シャドーイングアプリの選び方と効果的な使い方

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英語の発音やリスニングを伸ばしたいとき、「シャドーイングがいい」とは聞くものの、どのアプリを選び、どう使えばいいか分かりにくいですよね。

この記事では、シャドーイングの基本から、アプリの選び方・具体的な練習手順・注意点までを一通りまとめます。

「とりあえず有名なアプリを入れてみたけれど、いまいち効果を感じない」という人でも、今日からやり方を整えて、ムダなく練習できるようになることを目指します。

  • シャドーイングの意味と、他のトレーニングとの違いが分かる
  • シャドーイングアプリに必要な機能と、タイプ別の選び方が分かる
  • アプリを使った具体的な学習フローと1回の練習手順が分かる
  • AI採点や有料サービスとの付き合い方、注意点が分かる

シャドーイングとアプリ活用の基本

まずは、そもそもシャドーイングとは何か、似た学習法との違い、そしてアプリで学ぶメリットと限界を整理します。

ここを押さえておくと、「なぜこの機能が必要なのか」「どういう順番で練習するべきか」がスッキリします。

  • シャドーイングの基本的な意味と、伸びるスキル
  • リピーティング・オーバーラッピングとの違い
  • アプリでシャドーイングを行うメリット
  • アプリ学習の限界と、他の勉強との組み合わせ方

シャドーイングの意味と効果

シャドーイングとは、英語音声を聞きながら、1〜2語ぶん遅れてそのまま真似して話すトレーニングです。

影(shadow)のように後を追いかけるので、この名前が付いています。

耳で聞き取った音を、ほぼ同時に口から出すことで、次の力がまとめて鍛えられます。

  • リスニング力(音を正しく聞き分ける力)
  • 発音・イントネーション(英語らしいリズムと抑揚)
  • スピーキングの瞬発力(考え込まずに口が回る力)
  • よく使う単語・フレーズの定着

第二言語習得の研究でも、リスニング・復唱力の向上に効果があるとされています。

「自分が発音できない音は、聞き取れない」という考え方がポイントで、ネイティブの音を真似し続けることで、これまで聞こえていなかった細かい音も聞こえるようになっていきます。

ただし、いきなり難しい長文でやると、ほとんどついていけずに挫折しやすくなります。

後でくわしく説明しますが、「今のレベルより少しだけ上」の短め素材を選ぶことが成功のカギです。

類似トレーニングとの違い

シャドーイングとよく混同されるのが、リピーティングとオーバーラッピングです。

違いを整理すると、どの練習をどの順番でやればよいかが分かりやすくなります。

学習法 やり方 主に鍛えられる力 難易度
リピーティング 1文を聞いたあと、音声が止まってから同じ文を言う 発音・文のチャンクごとの記憶 やややさしい
オーバーラッピング 英文を見ながら、音声と同時に声を出す リズム・イントネーション・音読の滑らかさ 中くらい
シャドーイング 英文を見ずに、音声の1〜2語後ろを追いかけて発話 リスニング+発音+瞬発力 やや難しい

おすすめの流れは、次のようなステップです。

  • 内容理解 → オーバーラッピング → シャドーイング本番

いきなりシャドーイングだけをやると、音も意味も追いつかず、「とにかく口を動かしているだけ」になりがちです。

オーバーラッピングで口と耳を慣らしてから、本番のシャドーイングに入ると、負荷がちょうどよくなります。

アプリ学習のメリットと限界

シャドーイング自体は、CDやYouTubeでもできます。

それでもアプリが人気なのは、次のようなメリットがあるからです。

  • スマホ1台で「再生・録音・スクリプト確認・採点」まで完結する
  • ニュース・スピーチ・会話など教材量が多く、選びやすい
  • 区間リピートや速度調整で、苦手な部分だけ集中練習できる
  • AI採点で弱点が可視化され、ゲーム感覚で継続しやすい

たとえば WE シャドーイングや「シャドーイング – 最短で英語が上達するスピーキング学習アプリ」では、録音した自分の声をすぐ再生でき、AIが発音を色分け・スコア化してくれます。

どこが聞き取れていないか、どこで噛んだのかが一目で分かるので、自己診断がしやすくなります。

一方で、アプリにも限界があります。

代表的なのは次のような点です。

  • AI採点は完璧ではなく、誤判定もある
  • リーディングやライティングは、別の学習が必要
  • アプリによってはアップデートが止まり、速度調整などが不足していることがある

たとえば、前述の「シャドーイング – 最短で英語が上達する〜」は発音判定機能は優秀ですが、速度調整ができない点を不満に感じるユーザーもいます。

また、シャドーイングだけでは文法理解やライティング力はあまり伸びないので、問題集や読書などと組み合わせる必要があります。

なお、シャドーイングの効果については、第二言語習得研究でも取り上げられています。

より専門的な背景は、大学の公開教材なども参考になります(例:東京外国語大学「言語モジュール」)。


シャドーイングは「耳と口を同時に鍛える練習」です。リピート・オーバーラップも組み合わせつつ、アプリの録音・採点機能をうまく使うと、短時間でも効率よく伸ばせます。

シャドーイングアプリの選び方

ここからは、どんなシャドーイングアプリを選べばよいかを整理します。

アプリごとの細かい違いよりも、まずは「必要な機能」と「自分のレベル・目的」との相性を優先して考えましょう。

  • 最低限ほしい機能と、あると便利な機能が分かる
  • レベル別・目的別に向いているアプリタイプが分かる
  • 無料アプリと有料サブスクの違いと、移行の目安が分かる
  • ニュース型・AI英会話型など、タイプごとの特徴を理解できる

必須機能と便利機能一覧

シャドーイングアプリ選びで失敗しないためには、「今のうちにないと困る機能」と「あると学習が楽になる機能」を分けて考えるのがコツです。

必須に近い機能は次の5つです。

  • 録音機能:自分の声を録り、モデル音声と聞き比べられる
  • 英語スクリプト:聞き取れない部分を文字で確認できる
  • 区間リピート:苦手な1〜2文だけを繰り返し再生できる
  • 再生速度調整:0.6〜1.0倍など、少しゆっくりから始められる
  • 学習履歴:どれだけ練習したかを自動で記録してくれる

録音とスクリプトがないと、「何となく口を動かして終わり」になりやすく、弱点の分析ができません。

区間リピートや速度調整があると、聞き取りづらい箇所だけゆっくり何度も練習できるので、時間あたりの効果が大きく変わります。

次のような機能は「あれば便利」なプラスアルファです。

余裕があればチェックしてみましょう。

  • AI発音採点(色分け・スコア):苦手な音を自動で可視化
  • 日本語訳・字幕のオンオフ:意味を確認しながら練習できる
  • レベル診断:テストから自分に合う教材を自動提案
  • 単語帳・復習機能:シャドーイング中に出た単語をそのまま覚えられる

WE シャドーイングや「最強 英語 シャドーイング」などは、録音+自動採点+速度調整+単語帳までそろっており、シャドーイング特化アプリとしてバランスが良い構成です。

レベル別・目的別のアプリ選定

アプリは「どのレベル向けか」「どんな目的に強いか」で向き不向きが変わります。

ここでは、アプリのタイプごとに、おすすめの人を整理します。

  • シャドーイング特化型:シャドテン、WE シャドーイング、最強 英語 シャドーイング など
  • 総合型(文法・単語つき):レシピー(POLYGLOTS)、スタディサプリENGLISH など
  • AI英会話型:スピークバディ、Speak、Plang など
  • ニュース・動画型:RedKiwi、VOA Learning English、TED など

ざっくりした目安は次の通りです。

初心者〜初級

中学文法があやふや、英語ニュースはほぼ聞き取れないレベルなら、ゆっくりめ音声や日本語訳つきのアプリが安心です。

例:

  • 6秒えいご漬け、えいご漬けMOKA(短いフレーズと音声認識)
  • VOA Learning English(ゆっくりニュース)
  • WE シャドーイング(速度調整+日本語訳つきコンテンツあり)

中級

TOEIC600〜800点、日常会話は何とかできるが、ニュースやビジネス英語が難しいレベルなら、ニュース・スピーチ系や総合型アプリが合います。

例:

  • レシピー(ニュース記事+シャドーイング+AI発音チェック)
  • RedKiwi・VoiceTube(動画ベースのシャドーイング+ディクテーション)
  • スタディサプリTOEIC(試験音声を素材にシャドーイング)

上級・ビジネス・試験特化

TOEIC800点以上や、仕事で英語プレゼン・会議がある人は、難しめの教材とプロ添削があるサービスが有力です。

例:

  • シャドテン(毎日プロが音声添削/ビジネス教材多め)
  • HiNative Trek(ビジネス・IT英語×英作文+シャドーイング)
  • TED、News in Levels+Miraa(自作教材で高度なスピーチをシャドーイング)

「会話の瞬発力も同時に鍛えたい」場合は、スピークバディや Speak などの AI英会話型も候補に入ります。

これらは、聞いた直後にAI相手に話す流れの中で、擬似シャドーイングのような練習ができます。

無料アプリと有料サブスク比較

無料アプリだけでも、シャドーイングは十分に始められます。

ただし、「どこまで伸ばしたいか」「どこでつまずいているか」によって、有料サブスクの価値が変わります。

よくある違いは次の通りです。

項目 無料アプリ・無料サービス 有料サブスク・添削サービス
教材量 ニュース・動画系は多いが、制限付きのことも 豊富で、レベル別・目的別に整理されている
録音・採点 録音のみ、または簡易採点のことが多い AI採点が精細、または人間のプロが添削
学習設計 自分で教材とペースを決める必要がある AIやコーチがカリキュラムを設計してくれる
サポート 基本的にセルフ学習のみ チャット相談・毎日フィードバックなどあり
コスト 無料〜数百円(広告ありの場合も) 月1,000〜20,000円程度

無料で十分な人:

  • まずはシャドーイングの感覚をつかみたい
  • 自分で教材を選んで進めるのが苦にならない
  • 予算をほとんどかけたくない

有料に移行した方がよい人:

  • 自己流で半年以上やっているが、伸び悩んでいる
  • 発音・抑揚の細かいクセを直したい
  • 試験日や海外赴任など、期限が決まっている

判断の目安としては、「無料版で2〜4週間続けてみて、習慣化できた」「それでも具体的な弱点が分からない・直し方が分からない」と感じたら、有料サブスクやプロ添削サービスを検討するとよいでしょう。


まずは「録音・スクリプト・速度調整」がそろったアプリを1つ選び、無料期間で1〜2週間試すのがおすすめです。続けられそうなら、そのアプリを軸に有料機能や添削を検討していきましょう。

効果的な使い方と学習フロー

ここでは、実際にシャドーイングアプリを使う際の「始め方」と「1回あたりの具体的な手順」を解説します。

手順を決めておくと、「今日は何をどこまでやるか」で迷わなくなり、習慣化しやすくなります。

  • アプリを入れてから最初の1週間の動き方
  • 1回のトレーニングの標準ステップ
  • 教材レベル・ジャンルの選び方
  • 挫折しにくい継続のコツ

初めて使うときの準備と手順

シャドーイング未経験の人向けに、「アプリをインストールしてから1週間」の流れを具体的に示します。

ステップは次の4つです。

  • STEP1:候補アプリを2〜3つピックアップし、無料体験を入れる
  • STEP2:操作性・機能・音声の聞き取りやすさをチェック
  • STEP3:1つに絞り、1日5〜15分の「固定時間」を決める
  • STEP4:最初の1週間は「やや簡単」な教材だけに絞る

STEP1では、タイプの違うアプリを組み合わせると比較しやすくなります。

例:

・シャドーイング特化:WE シャドーイング、最強 英語 シャドーイング
・ニュース・動画型:RedKiwi、VOA Learning English
・AI英会話型:スピークバディ、Speak

STEP2では、次の観点で見てみましょう。

・録音がワンタップでできるか
・速度調整や区間リピートが分かりやすいか
・スクリプトや訳の切り替えがしやすいか
・音声が自分にとって聞き取りやすいか(発音・スピード)

STEP3では、たとえば「平日は通学・通勤前に10分」「寝る前に5分」など、時間と場所を決めてしまいます。

毎日バラバラのタイミングでやろうとすると、習慣化しにくくなります。

STEP4では、レベル診断や難易度表示を活用して、「7〜8割は分かるが、ところどころ聞き取れない」くらいの教材だけを使います。

いきなり TED などの難しいスピーチに挑戦するのは、中級以上になってからでも遅くありません。

1回のトレーニングの進め方

1回15〜20分の標準的なシャドーイングの流れを紹介します。

最初はステップが多く感じますが、慣れれば自然と体が覚えていきます。

  • ① 事前リスニング(2〜3回)
  • ② 内容理解・スクリプト確認(5〜10分)
  • ③ オーバーラッピング(3〜5回)
  • ④ シャドーイング本番(2〜5回)
  • ⑤ 録音を聞き返して振り返り(2〜5分)

① 事前リスニング

スクリプトを見ずに、音声だけを2〜3回通して聞きます。

この段階では、完璧に聞き取る必要はありません。

「何の話か」「どこが特に聞き取りづらいか」をざっくり把握できればOKです。

② 内容理解・スクリプト確認

次にスクリプトを開き、意味を確認します。

分からない単語や表現は、アプリの訳表示や単語タップ機能で調べておきます。

このとき、全部を完璧に覚えようとするよりも、「ざっくり意味が追えるか」を意識しましょう。

③ オーバーラッピング

英語スクリプトを見ながら、音声に合わせて同時に声を出します。

3〜5回ほど繰り返し、口と耳を慣らしていきます。

うまく言えない部分は、速度を落としたり、区間リピートでその1〜2文だけを集中的に練習します。

④ シャドーイング本番

スクリプトを閉じて、音声の1〜2語後ろを追いかけながら話します。

最初はかなり崩れてもかまいません。

大事なのは、「音の流れを切らずに最後までやりきる」ことです。

慣れてきたら、「意味をイメージしながら」声を出すようにします。

単語単位ではなく、かたまり(フレーズ)ごとにイメージを浮かべる意識を持つと、会話で使える表現として定着しやすくなります。

⑤ 録音を聞き返して振り返り

最後に、自分の録音とモデル音声を聞き比べます。

次のようなポイントをチェックしましょう。

・音が抜けている単語、曖昧にごまかしている単語はどこか
・リズムや抑揚が平坦になっている箇所はどこか
・詰まってしまう場所は毎回同じかどうか

AI採点や色分け機能があるアプリなら、赤や低スコアになっている部分をメモし、次回の重点練習ポイントとして残しておきます。

教材選びと継続のコツ

シャドーイングで一番多い失敗は、「難しすぎる教材を選んでしまい、すぐに挫折する」ことです。

教材選びと継続のポイントをまとめます。

教材レベルの目安

  • 内容理解の段階で、8〜9割は意味が分かるレベル
  • 知らない単語が「1文に1つあるかどうか」くらい
  • 1本あたり30秒〜2分程度の短い素材から始める

これより難しいと、意味理解だけで力尽きてしまい、肝心のシャドーイングまでたどり着きません。

逆に簡単すぎる教材でも、「成長している感」が薄くなり、モチベーションが続きにくくなります。

ジャンルの選び方

ニュース、ビジネス、日常会話、映画、スピーチなど、アプリにはさまざまなジャンルがあります。

最初のうちは、次のように考えてみましょう。

・日常会話:旅行・留学・友人との会話が目的の人
・ビジネス会話・ニュース:仕事や試験対策が目的の人
・映画・ドラマ・YouTube:楽しみながら続けたい人

興味が持てない題材は、どうしても続きません。

WE シャドーイングのように小説・物語系があるアプリや、RedKiwiのようにドラマ・アニメが豊富なアプリは、ストーリーを追いながら学べるので、特に継続しやすい傾向があります。

挫折しないための工夫

・1日あたりのノルマを「1コンテンツだけ」「10分だけ」にする
・学習時間をアプリの履歴やカレンダーに記録し、「連続日数」を見える化する
・うまく言えなかった回数ではなく、「終わらせた回数」に注目する

また、学習効果や教材選びについては、公的な学習情報も参考になります。

たとえば、大学などが公開しているモジュール教材には、会話・発音の短い動画が多数あり、シャドーイングの素材としても活用できます(例:東京外国語大学 言語モジュール)。


1回15〜20分の手順を「同じ教材で何日か続ける」ことが大事です。難しすぎる題材を次々変えるより、やや易しめの素材を30回やり込んだ方が、発音・リスニングともに伸びやすくなります。

注意点・よくある疑問とまとめ

最後に、シャドーイングアプリを使うときの注意点と、よくある疑問への答えを整理します。

AI採点とプロ添削の違いや、サブスクの自動更新など、事前に知っておくと安心です。

  • AI採点とプロ添削サービスの違いと、向いている人
  • アプリ利用時の注意点(機能・判定精度・自動更新など)
  • よくある質問へのシンプルな答え
  • これから始める人への実践的なアドバイス

AI採点とプロ添削の違い

最近のシャドーイングアプリには、AIによる発音採点が付いているものが増えています。

一方で、シャドテンのように、人間のプロが音声を毎日チェックしてくれるサービスもあります。

それぞれの特徴と、向いている人を整理しておきましょう。

AI採点(自動判定)

・音声認識で、発音の近さをスコア化・色分けしてくれる
・即時フィードバックで、ゲーム感覚で続けやすい
・月数百〜2,000円程度のアプリに組み込まれていることが多い

ただし、次のような限界もあります。

・明らかに間違っていても「正解」と判定されることがある
・意味やニュアンス、話し方の自然さまでは評価できない
・文脈に合った表現かどうかは判断してくれない

プロ添削(人間の講師によるフィードバック)

・細かい発音・抑揚・間の取り方までコメントしてもらえる
・「ビジネスではこの言い方の方が自然」など、場面に合った表現も教えてもらえる
・シャドテン、HiNative Trek などは、録音1本ごとに丁寧なフィードバックを返してくれる

そのぶん、月額は1〜2万円台と高くなります。

目安としては、次のように考えるとよいでしょう。

  • AI採点:発音・リスニングを「まずは安く・自力で」鍛えたい人向け
  • プロ添削:短期間で大きく伸ばしたい人、ビジネスの場で失敗したくない人向け

どちらかに決める必要はなく、「基本はAI採点アプリ+3ヶ月だけプロ添削を併用」といった使い方もおすすめです。

アプリ利用時の注意点と対策

シャドーイングアプリを使う際に注意したいポイントと、その対策をまとめます。

1. AI判定を過信しすぎない

先ほども触れましたが、AIの発音判定は万能ではありません。

色が緑でも、実際にモデル音声と聞き比べると違和感があることもあります。

必ず「自分の耳」でモデルと自分の声を比べる習慣を持ちましょう。

2. アップデート状況を確認する

何年もアップデートされていないアプリは、OSとの相性や、新機能面で不安があります。

App StoreやGoogle Playで最終更新日を確認し、あまりに古い場合はメインアプリにはしない方が安全です。

3. 自動更新・解約を把握しておく

多くの有料アプリはサブスク型で、自動更新が初期状態になっています。

・iPhoneなら「設定」→「Apple ID」→「サブスクリプション」
・Androidなら「Google Play」→「お支払いと定期購入」

からいつでも解約できますが、更新日の前日までに手続きが必要です。

※アプリを削除しただけでは解約にならないので注意しましょう。

4. イヤホン・ヘッドホンの準備

細かい音の違いを聞き分けるには、スマホ本体のスピーカーだけでは不十分なことが多いです。

ワイヤレスイヤホンでうまく認識されないアプリもあるため、有線イヤホンも1つ持っておくと安心です。

5. 「シャドーイング万能」だと思い込みすぎない

シャドーイングは、リスニングとスピーキングに非常に強い学習法です。

しかし、リーディングやライティング、語彙・文法の基礎は、別の学習も必要になります。

全体の英語力を上げたいなら、総合型アプリや参考書、オンライン英会話などと組み合わせるのが理想的です。

よくある質問と総まとめ

最後に、シャドーイングアプリについてよくある質問を簡単にまとめます。

Q. 1日どれくらいやれば効果が出ますか?

A. 目安としては、1日15〜30分を3ヶ月ほど続けると、多くの人が「英語が前より聞き取りやすくなった」「口が回りやすくなった」と実感し始めます。

Q. 文法が苦手でも、シャドーイングから始めて大丈夫?

A. 中学レベルの文法があまりにあやふやな場合は、シャドーイングと並行してテキストで復習した方が効率的です。

ただし、完璧である必要はありません。

やさしめの教材や日本語訳つきアプリを選べば、シャドーイングをしながら文法感覚も少しずつ身についていきます。

Q. 教材は毎日変えた方がいい?

A. 毎日同じ素材を繰り返す方が、発音・リズム・語彙の定着には効果的です。

1本の音声につき、少なくとも10〜30回くらいは繰り返すつもりで取り組みましょう。

Q. どのタイミングで有料サービスに移るべき?

A. 無料のアプリや機能だけで、まずは2〜4週間続けてみてください。

そのうえで、

  • 自己流でやっても、どこが悪いのか分からない
  • 仕事や試験で、いつまでに何点/どのレベル、といった具体的な目標がある

という状態なら、シャドテンなどのプロ添削サービスや、AI英会話型アプリの有料コースを検討する価値があります。

Q. アプリは1つに絞った方がいい?

A. メインで毎日使うアプリは1つに絞った方が、習慣化しやすくなります。

プラスして、「気分転換用」「別ジャンル用」に1〜2個だけサブを持つ、くらいのバランスがおすすめです。


「録音して、聞き返し、少しずつ改善する」。このサイクルさえ守れば、どのアプリを使っても着実に伸びます。焦らず、続けやすいやり方とアプリを選ぶことが、いちばんの近道です。

総括

最後に、本記事の要点を一覧で振り返ります。

  • シャドーイングは「音声を1〜2語遅れて真似する」練習で、リスニング・発音・瞬発力を同時に鍛えられる
  • リピーティング・オーバーラッピングも組み合わせ、「内容理解→オーバーラップ→シャドーイング」の順で進めると効率的
  • アプリ選びでは、録音・英語スクリプト・区間リピート・速度調整・学習履歴を必須機能としてチェックする
  • 特化型・総合型・AI英会話型・ニュース/動画型など、レベルと目的に合ったタイプを1つメインに選ぶ
  • 無料アプリで2〜4週間試し、習慣化できたら必要に応じて有料サブスクやプロ添削を組み合わせる
  • 1回15〜20分の標準フロー(事前リスニング→内容理解→オーバーラッピング→シャドーイング→録音振り返り)を決めておくと迷わない
  • 教材は「やや易しめ〜少し上」の短いものを選び、同じ音声を10〜30回やり込む方が効果的
  • AI採点は便利だが万能ではないので、必ずモデル音声と自分の録音を耳で聞き比べて確認する
  • 自動更新やアップデート状況などの実務的な点もチェックし、長く付き合えるアプリを選ぶ
  • シャドーイングだけに偏らず、文法・語彙・リーディング・ライティングも別の手段で補うと、総合的な英語力が伸びやすい
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