ると、このようなイベントは、「英語教室に通わせる前の、お試しの場」としても使えます。
子どもがどれくらい英語に興味を示すのか、どのようなアクティビティが好きなのかを知るきっかけにもなるでしょう。
英語学習法と役割の違い
キッズ向け EnglishLAB と、レアジョブ English Lab や MyEnglishLab のようなサービスは、そもそも目的が違います。
レアジョブ English Lab や MyEnglishLab は、「単語・文法・スキルを身につけること」を主な目的とした学習ツールです。
一方、ながおかキッズ EnglishLAB などのイベントは、「英語への興味や慣れを育てること」を大きな目的としています。
学習法としてまとめると、次のような役割分担になります。
子どもの場合、いきなり文法書やテスト対策から始めるよりも、まずイベントやゲームで「英語って楽しい」と感じさせることが、その後の学習効果を高めることにつながります。
一方で、イベントだけでは語彙力や文法力はなかなか伸びません。
楽しさを感じたあとに、学校の授業や家庭学習、必要に応じてオンライン英会話などを組み合わせることで、初めて「使える英語力」へとつながっていきます。
保護者としては、「イベントでの体験 → 家でのフォロー(今日習った表現を一緒に復習する) → 必要に応じて継続的な学習」という流れを意識しておくと、子どもの英語学習が一時的なものにならずに済みます。

総括
最後に、この記事で扱った内容をまとめます。自分や家族の目的に合わせて、どの englishlab から活用していくか考えるときのチェックリストとして使ってください。
自分の目的に合った englishlab を選び、インプットとアウトプットの両方を意識しながら、長く続けられる英語学習の形を作っていきましょう。

