日本語では何気なく「いいね!」とよく言いますが、英語では場面や気持ちの強さによって、使う表現がかなり変わります。
いつも “Good.” ばかりだと、そっけなく聞こえたり、不自然に感じられることもあります。
この記事では、会話・ビジネス・SNS で自然に使える「いいね」の英語を、文型と場面ごとに整理して紹介します。
自分の言いたい「いいね」のニュアンスに一番近いフレーズを選べるようになることがゴールです。
- good / nice / great / awesome / cool などの強さと違いが分かる
- That’s ~ / It sounds ~ / That must have been ~ の文型で「いいね」を言える
- 雑談・ほめ言葉・誘いへの返事など、場面別の「いいね」フレーズを使い分けられる
- ビジネスとSNSで失礼にならない「いいね」の英語表現が分かる
「いいね」の基本英語と結論
まずは、「いいね」にあたる代表的な単語と、その強さ・カジュアル度を整理します。
ここをおさえると、どの場面で何を選べばいいかが一気に楽になります。
代表的な形容詞と序列
「いいね」の代表的な形容詞は次の5つです。
「強さ(どれくらい“いい”か)」の目安は、よく次のように説明されます。
Good < Nice < Great < Awesome
(cool は方向性が少し違い、「かっこいい」「イケてる」寄りです)
それぞれのイメージを、シンプルにまとめると次のようになります。
| 単語 | ざっくりした日本語 | 強さ | よく使う場面 |
|---|---|---|---|
| good | いいね(控えめ) | ★☆☆☆☆ | 無難なリアクション全般 |
| nice | いいね / 素敵だね | ★★☆☆☆ | 雑談・予定・経験への相づち |
| great | すごくいいね / 素晴らしいね | ★★★☆☆ | 良い報告・成果・ニュース |
| awesome | 最高! めっちゃいい! | ★★★★☆ | 旅行・イベント・若者同士の会話 |
| cool | かっこいい / いい感じ | ★★★☆☆ | 見た目・持ち物・アイデアなど |
まずは、Nice. / That’s nice. / That’s great. を「とりあえずこれを言えばOKな『いいね』」として覚えておくと安心です。
カジュアル度とフォーマル度
同じ「いいね」でも、ビジネスと友達同士では言い方を変えた方が自然です。
ざっくりとしたフォーマル度は次のように考えると使いやすくなります。
ビジネスメールや目上の人には、
That’s good.
That’s great.
That’s wonderful.
などの落ち着いた表現が安全です。
逆に、
Awesome! / Cool! / Sweet! / That’s sick!
は友達・同僚など親しい相手向けのカジュアル表現です。
「sick」はもともと「病気」ですが、若者同士では「やばい(良い意味で)」というスラングになります。ビジネスでは避けましょう。
フォーマル場面で迷ったら、That’s great. を選べば、ほとんどのケースで無難に通用します。
状況別に使い分けるコツ
「どの単語を使うか」は、①誰に ②どれくらい ③何について を意識すると選びやすくなります。
たとえば次のように考えてみてください。
また、「お〜いいね!」と感情を乗せたいときは、文頭に一言つけると、一気に自然になります。
Oh, that’s great! / Wow, that’s awesome! / Woah, that’s sweet!
日本語の「お〜」に当たる部分が “Oh,” “Wow,” “Woah,” です。
逆に、isn’t it? をつけて “That’s nice, isn’t it?” とするのは不自然なことが多いです。
ここでの「ね」は、同意を求める「ね」ではなく、感嘆の「ね」だからです。
こうしたニュアンスは、英会話教材やオンライン英会話の解説でもよく説明されています。
例えば、英会話サービスが運営する Q&A では “Nice!”, “Great!”, “Awesome!” の使い分けをたくさんの例文つきで紹介しています(例:オンライン英会話サービスの英語コラムなど)。
自分でもいくつか例文を声に出して比べてみると、感覚がつかみやすくなります。

文型で覚える「いいね」フレーズ
単語だけでなく、「文の型」で覚えると応用が一気に広がります。
ここでは特によく使う 3パターン、That’s + 形容詞 / It sounds + 形容詞 / That must have been + 形容詞 をまとめます。
That’s +形容詞の基本
「いいね」の一番基本の形が That’s + 形容詞. です。
今聞いた報告や、目の前で起きたことを、そのまま「それは~だね」と評価します。
代表的な組み合わせをいくつか見てみましょう。
-
英語:That’s good.
日本語:それはいいですね。 -
英語:That’s nice.
日本語:いいね。 -
英語:That’s great.
日本語:それはすごくいいね/良かったね。 -
英語:That’s awesome!
日本語:うわ、最高じゃん! -
英語:That’s wonderful.
日本語:それは本当に素晴らしいですね。
相手の報告を聞いたときの会話例も見てみます。
-
英語:A: I passed the exam.
B: That’s great!
日本語:A:試験に受かったよ。 B:それはすごくいいね! -
英語:A: I got a new job.
B: That’s good. Congratulations.
日本語:A:新しい仕事が決まったよ。 B:それはいいですね。おめでとう。
「目の前の報告・成果」をほめるときは、この That’s + 形容詞 を使うのが基本です。
It sounds ~ の使い方
相手が「これからすること」や「さっきしたこと」を話していて、それを聞いて「よさそう」「楽しそう」と感じたときは、It sounds + 形容詞. / That sounds + 形容詞. を使います。
sounds は「~に聞こえる」という意味なので、「聞いた感じ、~そうだね」というニュアンスになります。
-
英語:That sounds good.
日本語:それいいね/よさそうだね。 -
英語:That sounds nice.
日本語:お~、いいねえ。 -
英語:That sounds awesome!
日本語:それ最高じゃん! 楽しそう! -
英語:That sounds so relaxing.
日本語:お~いいねえ。すごくリラックスできそう。
会話の中での使い方を見てみましょう。
-
英語:A: I’m going to stay at an onsen hotel this weekend.
B: Oh, that sounds so relaxing.
日本語:A:今週末、温泉ホテルに泊まるんだ。 B:お~いいねえ。すごくリラックスできそう。 -
英語:A: We’re having a BBQ tomorrow.
B: That sounds great!
日本語:A:明日バーベキューするよ。 B:それいいね!
“That’s good.” と “That sounds good.” の違いはここがポイントです。
すでに起きたこと・決まったことを評価するときは That’s good.
話を聞いて「よさそうだ」と思ったときは That sounds good. が自然です。
That must have been ~
もう終わった出来事について、「きっと良かっただろうね」「さぞ楽しかっただろうね」と共感したいときは、That must have been + 形容詞. を使います。
must have been は「~だったに違いない」という意味で、相手の経験に想像で寄りそうフレーズです。
-
英語:Oh, that must have been nice.
日本語:お~いいねえ。きっと良かっただろうね。 -
英語:That must have been great.
日本語:それはすごく良かったに違いないね。 -
英語:That must have been amazing.
日本語:それはきっと素晴らしい経験だったね。
会話例も見てみましょう。
-
英語:A: I went to Florida for two weeks in February.
B: Oh, that must have been nice.
日本語:A:2月に2週間フロリダに行ったんだ。 B:お~いいねえ。きっと良かっただろうね。 -
英語:A: I met my favorite singer last month.
B: Wow, that must have been amazing!
日本語:A:先月、好きな歌手に会ったんだ。 B:わあ、それはきっとすごく良かったでしょ!
過去の出来事への「いいね」= That must have been + 形容詞 と覚えておくと、旅行話などにとても便利です。

場面別の「いいね」英語表現
ここからは、実際の場面ごとに、どんな「いいね」フレーズを使えば自然かを整理していきます。
雑談、見た目をほめるとき、誘いへの返事など、よくあるシーンに分けて見ていきましょう。
雑談や報告へのリアクション
まずは、日常会話で友達や同僚の話を聞いたときの「お〜いいね!」リアクションです。
ニュースや近況に対しては、基本的に次のどれかを使えばOKです。
例文でイメージをつかみましょう。
-
英語:A: I went to Italy last month.
B: That’s great!
日本語:A:先月イタリアに行ったよ。 B:それいいね! -
英語:A: I’m going to Hawaii next week.
B: Oh, that sounds awesome!
日本語:A:来週ハワイに行く予定なんだ。 B:お〜いいね!最高じゃん! -
英語:A: I found a 20 dollar bill today!
B: Oh, that’s awesome!
日本語:A:今日20ドル札を拾ったよ! B:お〜いいね! -
英語:A: I started a new job yesterday.
B: That’s good. Good luck with it!
日本語:A:昨日から新しい仕事を始めたよ。 B:それはいいね。頑張ってね!
「お〜いいね!」感を出したいときは、ぜひ文頭に Oh, / Wow, / Woah, をつけてみてください。
それだけで、声のトーンまで伝わるような自然なリアクションになります。
見た目や持ち物をほめる
人の見た目・服装・持ち物に対する「それいいね」は、形が少し変わります。
基本パターンは次の3つです。
それぞれ例文で確認してみましょう。
-
英語:I like your bag.
日本語:そのバッグいいね。 -
英語:I like your hair.
日本語:その髪型いいね。 -
英語:It looks good on you.
日本語:それ、似合ってるね。 -
英語:It looks cool on you.
日本語:それ、すごくかっこいいね。 -
英語:That shirt suits you well.
日本語:そのシャツ、とても似合ってるよ。
I like your ~. は「あなたの~が好きだ」という意味で、とても柔らかいほめ言葉です。
より強く言いたいときは、love を使って I love your bag.(そのバッグすごく好き)とすることもできます。
「似合っている」と具体的に言いたいときは、It looks + good / nice / cool / cute + on you. の形がよく使われます。
服に限らず、メガネや帽子、アクセサリー、メイクなどにもそのまま使えるので、丸ごとパターンで覚えておくと便利です。
誘い・提案への賛成表現
「それいいね、行こうよ」「ぜひそうしよう!」という賛成の「いいね」は、少し違うフレーズを使います。
代表的なのは次の3つです。
会話例で具体的に見てみます。
-
英語:A: Let’s go to the new cafe this weekend.
B: That sounds good!
日本語:A:今週末、新しいカフェ行かない? B:いいね! -
英語:A: Do you want to join us for dinner tonight?
B: I’d love to.
日本語:A:今夜の夕食、一緒にどう? B:ぜひ行きたいです。 -
英語:A: How about watching a movie after work?
B: Sure, why not?
日本語:A:仕事のあと、映画でもどう? B:いいね、そうしよう。
That sounds good. は「それ、よさそうだね」という軽めの賛成。
I’d love to. は「ぜひそうしたいです」という、とても前向きで丁寧な返事です。フォーマルな場でも安心して使えます。
Sure, why not? はカジュアル寄りで、「いいね、やろうよ」というノリのよい返事です。仲の良い友達との会話にぴったりです。

ビジネスとSNSの「いいね」
最後に、ビジネスのフォーマルな場面と、SNS 上の「いいね」の言い方を整理します。
同じ「いいね」でも、ここを間違えると「軽すぎる」「意味が伝わらない」などのギャップが出やすいので、あらかじめ押さえておきましょう。
フォーマル場面での言い方
ビジネスメールや、上司・お客様への会話では、くだけすぎたスラングは避けた方が安全です。
次のようなフレーズが、フォーマルでもカジュアルでも使える定番です。
-
英語:That’s great. Thank you for your hard work.
日本語:それは素晴らしいですね。ご尽力ありがとうございます。 -
英語:That’s wonderful news.
日本語:それは素晴らしい知らせですね。 -
英語:Good to hear that everything went well.
日本語:すべてうまくいったと聞き、良かったです。 -
英語:Your idea sounds good. Let’s discuss it further.
日本語:そのご提案は良さそうですね。さらに検討しましょう。
逆に、ビジネスの場では次のようなスラング系は避けた方が無難です。
※ sweet / sick / awesome(相手との距離がある場合)などは、若者っぽく聞こえたり、軽く感じられることがあります。
英語学習サイトや大学の英語学習ページなどでも、フォーマル度に応じた表現の選び方が紹介されています(例:大学の英語学習支援ページなど)。
メールを書くときは、一度こうした例文も参考にしてみると、表現のトーンを整えやすくなります。
SNSの「いいね」の英語
SNS の「いいね」は、基本的に like を使います。
「いいねする」「いいねした」「いいねお願いします」など、よく使うパターンをまとめて覚えておきましょう。
-
英語:I liked his Instagram post.
日本語:彼のインスタ投稿にいいねしたよ。 -
英語:Thanks for the like on my photo.
日本語:写真にいいねしてくれてありがとう。 -
英語:Please like and share this video.
日本語:この動画にいいね&シェアお願いします。 -
英語:Give it a thumbs up if you enjoyed it.
日本語:楽しんでくれたら、いいね(高評価)してください。
また、インスタなどでは “like for like(いいね返し)” “follow for follow(フォロー返し)” といった表現も見かけます。
どちらも「あなたがしてくれたら、こちらも返します」という意味のネットスラングです。
音楽サービスなどでは、ハートマークに “Love” と書かれていることもあります。
この場合は「とても好き」「特にお気に入り」というニュアンスで、「強めのいいね」のようなイメージです。
誤解しやすい表現と注意点
最後に、「いいね」と混同しやすい、注意が必要な表現をまとめておきます。
まず I’m good. は、「私はいいね」ではありません。
会話では「大丈夫です」「結構です(要りません)」という「断り」の意味で使われることが多いです。
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英語:A: Do you want some more coffee?
B: No, I’m good.
日本語:A:コーヒーおかわりいる? B:ううん、もう大丈夫。
一方で、I’m so good. は、「俺、めっちゃうまいじゃん」「私、かなりイケてる」という自画自賛のニュアンスになります。
スポーツやゲームでうまくいったとき、自分をほめて言うようなイメージです。
※「いいね」と言いたいときは I’m good. / I’m so good. ではなく、「That’s good.」「That’s nice.」などを使いましょう。
また、日本語の「いいね?」の感覚で “That’s nice, isn’t it?” と言いたくなるかもしれませんが、感嘆としての「いいね」は、基本的に “isn’t it?” をつけずに言い切る方が自然です。
Oh, that’s nice! / That’s great! / That sounds awesome!
とシンプルに言えば十分に気持ちは伝わります。

まとめ
最後に、この記事全体のポイントをもう一度整理します。
復習や自分のフレーズ集づくりに、必要なところだけ抜き出して使ってください。
ここまでのフレーズから、自分が特によく使いそうなものを 5~10 個だけ選んで、実際の会話や SNS で使ってみてください。
「That’s nice.」「That sounds good.」から少しずつバリエーションを増やしていけば、自然な「いいね」がどんどん言えるようになります。

