Langaku(ランガク)は、集英社公認の人気マンガを使って英語の多読ができる学習アプリです。
「英語の本は続かないけれど、マンガなら読める」という人にとって、かなり相性のよい学習法になります。
この記事では、Langakuの仕組みや学習効果から、無料版と有料版の違い、チケット・コインの損しない使い方まで、利用前に気になるポイントをまとめて解説します。
自分のレベルや生活リズムに合うかどうか、読みながら判断できるように構成しています。
- Langakuがどんな英語多読アプリか、基本と特徴が分かる
- マンガ多読でどんな英語力が伸びるのか、根拠と例が分かる
- 無料版とLangaku+(有料)の違いと、損しない選び方が分かる
- レベル別・生活リズム別のおすすめの使い方と多読ペースが分かる
Langakuとは何か
まずはLangakuがどんなアプリなのか、他の英語教材との違いや、どんな人に向いているかを整理します。
ここを押さえると、「自分に合うかどうか」がかなり判断しやすくなります。
アプリの基本概要
Langakuは、集英社公認の英語版マンガで多読ができる英語学習アプリです。
ONE PIECE、鬼滅の刃、SPY×FAMILY、NARUTO、ハイキュー!! など、有名作品を英語で読めます。
主な基本情報は次のとおりです。
アプリ内では、次のような学習体験ができます。
・マンガのコマを英語で読み、分からないコマはタップで日本語表示に切り替え
・ページ内の「英語のコマ数」を4段階で調整し、英語と日本語の割合を変える
・セリフの音声を再生して、リスニング・発音練習にも利用
・単語タップで辞書表示、さらにAI解説でニュアンスや例文まで確認
つまり、「読む」「聞く」「調べる」をマンガ1本でまとめて行える仕組みになっています。
他教材との違い
Langakuの最大の特徴は、マンガと多読の組み合わせです。
この組み合わせが、他の英語教材とはっきり違う点をいくつか整理します。
多読は本来、「辞書をなるべく引かずに、分からないところは飛ばしながら大量に読む」というスタイルです。
Langakuは、コマタップ翻訳や英語割合の調整によって、この多読の考え方をマンガに落とし込んでいるのが強みです。
一方で、問題演習や文法解説を中心にしたアプリではないので、「文法をゼロから教えてほしい」「テスト形式で演習をたくさんしたい」というニーズには向きません。
多読でインプットを増やし、文法や試験対策は別教材で補う、という使い分けが現実的です。
向いている人と目的
Langakuが特に向いているのは、次のような人です。
目的でいうと、次のようなゴールを狙う人に合います。
・共通テストなどで「読むスピード」と「読解量」を上げたい
・映画や洋書を英語で楽しめるようになりたい
・英語を日本語に訳さず、直感的に理解できるようになりたい
・会話で出てくる日常表現や言い回しを増やしたい
逆に、次のような場合は、他の教材をメインにした方がよいかもしれません。
・マンガそのものにほとんど興味がない
・1日5分程度しか英語に時間を取れない
・細かい文法解説や問題演習を、アプリ1つで完結させたい
・小学生など、内容的にまだ早い作品が多そうな年齢層
英語力というより、「マンガが好きで、ある程度読む時間が取れるかどうか」が、向き不向きを分けるポイントです。

マンガ多読の学習効果
この章では、「マンガで多読することで本当に英語力が伸びるのか?」という疑問に答えていきます。
多読学習の考え方や、実際のスコアアップ事例もあわせて見ていきましょう。
多読学習の考え方
多読学習のポイントは、「辞書にあまり頼らず、大量に読むこと」です。
分からない単語があっても、前後の文や状況から意味を想像しながら、テンポよく読み進めます。
日本語と英語は、語順や文の組み立て方が大きく違います。
そのため、「いちいち日本語に訳して理解する読み方」だと、どうしてもスピードが落ちてしまいます。
多読のねらいは、英語の語順やパターンに脳を慣れさせて、「英語のまま意味が浮かぶ状態」を作ることです。
この考え方は、学校教育や研究でも紹介されており、たとえば慶應義塾大学の英語教育関連サイトなどでも、多読や大量インプットの重要性が語られています。
Langakuは、この多読の考え方をマンガで実現しています。
絵があることで、知らない単語があっても大まかな意味が分かりやすくなり、「細かく分からなくても読み進める」状態を作りやすくなります。
読解力と語彙への効果
マンガ多読で期待できる効果は、主に次の3つです。
Langakuでは、セリフ単位でAI解説を表示できるので、「どこで文を区切って理解すればいいか」が視覚的に分かります。
これを繰り返すことで、長い文でも自然にかたまりで読めるようになっていきます。
語彙面では、「単語帳で見たことはあるけれど、どう使うか分からない」という言葉が、実際の会話シーンで何度も出てきます。
同じ表現を色々な状況で見ることで、意味だけでなくニュアンスも理解しやすくなります。
また、大量に読むことで、1分あたりに読める語数(WPM)がじわじわ上がっていきます。
読むスピードが上がると、リスニングで音声を追う力も上がりやすい、ということは、たとえば教育関連企業の公開している研究レポートなどでも指摘されています。
Langakuは語数カウント機能を持っており、1話ごとに「読んだ語数」「読書時間」「自分のWPM」が分かるので、進歩を実感しながら続けやすいのもポイントです。
スコアアップ事例と数値
Langakuのユーザーボイスでは、共通テストや模試の点数アップに関する具体的な事例がいくつか紹介されています。
もちろん、これらはあくまで個別の例ですが、共通するのは「毎日コツコツ読んでいた」という点です。
多読は短期間の詰め込みではなく、数カ月〜1年以上かけてじわじわ効いてくるタイプの学習法です。
目安としては、次のくらいを意識すると効果を感じやすくなります。
Langakuの語数カウント機能を活用すると、「今年は30万語読む」など具体的なゴールが立てやすくなります。
最初から高い目標を立てるより、まずは「1日1話ペースで1カ月続ける」といった小さな目標から始めるのがおすすめです。

Langakuの使い方と多読法
ここからは、実際にLangakuをどう使えば多読効果を最大限に引き出せるかを説明します。
作品の選び方、英語割合の設定、読む量の目安まで、具体的なステップで見ていきましょう。
作品選びとレベル感
多読で失敗しやすいのは、「難しすぎるもの」を選んでしまい、読むのがつらくなるパターンです。
最初の作品選びは、次の2つを軸に考えると失敗しにくくなります。
おすすめは、「日本語で内容を知っていて」「1話あたりの語数が少なめ」の作品から始めることです。
たとえば、日常シーンが多い作品や、スポーツものなどは、状況が分かりやすいため、英語としても理解しやすくなります。
noteなどの体験レポートでは、「テニスの王子様」のように1話あたりの語数が少なめの作品(約300〜400語)を入口にしてから、「マッシュル」→「Dr.STONE」と少しずつ語数の多い作品に移っていくステップアップ例も紹介されています。
レベル感の目安としては、次のような順番が考えやすいです。
・多読ほぼ初めて:語数少なめ・日常多めの作品(スポーツ・学園・コメディ系)
・英検準2〜2級レベル:バトル系やファンタジーなど、語数多めの人気作品
・英検準1級以上:Dr.STONEなど、専門用語・説明文が多い作品も混ぜる
最初から人気バトル作品に挑戦したい場合も、「英語割合を下げる」「日本語版で内容を一度おさらいしてから英語にする」など、負荷を調整しながら進めると挫折しにくくなります。
英語割合とAI機能の使い方
Langakuで重要なのが、「英語のコマ数(英語割合)」の設定と、辞書・AI解説との付き合い方です。
ここを上手くコントロールできると、多読のペースを崩さずに理解も深められます。
英語割合は4段階で調整でき、「英語ほぼゼロ」から「ほぼ全部英語」まで変えられます。
おすすめの使い方は、次のようなステップです。
辞書・AI解説はとても便利ですが、毎コマのように使ってしまうと、多読ではなく精読になってしまいます。
多読として使うときは、「同じ単語や表現を何度も見るのに、どうしても気持ち悪い」と感じるポイントだけ調べるぐらいがちょうどよいバランスです。
一方で、受験対策や表現の理解を深めたいシーンでは、あえて1コマをじっくり読み込み、AI解説でスラッシュリーディングや文構造を確認する「精読モード」に切り替えるのも有効です。
「今日は多読の日」「今日は精読の日」と決めて使い分けると、学習効率が上がります。
読む量とペース配分
どのくらい読めば多読として意味があるのか、ペースの目安も気になるところだと思います。
Langakuの1話あたりの語数は作品によって違いますが、大まかには次のように考えられます。
| タイプ | 1話の語数の目安 | 読む時間の目安(WPM80〜100) |
|---|---|---|
| 語数少なめ作品 | 300〜500語 | 5〜7分 |
| 標準的な作品 | 500〜1,000語 | 7〜12分 |
| 語数多め作品 | 800〜1,200語以上 | 10〜15分 |
多読としておすすめなのは、次のようなペース配分です。
・忙しい学生・社会人:1日1話(10〜15分)
・受験生や本気で伸ばしたい人:1日2〜3話(20〜40分)
Langakuは読書時間やWPMを自動で記録してくれるので、まずは無料版で1週間ほど使って、自分の平均WPMと「1日どのくらい読めるか」を把握しましょう。
そのうえで、「このペースなら有料プランの元が取れそうか」を判断すると、課金の失敗が少なくなります。
※無理に「毎日30分以上」と決めるより、「最低1話は読む」を目標にした方が、長期的には続きやすいです。調子のいい日は2〜3話読む、といった柔らかいルールにするのがおすすめです。

料金プランと賢い選び方
最後に、もっとも気になる「お金まわり」を整理します。
無料版でどこまでできて、有料版(Langaku+)にすると何が変わるのか。チケット・コインをどう使えば損しないかも解説します。
無料版でできること
無料版でも、Langakuの多くの機能を試すことができます。
まずは無料で試してから、自分に合うかどうかを見極めるのがおすすめです。
無料版の主な特徴は次のとおりです。
一方で、制限もあります。
・チケットのストック上限が3枚なので、数日読まないとチケットが無駄になる
・作品によっては、一定話数以降はコインでしか読めない
・AI解説などの高機能は利用に制限がある(または有料のみ)
コインについては、無料ユーザーでも次のような方法で少しずつ貯められます。
・1日に1話読むと10コイン
・7日連続で読むとボーナス30コイン
・チュートリアルやイベントなどでも入手できる場合あり
ただし、チケットで読めない話をコインで読む場合、1話あたり80コインほど必要になることが多く、「同じ作品を一気読みしたい」人にはやや物足りない仕様です。
Langakuプラスの内容
有料サブスク「Langaku+」に加入すると、読める量と使える機能が大きく広がります。
公式サイトやストア情報をもとにした主な内容は次のとおりです。
「毎日1〜2話以上読む」「複数作品を並行して読みたい」「AI解説をガンガン使いたい」という使い方なら、Langaku+にする価値はかなり高いです。
※Langaku+は自動更新制です。解約する場合は、期間終了の24時間前までに端末の「設定 → アカウント → サブスクリプション → Langaku」から手続きが必要です。ここを忘れて「気づいたら更新されていた」という声もあるので注意しましょう。
チケットとコインの攻略
Langakuの課金まわりでやや分かりにくいのが、「チケット」「コイン」「サブスク」の関係です。
多読の目的で損をしないための基本的な考え方を整理します。
まず役割をシンプルにまとめると、次のようになります。
この仕組みを踏まえると、次のような使い分けがおすすめです。
・1日1話ペース、時々休む → 無料版+たまにコイン
・1日1〜2話を安定して読みたい → Langaku+の下位または標準プラン
・1日2〜3話以上、多作品をがっつり読みたい → Langaku+(上位プランがある場合はそちらも検討)
特に重要なのは、「自分の読書時間に対して、サブスク代が見合うかどうか」です。
たとえば、1話10分として、
・週3回、1回1話 → 月におよそ12話(120分)
・ほぼ毎日、1日2話 → 月に60話(600分)
このように試算すると、「月にどれくらい英語マンガを読むか」がはっきりしてきます。
無料版で1〜2週間ほど使い、「チケットをよく余らせるか」「コイン不足でストレスを感じるか」を観察してから、有料化を判断すると失敗が少ないです。

総括
最後に、Langakuで英語多読を始めるうえで押さえておきたいポイントをまとめます。


