「sacks」の意味と使い方を完全解説

未分類

「sack / sacks」は「袋」という基本の意味だけでなく、「クビ」「寝る」「略奪」「アメフトのプレー」など、文脈でガラッと意味が変わる少し厄介な単語です。

この記事では、試験やニュース、英会話でよく出る意味にしぼりつつ、文脈から正しく読み取るコツまでまとめて解説します。

途中で例文も多く入れていくので、「見たことはあるけれど、なんとなくで流していた」という人も、読み終わるころには自信を持って使えるようになります。

  • sack / sacks の全体像(品詞・活用・主要な意味)が整理できる
  • 「クビ」「寝る」「略奪」「アメフト」など意味ごとの使い分けと代表的な例文が分かる
  • get the sack / hit the sack など重要イディオムの意味とニュアンス、英米差がつかめる
  • bag / fire / dismiss など類義語との違いと、文脈から意味を見抜くコツが身につく

「sack」の基本意味と品詞

まずは「sack」という単語の基本的な正体を整理します。

名詞と動詞でどう違うのか、どの意味を優先して覚えるべきかが分かると、そのあとの内容も理解しやすくなります。

  • sack の品詞(名詞・動詞)と基本の活用形が分かる
  • 最重要の基本義「大きな袋」のイメージをつかめる
  • 「袋1つ分」の量を表すときのパターンが分かる
  • 試験や実際の英会話で、どの意味から優先して覚えるべきかが見える

名詞と動詞の基本形と活用

「sack」は名詞と動詞の両方になります。

基本情報をまとめると、次のようになります。

  • 発音:/sæk/(「サック」に近い音)
  • 名詞:a sack, two sacks(袋・クビなど)
  • 動詞:sack – sacked – sacked – sacking
  • 三人称単数現在:sacks(He sacks the quarterback. など)

文の中で見分けるポイントは、すぐ後ろに名詞が来るかどうかです。

たとえば

  • a sack of rice → a(冠詞)の後ろに来ているので名詞
  • They sacked him. → 人称代名詞(him)の前に来ているので動詞

というように判断できます。

また、「sacks」は

  • 名詞の複数形:two sacks of potatoes
  • 動詞の三人称単数現在:The company sacks workers.

のどちらにもなり得ます。

どちらなのかは、文頭から主語の形と合わせて見るのがコツです。

最重要義「大きな袋」の意味

「sack」の一番大事な基本義は、粗い布・紙・プラスチックなどでできた大きな袋です。

昔はジャガイモ・小麦・石炭など、大量の物を運ぶときの麻袋を指すことが多く、今でもそのイメージが残っています。

アメリカ英語では、スーパーの紙袋やレジ袋も「sack」と呼ぶことがあります。

代表的な使い方を、例文で確認しましょう。

  1. 英語:We bought a sack of potatoes at the market.
    日本語:市場でジャガイモを1袋買いました。
  2. 英語:He carried two heavy sacks of rice.
    日本語:彼は重いコメ袋を2袋運びました。
  3. 英語:Please put the groceries in the paper sacks.
    日本語:食料品を紙袋に入れてください。

「大きめの袋」「買い物袋」といったイメージで覚えておくと、多くの文で意味が取りやすくなります。

この「袋」の意味は、英検・TOEIC でもよく出るので、最優先で押さえましょう。

「袋一つ分」を表す用法

名詞の「sack」は、「袋ひとつ分の量」を表す数え方としてもよく使われます。

形は決まっていて、

a sack of + 名詞

で「〜1袋」「袋いっぱいの〜」という意味になります。

  1. 英語:She bought three sacks of flour.
    日本語:彼女は小麦粉を3袋買いました。
  2. 英語:A sack of coal was delivered to the house.
    日本語:家に石炭が1袋届けられました。
  3. 英語:They donated sacks of rice to the shelter.
    日本語:彼らは避難所にコメを何袋も寄付しました。

この用法はニュースや説明文でもよく出ます。

「数量(a sack / two sacks)+ of + 中身」のパターンを、そのままセットで覚えておきましょう。

より詳しい例を知りたい場合は、オンライン辞書の説明も参考になります(例:アルク英辞郎の “sack” の項目)。


「sack」はまず「大きな袋」「〜1袋分」というイメージをしっかり持つことが大切です。ここを土台にすると、「クビ」「寝る」など他の意味も覚えやすくなります。

意味ごとの使い分けと代表表現

ここからは、「袋」から離れて派生した意味をまとめて見ていきます。

特に「クビ」「寝る」「略奪」「アメフトのサック」は、ニュースや会話でよく出るので、典型的な表現ごと覚えてしまうのがおすすめです。

  • 「解雇」を表す sack(名詞・動詞)の基本パターンが理解できる
  • 「寝る」「ベッド」のくだけた言い方としての sack を押さえられる
  • 歴史ニュースなどに出る「略奪」の意味を読み取れるようになる
  • アメフトの「サック」の意味と、典型的な言い回しが分かる

解雇を表す「sack」の用法

「sack」は、イギリス英語の口語で「クビ・解雇」を表します。

名詞としては「the sack」、動詞としては「sack someone」という形で使うのが基本です。

名詞の代表表現:

  • get the sack:クビになる
  • give someone the sack:人をクビにする
  1. 英語:He got the sack for being late too often.
    日本語:彼は遅刻が多すぎてクビになりました。
  2. 英語:The company gave three workers the sack.
    日本語:その会社は3人の従業員をクビにしました。

動詞としては、このように使います。

  1. 英語:The manager was sacked after the scandal.
    日本語:その不祥事のあと、マネージャーはクビになりました。
  2. 英語:They decided to sack several top members.
    日本語:彼らは幹部数人を解任することに決めました。

イギリス英語では日常会話でとてもよく使われますが、くだけた表現なので、ビジネスの正式な文章では「dismiss」「terminate」など、より丁寧な語に言い換えるのが普通です。

寝る・ベッドを表す用法

アメリカ英語を中心に、「the sack」が「ベッド」「寝床」という意味で使われることがあります。

これもかなりくだけた表現で、「寝る」を意味するイディオムとしてよく使われます。

  • hit the sack:寝る、床につく(とてもよく使う)
  • sack out:寝る、ぐっすり寝る(米口語)
  • sack time:寝る時間(主に軍隊などの俗語)
  1. 英語:I’m really tired. I’ll hit the sack.
    日本語:すごく疲れたよ。もう寝るね。
  2. 英語:We sacked out as soon as we got home.
    日本語:家に着くとすぐに寝てしまいました。
  3. 英語:It’s almost sack time for the kids.
    日本語:もう子どもたちの寝る時間です。

「in the sack」は「ベッドの中」という意味から、文脈によっては性的なニュアンス(「ベッドでの相性」など)を持つこともあるので注意しましょう。

略奪・破壊を表す用法

歴史・軍事の文章では、「sack」が「都市の略奪・破壊」という意味で使われます。

名詞では「the sack of+都市名」、動詞では「sack a city」の形が典型です。

  1. 英語:The sack of Rome in 410 shocked the world.
    日本語:410年のローマ略奪は世界に衝撃を与えました。
  2. 英語:The invading army sacked the city.
    日本語:侵略軍はその都市を略奪しました。

この意味は、一般的なニュースよりも、世界史の教科書や歴史ドキュメンタリーなどでよく見かけます。

「都市名+of」で出てきたら、「袋」ではなく「略奪」の可能性を疑ってみてください。

スポーツでの特殊な意味

スポーツでは、特にアメリカンフットボールで「sack」がよく出てきます。

ここでは「(パスを投げる前の)クォーターバックをタックルして止めること」を指します。

名詞・動詞どちらにもなります。

  • a sack:1回のサック(プレー・記録)
  • sack the quarterback:QBにサックを決める
  1. 英語:He had three sacks in the game.
    日本語:彼はその試合で3回サックを決めました。
  2. 英語:The defense sacked the quarterback for a big loss.
    日本語:ディフェンスは大きくヤードを失わせるサックをQBに決めました。

アメリカのスポーツニュースや NFL 関連の記事では頻出なので、スポーツ好きの人は覚えておくと内容を追いやすくなります。


「クビ」「寝る」「略奪」「アメフト」は、それぞれよく一緒に出てくる単語(会社・ベッド・都市名・quarterback)で見分けられます。まずは代表パターンを丸ごと覚えるのがおすすめです。

イディオムと関連表現一覧

ここでは、「sack」を含む重要イディオムをまとめて押さえます。

特に「get the sack」「hit the sack」は、会話でもドラマでも本当によく登場するので、意味だけでなくちょっとしたニュアンスも一緒に覚えておきましょう。

  • get the sack / give someone the sack の意味と使い分けが分かる
  • hit the sack / sack out / sack time など「寝る」関連の定番表現を整理できる
  • 口語的な sack を含むフレーズと、丁寧さのレベル感が分かる
  • 会話でそのまま使える短いフレーズを、自分のものにできる

get the sack など解雇表現

「クビ」を表すイディオムは、主にイギリス英語で使われます。

覚えておきたいのは、次の3つです。

  • get the sack:クビになる
  • give someone the sack:人をクビにする
  • face the sack:クビになりそうな状況にある
  1. 英語:If you keep being late, you’ll get the sack.
    日本語:そんなふうに遅刻ばかりしていたら、クビになりますよ。
  2. 英語:They gave him the sack after the mistake.
    日本語:そのミスのあと、彼はクビになりました。
  3. 英語:Some employees are facing the sack because of cost cuts.
    日本語:コスト削減のため、クビになりそうな従業員もいます。

これらはすべて口語寄りで、くだけた言い方です。

ニュース記事でも使われることはありますが、会社の公式文書などでは「be dismissed」「lose one’s job」など、よりかたい言い方が選ばれることが多いです。

hit the sack など睡眠表現

「寝る」関連のイディオムは、アメリカ英語のカジュアルな会話でよく使われます。

  • hit the sack:寝る、床につく
  • sack out:寝る、ぐっすり寝る(くだけた口語)
  • sack time:寝る時間、就寝時間
  1. 英語:I have to get up early tomorrow, so I’ll hit the sack.
    日本語:明日は早く起きないといけないので、もう寝ます。
  2. 英語:The kids sacked out on the couch.
    日本語:子どもたちはソファで寝てしまいました。
  3. 英語:We don’t get much sack time during training.
    日本語:訓練中はあまり寝る時間がありません。

「hit the sack」は、「go to bed」と同じくらいよく使われるカジュアル表現です。

友達との会話や SNS で使うには自然ですが、フォーマルな場では「go to bed」を使ったほうが無難です。

sack を含む口語表現

ここまでの表現以外にも、口語的な「sack」を含むフレーズがいくつかあります。

  • sack up:度胸を決める、勇気を出す(米口語)
  • sack lunch:袋に入れて持っていく簡単なお弁当
  • sack race:袋飛び競争
  1. 英語:You need to sack up and talk to your boss.
    日本語:覚悟を決めて上司に話すべきだよ。
  2. 英語:We used to bring sack lunches to school.
    日本語:私たちはよく学校に紙袋のお弁当を持って行きました。
  3. 英語:They had a sack race at the school festival.
    日本語:学校祭で袋飛び競走がありました。

特に「sack lunch」はアメリカの学校・職場文化でよく出てきます。

紙袋にサンドイッチや果物を入れて持って行く、質素なお弁当のイメージです。


イディオムは「単語+意味」で覚えるより、「短いフレーズ丸ごと」暗記する方が、会話でスッと出てきます。「hit the sack」「get the sack」だけでも、しっかり自分のものにしておきましょう。

比較・判別のコツと注意点

最後に、「sack / sacks」を正しく使い分けるためのコツと注意点をまとめます。

英米の違いや、類義語との細かい差、そしてよくある誤解(suck との混同など)をここで整理しておくと、実際の文章を読むときも安心です。

  • 「解雇=sack」は主に英語圏で使われること、米英の違いが分かる
  • 「袋」を表す bag / sack / sac などのニュアンスの差をつかめる
  • 文脈から「袋・クビ・寝る・略奪・アメフト」を見分けるチェックポイントが分かる
  • スラング・卑俗な意味や “suck” との混同など、避けたい誤用を理解できる

英米差とレベル感の目安

「sack」は英語圏でも地域によってよく使う意味が少し変わります。

地域 よく使う意味・表現 特徴
イギリス英語 解雇:get the sack, sack someone 口語で頻出。「fire」より日常的・くだけた感じ。
アメリカ英語 寝る:hit the sack / sack out
アメフト:a sack
クビは「fire」が基本。「sack」はスポーツや睡眠表現でよく出る。
共通 袋:a sack of rice など 基本義として広く通じる。試験でもよく出る。

学習レベルとしては、

  • 英検:準2級〜2級
  • TOEIC:L&R 470点〜

あたりで十分意識しておきたい単語です。

まずは「袋」「get the sack」「hit the sack」だけでも確実にしておくと、多くの場面で役に立ちます。

類義語との違いと比較

ここでは、「袋」と「解雇」の2つに分けて、よく一緒に出てくる類義語との違いを整理します。

1. 「袋」を表す語の比較

  • sack:大きめの袋、麻袋、紙袋・レジ袋など。中身をたくさん入れるイメージ。
  • bag:最も一般的な「袋・かばん」全般。サイズや素材は問わない。
  • sac:医療・生物系で使う「嚢(のう)」など、専門用語寄り。
  • pouch:小さな袋、巾着、ポーチ。
  • pocket:服やカバンについている「ポケット」。

2. 「解雇する」を表す語の比較

  • sack:主に英語圏の口語。「クビにする」というイメージ。ややくだけている。
  • fire:主にアメリカ英語での口語。「クビにする」。感情的に響くこともある。
  • dismiss:フォーマルで中立的。「解任する」「解雇する」。

たとえばニュース記事なら

  • He was dismissed for misconduct.(不正行為で解雇された)

のように、感情を抑えた「dismiss」がよく使われます。

一方、友達同士の会話なら、イギリス人は「He got the sack.」、アメリカ人は「He got fired.」と言うことが多いです。

解雇表現のより詳しい整理は、教育系サイトなども参考になります(例:旺文社系サイトの “sack” 解説ページ)。

文脈から意味を読むコツ

「sack」は意味が多いので、文脈から判断するためのチェックポイントを持っておくと安心です。

  • 後ろに「of +物」が来る → a sack of rice など「袋・〜1袋分」の意味
  • 前後に job / company / manager / workers など仕事の語 → 「クビ・解雇」の意味
  • hit / out / time など sleep / bed 関連の語 → 「寝る・ベッド」の意味
  • Rome / city / village など地名・都市名+of → 「都市の略奪」の意味
  • quarterback / defense / yards などアメフト語彙 → 「サック(プレー)」の意味

たとえば

  • He got the sack from the company.

なら「会社からクビになった」だとすぐ分かりますし、

  • Let’s hit the sack.

なら「寝よう」という意味だと判断できます。

分からないときは、「そもそもこの文は何の話をしているのか?」という大きな流れに立ち返ると、自然に一つの意味に絞れるはずです。

誤用しやすい点と注意

最後に、「sack / sacks」を使うときに注意しておきたいポイントをまとめます。

  • sack と suck を混同しない:suck は「最悪だ」「ひどい」などのスラングで、まったく別の単語です。
  • 「解雇」の sack はイギリス英語中心:アメリカ人には少し古風・英語圏っぽく聞こえることもあります。
  • 「ベッド」の the sack には、場合によっては性的なニュアンスがつくことがある。
  • 卑俗なスラングとして「sack=陰嚢」を指すこともあるが、一般的な学習では無理に使わない方が良い。

※「sack」「suck」はどちらも /sæk/・/sʌk/ と似た発音で、スペルも1文字違いです。テストのライティングでは、綴りミスで意味が変わらないよう、特に注意しましょう。


普段の学習では、「袋」「get the sack」「hit the sack」の3つをまず確実に。そのうえで、ニュースをよく読む人は「略奪」、スポーツ好きなら「アメフトのサック」を追加で覚える、という優先順位がおすすめです。

総括

最後に、「sack / sacks」のポイントをまとめます。

  • 「sack」は名詞・動詞の両方になり、活用は sacks / sacked / sacking となる。
  • 最重要の意味は「大きな袋」「袋1つ分」で、「a sack of ~」の形が頻出。
  • イギリス英語では、「the sack」「sack someone」で「クビ・解雇」を表す口語表現としてよく使われる。
  • アメリカ英語では、「hit the sack / sack out」など「寝る・ベッド」を表す表現が会話で定番。
  • 歴史・軍事では「the sack of Rome」「sack a city」のように「略奪・破壊」の意味になる。
  • アメフトでは、「a sack」「sack the quarterback」が「QB へのタックル(サック)」を指す。
  • 「袋」の類義語では、sack は「大きめの袋」、bag は最も一般的、pouch は小さな袋というイメージの差がある。
  • 「解雇する」は、英語圏で sack、アメリカ英語で fire、フォーマルには dismiss がよく使われる。
  • 文脈と一緒に出てくる語(仕事・ベッド・都市名・アメフト語彙)を見ることで、「袋・クビ・寝る・略奪・サック」を判別できる。
  • sack と suck は綴りも意味もまったく違うので、スペルミスや取り違えに注意することが大切。
タイトルとURLをコピーしました