こんな疑問を解決します。
スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースは、通勤時間などのスキマ時間を活用して、アプリだけでも十分スコアを伸ばせます。
しかし、「勉強時間をとって机でガッツリ勉強したい」という方にとっては、紙のテキストがあった方が効果が上がります。
テキストを買うべきかですが、結論から言うと
ということです。
私は、スタディサプリをやり込んで900点以上まで伸ばしましたが、TOEICの勉強法は、教材を絞って徹底的にやり込めるかどうかが肝です。
だから、受講するならテキストを買ってやり込むのがいいと思います。
なお、TOEIC対策コースはベーシックプランとパーソナルコーチプランがあります。
パーソナルコーチプランは「ベーシックプランのコンテンツに加え、専属コーチがつく」というものなので、テキストの内容は違いませんし、テキストはどちらのプランにも対応しています。
この記事では、主にTOEIC対策コースを受講中でテキストの購入を検討中の方に向けて、テキストの内容、効果的な使い方、買うべきかどうか、購入方法などについて詳しく解説していきます!
スタディサプリTOEIC対策コースの テキストの概要
スタディサプリTOEIC対策コースのテキストは、基本的には、アプリでの学習を軸としてその効果を上げるために使います。
スタディサプリTOEIC対策コースのコンテンツは大きく4つあります。
コンテンツ | 内 容 |
TEPPAN英単語*1 | 600点から990点の目標スコア別に、約1500単語が収録され、アプリで学習できます。 |
パーフェクト講義 | TOEICによく出るパターンを、関正生先生の動画講義で勉強できます。 「本当にわかりやすくて、本質が学べる」と評判です。 |
パーフェクト講義・英文法 | アプリで問題を練習でき、関先生が英文法を動画講義で解説してくれます。ここでもTOEICの小手先のテクニックではなく、本質を学べます。 |
実践問題集(NEXT)*2 | TOEICの本番の各Partの形式で問題を練習できます。(2時間通して解答するのではなく、数問ずつ解いていきます) |
*1:公式ホームページからは購入できませんが、市販の単語帳「TEPPAN英単語」と連携しています。(詳しくは通販サイトへ)
*2:実践問題集Vol.10より後は「実践問題集NEXT」という名称になっていますが、内容は変わりません。
動画講義の実際のイメージはこのような感じで、1つの講義が5分程度のものになっています。
テキストは3種類、効果は「スコア30点アップ!」
テキストは全部で3種類あり、基本は公式のテキスト購入ページからの購入のみで、テキストのダウンロードはできません。
写真の通りですが、コンテンツの中でテキストがあるのは
- パーフェクト講義
- パーフェクト講義・英文法
- 実践問題集
の3つのコンテンツになります。
「テキストを買った人の方が、買わなかった人よりもスコアアップの実績が平均30点高い」というアンケート結果が出ています。
テキストは初級者や中級者向けで、スコアの伸びしろのある方ほど買う、やり込むために買う、買うからやり込む、だからスコアが伸びる、ということではないでしょうか。
テキストの概要まとめ
テキストの特徴についてここでまとめます。
テキストの種類 | 特 徴 |
パーフェクト講義 | 「パーフェクト講義」の講義動画、各種問題の内容をそのまま文字に起こし、紙媒体にしたもの |
パーフェクト講義・英文法 | 「パーフェクト講義・英文法」の講義動画、各種問題の内容をそのまま文字に起こし、紙媒体にしたもの |
実践問題集(NEXT) | TOEICテスト本番のように200問を通して演習できるように、アプリのコンテンツ「実践問題集(NEXT)」と同じ問題が紙媒体になっているもの |
テキストは3種類ありますが、わたしが使っていたのが「パーフェクト講義」と「実践問題集」用のテキストだったので、以下、この2種類について詳しく解説していきます。
パーフェクト講義用のテキスト(内容・値段・使い方)
パーフェクト講義用テキストは、コンテンツ「パーフェクト講義」の動画部分をそのまま文字にして編集されたものです。
ここでは、その内容、値段や使い方などについて紹介します。
テキストの内容、値段
テキストの概要です。
- 種類:Part1&2、Part3&4、Part5&6、Part7の4種類
- 値段:リスニングPartセット、リーディングPartセット各2,200円(税込)
- お得な買い方:4冊セットで4,280円(税込)
- 大きさ:A5
テキストの内容をまとめると、このようになっています。
- TOEICの概要
- 各Partの学習法
- 例題
- 演習
- 解説
「TOEICの概要」には、TOEIC試験の時間割や出題傾向などがまとめられています。これは、どのテキストにも同じことが書かれています。
また、各Partの学習法は、関先生が講義の中でも言われていることがまとめられています。
こちらで、スタディサプリの関先生について詳しくまとめています。
例えば、リスニングPartの学習法では、「ディクテーションの仕方」などが書かれています。
関先生が言われていることでもあるので、テキストで示されている学習法を信じて続ければ、必ずスコアアップしますよ。
テキスト | 内 容 |
Part1&2 | ・Part1:対策法、例題5問、演習25問、それぞれの解説 ・Part2:対策法、例題7問、演習35問、それぞれの解説 |
Part3&4 | ・Part3:対策法、例題24問、演習72問、それぞれの解説 ・Part4:対策法、例題24問、演習72問、それぞれの解説 |
Part5&6 | ・Part5:対策法、例題14問、演習70問、それぞれの解説 ・Part6:対策法、例題12問、演習48問、それぞれの解説 |
Part7 | ・Part7:対策法、例題22問、演習67問、それぞれの解説 |
例題、演習、解説は、動画講義の内容そのままです。
もちろん、動画の中の「えぇーっと」などの話し言葉は削られていますが、他はまったく同じです。
テキストのおすすめな使い方
ガッツリ使う人にこそおすすめなテキストですが、その使い方は、このようにすると効果的です。
- 動画講義を見ながら「気づき」をメモ
- 別日(翌朝がおすすめ)にテキストを確認
- 模擬試験や練習問題を解く
- 解らない箇所は動画とテキストで復習
上に使い方の流れを書きましたが、そのいずれの段階でも「気づき」をテキストに書き込んでいきましょう。
すると、
- 書くときに頭が整理される
- 見返したときに覚える
- テスト直前に見返すと、効率のいいテスト対策になる
というメリットがあります。
「自分だけのテキスト」ということで、愛着も湧きますね。
テキストの購入は必要か
「絶対買った方がいい」というわけではありませんが、以下の人にはおすすめです。
- TOEIC初心者
- 700点台くらいまでの中級者
- スタディサプリを信じてガッツリやり込みたい方
経験上、700点台の人は「たくさん模擬試験をすればいい」と思っている人が多いのですが、その勉強法では正直スコアは伸びにくいです。
700点台と800点台の壁はかなり厚く、まずは英語の本質を理解し、ディクテーションなどの正しい勉強法で、基礎を固めるの方がいいです。
仮に、運よく800点台まで伸びても、その後絶対に伸びなくなります。
小手先のTOEICテクニックで何とかなる領域が、700点台までだからです。
だから、700点台までの方でスタディサプリを使おうという方は、【テキストのおすすめな使い方】で説明した方法でテキストをしっかり使って勉強するのがいいと思います。
一方で、すでに800点程度のスコアの方や動画講義を受けてほとんどが知っている内容だという方はテキストは必要ありません。
動画講義を一通り受けたら、あとは模試をやり込むのがいいでしょう。
実践問題集用のテキスト
実践問題集用のテキストは、コンテンツ「実践問題集」の各Volの問題を本番と同じ2時間でできるように紙媒体にしたものです。
ここでは、その内容、値段や使い方などについて紹介します。
テキストの内容、値段
テキストの概要です。
- 種類:実践問題集Vol.1~10、実践問題集NEXTVol.1~10の20種類(2019年11月現在)
- 値段:各1,200円(税込み)
- お得な買い方:期間限定でまとめ買い割引などあり
- 大きさ:A5
1冊の内容としては、1回分の模試ができるようになっています。
このように、実際のTOEICテストと同じようにPart1~Part7の問題が並んでおり、2時間で解答するようになっています。
解答用のマークシートがついていますが、A5サイズでやや小さいので、拡大コピーして使うようにしましょう。
また、実戦問題集の最大の特徴は、アプリが毎月のように更新されていることです。
実践問題集は2017年8月のリリースから、毎月新しい「Vol」が出ており、今では実践問題集Vol.1~10、実践問題集NEXTVol.1~10の20種類が配信されています。
なお、2019年11月現在、テキストについては実践問題集NEXTはなく、「実践問題集Vol.1~10の10冊のみ」となっています。(すべて2016年以降の新形式の問題に対応)
また、今後のアプリやテキストの更新については「現在のところ未定」と公式サイトから回答を得ました。
経験上、模試形式の問題集は10冊も必要ないので、これで十分だと思います。
テキストのおすすめな使い方
テキストのおすすめな使い方は、一言で言えば「冊数を絞って、徹底的にやり込む」ということです。
おすすめな使い方はこのような流れです。
- 実践問題集テキストを使って模試を行う(本番同様の2時間で)
- 間違えた問題を中心に復習(アプリ機能を使う)
- 各問題での「気づき」をテキストの解説部分に書き込む
- 全問正解するまで1冊をやり込む
特に
- 間違えた問題を中心に復習(アプリ機能を使う)
- 各問題での「気づき」をテキストの解説部分に書き込む
というのが使い方のポイントです。
間違えた問題を中心に復習(アプリ機能を使う)
アプリでの実践問題集の流れは、
- 演習問題
- 講義動画
- ディクテーション
- シャドーイング
というふうになっています。
テキストには、問題と解説のみが記載されており、アプリにあるコンテンツ1~4を利用していくような勉強法になります。
アプリで勉強した時の「気づき」を、テキストに書き込みましょう。
最初の1回は、テキストを使いながら、アプリコンテンツを一通り勉強した方がいいでしょう。
特に動画講義では、正解した問題でも新たな発見があり、他の問題に応用できる知識が得られます。
また、ディクテーションとシャドーイングは、真の英語の実力を上げるには必須で、私自身、800点の壁を越える時に違いを感じました。
ディクテーションとシャドーイングは、本当の実力がつくまでは「きつさ」を感じるかもしれませんが、いつかは必要になることなので、きちんと取り組むと後で楽になりますよ!
各問題での「気づき」をテキストの解説部分に書き込む
実践問題集での勉強中の「気づき」は、すべてテキストに書き込みましょう。
これは、パーフェクト講義用のテキストの使い方とも同じことですが、最初の1回目の、そして、復習時の「気づき」をテキストに書き込んでいくことで、テキストが「自分だけの参考書」になります。
本番の試験直前に見直せば、自分の苦手なところや間違いやすい部分を効率的にチェックできますね。
また、テキストはできる限り、冊数を絞るのが勉強法のコツです。
筆者も900点を超えたときは、公式問題集とスタディサプリテキストを2冊ずつやり込んでいました。これは、問題を解き終えた後のディクテーションなどの復習のときに実力が伸びるからで、ここに一番時間をかけていきましょう。
こちらの動画は、スタディサプリTOEIC対策コースを受講した方の感想ですが、「100時間で7冊」だったそうです。
こちらも参考にご覧ください。
テキストの購入は必要か
TOEIC受験生には、本番試験を制作しているETSの「公式問題集」で勉強する方も多いと思いますが、実践問題集用テキストにしかない強みとしては、大きく3つです。
- 各問題に、ディクテーションなどの最適なトレーニングがついている
- 各問題に、関先生の解説動画がついている
- CDいらずで、音声ダウンロードやアプリでリスニングできる
だからこそ、スキマ時間でも手軽に、かつ、コツコツ勉強していくと知らないうちに実力がついているのです。
特に、
- 公式問題集以外の模試で実力を試したい
- スタディサプリTOEIC対策コースでガッツリ勉強したい
という方におすすめです。
正直なところ、模試としては、問題のクオリティだけを考えると「公式問題集」の方が本番に近いものかもしれません。
ただし、公式問題集だけで勉強するよりも、スタディサプリのテキストでも勉強した方が対応の幅は広がりますし、アプリのコンテンツを活かしきるためにもテキストは購入した方がいいでしょう。
テキストの購入方法、送料、割引
スタディサプリTOEIC対策コースを受講している方と、受講していない方では少し異なりますが、受講していなくても購入できますし、操作はどちらも簡単です。
テキストの購入方法
【TOEIC対策コースを受講している方の手順】
①アプリ「パーフェクト講義」横の「テキスト販売へ」をクリック
「パーフェクト講義」以外のテキストを買いたい場合も、ここから購入します。
②買いたいテキストにチェックを入れ、必要事項を記入
割引やセールを利用する場合は、ここに表示されているのでよく確認してお得に買いましょう。
③お届け先、購入情報などの確認後、「上記に同意して確定する」をクリックして注文を確定
支払いは、
- クレジットカード
- リクルートポイント*(じゃらんnetなどのリクルート参画サービス利用時で貯まり、使えるポイント)
のどちらかでの決済になります。
*リクルートポイント:詳しくはリクルートカードに関する公式ホームページをご覧ください。
【TOEIC対策コースを受講していない方の手順】
①リクルートIDを取得(リクルートIDの取得用サイトへアクセス)
②テキスト販売公式サイトから購入
このように、TOEIC対策コースを受講していない方でもテキストを買うことはできますが、あまりおすすめではありません。
「パーフェクト講義」用のテキストは、動画講義を受けたときや復習時などの「気づき」を記録していくために、「実践問題集」用のテキストはアプリで復習をすることで効果が上がるようにできています。
スタディサプリTOEIC対策コースはテキストだけでなく、アプリで受講しましょう。
今なら7日間無料なので試してみることもできます。
スタディサプリお試しはこちら。
紙媒体の教材だけで勉強したいという場合は、スタディサプリ関連以外の参考書や問題集で勝負した方が内容と費用の両方でコスパがいいと思います。
TOEICにおすすめの参考書はこちらにまとめました。
テキストの送料は無料、海外発送はできません
公式ページの「よくある質問」に送料と海外発送に関して回答がありました。
- 送料はかからない
- 海外発送はできない
ということでした。
特に海外での受講については、
- 新規の海外からの受講申し込み
- 国内利用者の一時的な海外からの利用
についても受けていないとのことなので、海外に行く可能性のある方は注意しましょう。
テキストをお得に購入する方法(割引やセール・中古)
テキストを安く購入する方法は2つあります。
- 割引やセールを活用する
- ヤフオクなどで中古品を仕入れる
まず、割引やセールは公式サイトから利用できます。
割引やセールを活用する
1冊ごとなどではなく、まとめ買いをすると1冊当たりの値段が安くなります。
例えば、パーフェクト講義のテキストは、写真の通り2冊セットでは2,200円ですが、4冊セットなら4,280円で購入できます。
また、セールも写真のように、「11/29まで」というように期間限定のものを利用できます。
春夏秋冬の季節の変わり目にセールになっていることがあるので、運がよければ安く購入できますね。
ヤフオク・メルカリなどで中古品を買う
次に、ヤフオクなどを使えば中古品を仕入れられます。
公式サイトでの中古品の取り扱いはないので、中古品を安く買うためには、オークションや通販サイトしかありません。
ヤフオクやメルカリは安いですが、すでに書き込まれた本が多いです。
テキストは、すでに説明したように、勉強しながら気になった部分など書き込みながら使用することで効果が上がります。
中古だとすでに書き込まれたり、マーカーが引かれていて、自分が引いたものとの違いがわからないため、勉強に集中できません。
アプリ自体の月額もかかりますが、お金をかけてでも、新品を購入して、よりよい環境で勉強した方がいいと思います。
音声データの無料ダウンロード方法・スマホにも
テキストの音声データは、公式サイトから無料でダウンロードできます。
ダウンロード方法は簡単で、音声データダウンロード専用の公式ページにアクセスし、ダウンロードしたいコンテンツのボタンをクリックするだけです。
音声ファイルは圧縮されているので、解凍ソフトを使いましょう。(テキストは紙媒体のみで、ダウンロードはできません)
テキストが来ない時の問い合わせ先、返品について
公式ページの「よくある質問」にテキストが届かない相談や、返品に関する質問に対する回答があります。
これらをまとめると、
テキストが届くまでにかかる時間
- 通常、注文から1週間~10日程度で届く
- 土日祝、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆などは時間がかかる
- 長い場合は2週間以上かかる
また、2019年11月現在は、台風19号の影響でテキストの到着に遅れの出ている地域もあるとのことことなので、気になる方は、テキストの配送に関する公式ページから確認してみてください。
テキストが届かない場合の問い合わせ方法
テキストが支払いから10日を過ぎても届かない場合は、公式の質問サイトにてメッセージを送ってください。
なお、その際は、以下の内容を含ませましょう。
(スタディサプリENGLISHに登録している)
- お名前:
- お名前カナ:
- ニックネーム:
- 生年月日:
- 電話番号:
- メールアドレス:
- 送付先住所(郵便番号から):〒
- 届いていないテキスト名:(テキスト冊子は正式名)
返品はできません
「よくある質問」ページに回答がありました。
「決済が完了したテキスト冊子の取消・変更・返品は一切行えません。あらかじめご了承ください。」
ということなので、購入については、よく考えて決めましょう。
ただし、落丁があった場合は、公式の質問サイトからメッセージを送りましょう。翌日には返信が来て、対応してくれます。
まとめ
この記事では、筆者が購入して勉強に使っていたパーフェクト講義、実践問題集用のテキストを中心に解説してきましたが、テキストは3種類で、特徴は以下のようになっています。
テキストの種類 | 特 徴 |
パーフェクト講義 | 「パーフェクト講義」の講義動画の内容をそのまま文字に起こし、紙媒体にしたもの |
パーフェクト講義・英文法 | 「パーフェクト講義・英文法」の講義動画の内容をそのまま文字に起こし、紙媒体にしたもの |
実践問題集(NEXT) | TOEICテスト本番のように200問を通して演習できるように、アプリのコンテンツ「実践問題集(NEXT)」と同じ問題が紙媒体になっているもの |
基本、アプリと同じ内容のテキストですが、だからこそ、アプリと連動させることで勉強の効果が上がります。
いろいろな教材が気になって、「教材コレクター」になってしまうことがありますがこれでは効果が出ません。
使う参考書や問題集は徹底的に絞り、やり込むようにしましょう。
スタディサプリTOEIC対策コースは、コンテンツの質も量も十分です。
あとは、みなさんが、用途や状況に合わせて一番合うやり方で、やり込むだけです。
健闘を祈ります。
【TOEICベーシックプラン】
【TOEICパーソナルコーチ】
スタディサプリtoeicの口コミはこちら。