今回はTOEICなどの英語学習に詳しい当サイト管理人が、本当におすすめできるリスニングアプリについて解説していきます。
リスニング力を伸ばすためには、日々の通勤中や通学中などの隙間時間に少しでも英語を聞くことが大切になってきます。そこで、役に立つのがリスニングアプリです。
自分にぴったりのリスニングアプリを見つけることができれば、リスニング力の大幅アップに間違いなくつながるでしょう。
しかし、多くの人が「どのリスニングアプリを選んでいいのか分からない」という悩みを持っているのが現状です。
なので、今回の記事で
など、様々な観点からアプリについて解説していきます。これから本格的にリスニング力を伸ばしたい人は必見です。
リスニングはアプリで勉強するべき理由
結論からお伝えしますと、リスニングはアプリで勉強するとかなりはかどります。なぜなら、最近はリスニングアプリの質が高くなってきており、スクリプトがついているなど学習しやすくなってきています。
これまでは、多くの人が本屋で参考書や教材を購入して、付属のCDをわざわざ手間をかけてダウンロードして、スマホなどに入れてリスニング学習をしていたと思います。
しかし、リスニングアプリならそんなこと一切不要です。
なぜなら、アプリにスクリプト・音声などすべて入っているからです。つまり、アプリならダウンロードした瞬間、その場で勉強を始めることができるのです。
最近のリスニングアプリは質が高まっている
さらに、最近の傾向ですがリスニングアプリは全体的に質が高まっています。
これまでは海外のネイティブの音声を利用して学習するのが難しかったですが、現在はネイティブの会話や海外のラジオ音声など、アプリを使えば何でも聞けるようになっています。
大手企業もリスニングアプリに参入している
また、リスニングアプリの質が高まってきている背景には大手企業の参入があります。例えば、かつてApplestoreの教育部門で人気NO,1を獲得したスタディサプリEnglishなどは有名教育会社リクルートが開発したアプリです。
またアルクや大手出版社なども参入したため、全体的に良質なアプリが増えてきています。
おすすめできないリスニングアプリもあるという事実
大手企業が参入したことで、良質なリスニングアプリが増えたことも事実ですが、逆に悪質なリスニングアプリも増えてしまっています。
その背景として、個人でも簡単にアプリ開発ができる時代になったということがあります。
そのため、広告収入を狙い広告だらけの低品質アプリが溢れてしまっています。
リスニングアプリの選び方ポイント
では、どうすれば本当に良質なリスニングアプリを見つけることができるのでしょうか。そのポイントを解説していきます。
➀リスニングアプリ製作者を確認
先ほどお伝えしましたが、現代はアプリなんて誰でも作れてしまう時代です。なので、広告収入などの金もうけを目的にアプリを作る人がたくさんいます。
そのため、アプリを選ぶときは必ずアプリ作成者を確認するようにしましょう。できれば個人が開発した適当なアプリよりも、どこかの企業が開発しているアプリの方が信頼性が高く学習効果も得やすいです。
②そのリスニングアプリが自分のニーズに合っているのか
また、リスニングアプリと言っても特徴があります。例えばディクテーションを中心に取り組むことで、リスニング力を高める目的で作られているアプリもあれば、とにかく多聴にこだわっているアプリなどもあります。
そこで、大切になってくるのが自分がどんなリスニングアプリを今、欲しているのかを理解した上でアプリ選びを行うことです。
TOEICの勉強法:リスニングアプリのおすすめ紹介(2019)
・スタディサプリENGLISH
リスニンプアプリとしてスタディサプリENGLISHを使うには、2種類のアプリがあります。
基本的な日常英会話からビジネス英語までに対応した「スタディサプリENGLISH」。
TOEIC®L&Rテスト対策に特化した、「スタディサプリENGLISH TOEIC®L&Rテスト対策」。
この2つのリスニングアプリ、私が知る限りおそらく最強です。
なぜなら、アプリ1つでディクテーションから発音対策、また英会話対策もできます。
さらに、最新のテクノロジーを利用したリスニングモードもあるため、各々の苦手分野に合わせた対策を行うことができます。
リスニング力を伸ばすためには、今自分が聞こえない英語は何なのか把握することはかなり重要です。その点、このスタディサプリEnglishは素晴らしいです。
またこのアプリは、リクルートが作成したアプリなので、信頼性も抜群。
※1.リスニングプラス:あなただけの聞き取れない原因を解析してくれます。
※2.細かい部分まで聴き取る力をつけるために欠かせないディクテーション機能。
※TOEICスコアアップにも高い効果。
☆公式サイトにスタディサプリEnglishを利用して、TOEICスコアがアップした体験談など詳しい解説もあります。気になる方は確認してみるのも良いと思います。
公式サイト>> スタディサプリENGLISH TOEIC®L&Rテスト対策
※4.オートリスニング機能で通勤通学中にリスニング強化できる
私が知る限り最もリスニング力を伸ばすことができるアプリです。もし、どのアプリを使えばよいのか迷う。。なんて方は、スタディサプリEnglishを強くおすすめします。
累計ダウンロード数も385万ダウンロードと、さすがリクルートが作っているだけはあります。
スタサプの口コミは、実際に私が使ってこちらにまとめました。
・英語耳ゲー
英語耳ゲーと、名前はゲームっぽい印象なのですが、これ実はすごいんです。
なぜなら、このアプリをやり込むとリスニングで重要になる音と音の聞き分けができるようになるんです。
例えば、「Pray」と「play」この2つの単語をカタカナで表現するとどちらもプレイですよね。しかし、スペルをよくみると「R」と「L」が違います。
このアプリでは、こういった細かな違いを理解できるようになるのが目的で作られているのです。
こうした細かい音と音の違いを聞き取れるようになると、リスニングのレベルを1段階進化させることができます。なので、根本からリスニング力、もっというと英語力全般を底上げしていきたい人は、この英語耳ゲーがおすすめです。
2もあります。
・リスニングドリル
これはたくさん英語を聴くことでリスニングを劇的に進化させたいという人には最適なアプリです。TEDや童話などの音声を利用して、学習することができます。
また、このアプリは英語学習者が勉強しやすいように作られているため、音声速度調整機能や英語字幕と日本語字幕を同時に見ることができるなど、かなり便利です。
※現在300万ダウンロードと安定した人気を誇るアプリです。
リスニングドリルについては、こちらの記事でも解説しているので気になる方はチェックしてみてください。
・究極の英語リスニング
初めに謝罪しておきますが、このアプリは有料です。そしてそのうえ、1,800円と非常に高い。。
ただ、このアプリを開発した会社は有名英語教材を多数出版しているアルクという会社です。アルクは、これまで自社でどうすれば英語力を伸ばすことができるのか研究してきた実績があるので、安心して学習することができるアプリです。
また、有料アプリということだけあって、リアルタイムで添削してくれるサービスなどもついています。音声速度も0,5倍から2,0倍まで調整して学習することができます。
なので、基本的には万能なアプリと言っても良いのでしょうか。
ただ、高い。。それにつきますね
・えいご上手
超初心者向けリスニングアプリです。英語が全く聞き取ることができない初心者の方に最適なアプリだと思います。
このアプリはどうやって勉強すればいいのか、どうすればリスニングを伸ばして英語を耳で理解できるようになるのかをしっかり解説してくれているので、基本的な部分から学びたい人には最適でしょう。
また過去にApplestoreエッセンシャルという「殿堂入りアプリ」に選ばれた実績もあります。なので、初心者が1から丁寧にリスニング能力を付けたいという人は検討の余地がございます。
・英語聞き耳上手
このアプリは、日本人がなかなか聞き取れない「R」と「L」の違いなどを実践的に聞き分けるトレーニングをすることができるアプリです。
また、ただ聞き分けるだけではなく、実際に発音する事で、英語の音声を体に染み込ませるというのが、このアプリのコンセプトでもあります。
アプリ使用者の基本レベルは、高校生から英語学習中級者程度の実力者となっています。TOEICに換算すると500点台の人ですね。
英語を発音記号から、丁寧に学んでいきたいという人は挑戦してみましょう。
・POLYGLOTS
これは、リスニングだけでなくリーディングにも使える英語学習者のマストアイテムです。海外で話題となっている英語のニュースを「読むこと」と「聴くこと」を通して学ぶことができます。
このアプリでは、初心者から使用できると書いてありますが、個人的な印象ではTOEIC730点以上の実力者が使用するべきものだと考えています。
理由は、シンプルで普通に難しいからです。なので、ここまで紹介したアプリで英語の音を丁寧に聞き分けることができるようになり、あとはたくさん量をこなすだけだという段階になった時に、チャレンジすべきアプリなのではないでしょうか。
・TED
はい。TEDです。これは紹介しなくても大体わかりますよね?
世界中のプレゼンテーションを聞くことができるアプリです。これに関しては、英語学習としてではなく、普通に面白いコンテンツとして利用する人もいるくらいなので、スマホに入っていても損はしないアプリです。
当然ながら無料です。
ただ、みなさんTEDが英語学習に良いってよく言われますよね(笑)でも実際TEDを使って勉強する方法ってなかなか分からないと思うんですよ。
なので、下記の記事でTEDを使って英語力を向上させる方法について解説しているので参考にしてみてはいかがでしょうか?
・BBC ニュース
英語ハイレベルの人はこれに挑戦しましょう。TOEIC900点を持っていても、なかなかこのレベルの音声を聞きこなすのは難しいですね。
BBCはイギリス人が聞いている、日本でいえばいわばNHKのようなものなので、当然簡単ではないでしょう。
しかし、TOEIC900点を超えて、さらに英検1級を目指していきたい方やこれから海外留学が控えていて、現地で困らないようにしておきたいという人には、欠かせませんね。
・NHK WORLD TV
NHKが運営している公式のアプリです。内容は様々ですが、日本の文化を外国人向けに英語で紹介しているものがあったりして、すごくおもしろかったです。
私が見たものは、日本の鎌倉の魅力を外国人に向けて伝えるという番組でした。こうした番組を、英語字幕英語音声で見ることで学習することができます。
ただ、これは勉強用というよりかは、それこそ暇な時間に少しみる程度な使い方の方が良いと思います。
・VoiceTube
VoiceTubeはユーチューブに出ている英語動画を基に学習することができます。学習できる音声とジャンルの幅広さでは群を抜いています。
またエンターテイメント要素も備えているので、楽しむことも実践的に学習することもできます。
・バイリンガルニュース
ネイティブの2人の会話を日本語も時折交えて、楽しく聞くことができるリスニングアプリです。
英語で最近のニュースについてネイティブが2人でそれぞれ意見を言い合った後、日本語でも意見を再び言ってくれます。
なので、英語でどんな話をしていたんだろ~と憶測を立てながら聴き、その後の日本語トークの際に答え合わせをするなんて聞き方をすると実力がつけられると思います。
・Englishjournal
超有名英語雑誌のアプリバージョンです。質の高さとコンテンツの面白さでは、CNNEnglishExpressと並びます。
これは、主観ですがTOEICスコアでいうと730点くらいの人が使用すると程よく負荷がかかるのではないでしょうか。
・CNNEnglishExpress
これも有名な雑誌のアプリ版です。高度なリスニング力を身に着けることができます。音源が、CNNのラジオ局のモノなので、ネイティブが普段聞いている音声を利用して学習することになります。
英検1級やTOEIC満点を狙いたいなどの高レベルの人にはおすすめですが、リスニングにあまり自信がない人はやめておいた方が良いでしょう。
TOEIC対策におすすめのリスニングアプリ
ここからはおすすめのTOEICリスニング対策アプリを紹介していきます。
先ほど、紹介したアプリでもTOEICリスニングに効果はありますが、TOEIC専用ではないのが欠点です。
やはり、TOEICのリスニングをできるようにしたいという目的があるなら、TOEICリスニング専用のアプリを使うべきです。
そこで、本当におすすめできるTOEICリスニングアプリを紹介します。
・スタディサプリイングリッシュTOEIC対策講座
これは先ほど紹介した、スタディサプリイングリッシュのTOEIC対策版です。
このアプリはTOEIC対策では今や大定番と言われているくらい驚異的です、、
何が驚異的なのか。
それはこのアプリ1つでTOEICのスコアを100点~200点くらい伸ばしてしまう人が多発しているからです。
※これは先ほども紹介した、スタディサプリEnglishのTOEIC対策版です。リスニングに限らずTOEICのスコアを最速で伸ばすことに特化しています。
有名英語講師関先生による解説講義なども、アプリ1つでできます。とにかくTOEICスコアアップにこだわるのなら、これを選びましょう。
・Englishuploader
TOEIC公式のリスニングアプリです。正直TOEICより遥かにレベルが高いような気がしますが、、
とても質の良い学習をすることができます。
ビジネスシーンに即した内容の音声が問題形式で流れてきて、それに回答していきます。
その後、音声の中の英単語や英文法の解説も行われるので、とても力をつけることができます。
・TOEIC600点【聴力】チャレンジ
TOEIC600点レベルのリスニング力をつけるためのアプリです。具体的に目指したい点数が600点なら、このリスニングアプリを使用してみるのも良いと思います。
600点レベルのリスニング問題を実践的に解きながら、実力をつけることができます。
・中学レベルでTOEIC600点を獲得!
このリスニングアプリは、中学レベルのリスニング力の人でも基礎から徹底的に学んで、TOEIC600点を目指すことができます。
本当に基礎の基礎から丁寧に学習できるのが、このリスニングアプリの良さなので、中学レベルから丁寧に着実にリスニング力を身に着けた人は、おすすめです。
・TOEICリスニングtestpro
このリスニングアプリは、実際のTOEICのテストに似た問題をたくさん解くことで実践的にリスニング力をつけることを目的としたアプリです。
正直なところ、あまり初心者には向かないです。ある程度リスニング力があって、さらに実力をつけて将来的に700点800点と高いスコアを目指す人は、これをダウンロードしましょう。
・リスニングfor the TOEIC
このリスニングアプリは、無料で大量にTOEICの問題解きたい人におすすめです。Applestoreで高い評価を受けているなど、実績十分のリスニング対策アプリです。
特にpart3,4などの対策がしたい人はダウンロードしましょう。
その他にもおすすめのTOEICアプリに関しては以下の記事で解説しています。以下の記事ではリスニング以外のTOEICアプリを解説しているので、気になる人はチェックしてみてください。
ポッドキャストもおすすめ
リスニングを勉強するには、ポッドキャストもかなりおすすめすることができます。
ポッドキャストとは、世界中のラジオ番組を聞くことができるサービスで、iPhoneなどには、元々入っている場合が多いです。
正直リスニングアプリよりもポッドキャストの方がたくさん勉強することができるかもしれません。
リスニングアプリで勉強するコツ
リスニングアプリを上手く生かして、リスニング力を向上させるコツをお伝えしていきます。
スクリプトを必ず使う
アプリ形式にしろ参考書の形式にしろ、スクリプトがないものでリスニングを勉強するのはおすすめできません。
なぜなら、スクリプトがないと自分が聞き取れない部分がどこなのか把握することができず、根本的なリスニング力向上につながらないからです。
なので、しっかりとスクリプトがあるリスニングアプリを選びましょう。
聞き流しはほぼ意味ないからやめましょう
とりあえず、音声を流しておく通称「聞き流し」は全く意味がありません。なぜなら、理解できない音声をただ流しっぱなしにした所で、自分が聞き取れるようになる音は増えていかないからです。
リスニングアプリで勉強している人は、「聞き流し」をやりがちなので気を付けましょう。
ネイティブ向けのラジオやニュースは上級者になってから
CNNやBBCなどの音声を通学中に聞く人もいると思います。しかし、それらは基本的に海外のネイティブ向けのものです。
なので、上級者以外の方はネイティブ向けの音声を利用するのではなく、今の自分でも容易に聞き取れるレベルの音声を地道に聞き続けるようにしましょう。
通学通勤中なら簡単な音声を聞きましょう
通学通勤に限らず、何かしながら英語を聞く際は簡単な音声を聞くようにしましょう。何か作業しているとき、基本的にあなたの最大限のリスニング力を発揮することができていない状態です。
そのため、いつもより多少簡単だな~と感じるレベルの音声をたくさん聞きましょう。
※難しい音声を聞きたがる人はよくいますが、あまり意味はないです。今の自分に適したレベルの音声か多少簡単に感じるレベルの音声を選ぶようにしましょう。
おわりに
とてもたくさんのリスニングアプリを今回は紹介しました。
冒頭にお伝えしたリスニングアプリの選び方などを参考にして、自分のニーズにこたえることができるアプリをダウンロードすることをおすすめします。
その他の「TOEICリスニングに関する勉強法」はこちらにまとめています。
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