「sb」「SB」という2文字は、ネットのチャットからビジネス資料、図面、通信の専門資料まで、実はまったく違う意味で使われています。
文脈を間違えると、相手を強く侮辱する中国語スラングだったり、小売の専門用語だったりと、受け取り方が大きく変わります。
この記事では、よく使われる「sb / SB」の意味をまとめて整理し、自分の状況ではどれに当てはまるのかを判断できるように解説します。
ネットスラングからストアブランド、ソフトバンク、高気密SB形ダウンライト、インマルサットSBまで、代表的な意味を一通り押さえられます。
- 「sb / SB」が文脈によってまったく別の意味になることが分かる
- ネットスラングとしての「sb」の意味と危険性を理解できる
- ビジネス用語(SB・PB・NB・OEM)の違いとメリット・デメリットが整理できる
- ソフトバンク・高気密SB形・インマルサットSBなど他の意味も見分けられる
sbとは何か?文脈別の意味一覧
最初に、「sb / SB」という表記がどれくらい多義的なのかを整理します。
ここを押さえておくと、「自分が見たsbはどれだろう?」と判断しやすくなります。
sbが多義語である理由
「sb / SB」は、アルファベット2文字だけのとても短い表記です。
このような短い略語は、世界中で別々の人・業界がそれぞれ勝手に使い始めるため、意味が重なりやすくなります。
たとえば次のような使われ方があります。
このように、分野ごとに別々の意味があるため、「どの場面で出てきたsbか」を意識することがとても大切です。
主な意味と使われる場面
代表的な意味と、よく出てくる場面をもう少し具体的に見ていきます。
自分がどのケースに当てはまるかをイメージしながら読み進めてください。
ネットやゲームのチャットで小文字「sb」と書かれる場合は、多くが中国語スラングで、強い悪口です。
相手が中国語圏のプレイヤーだったり、中国系のゲームだったりする場合は、ほぼこの意味だと考えてよいでしょう。
一方、ビジネス資料や小売業の会議資料で「SB商品」「SB戦略」などと書かれる場合は、ストアブランドの略である可能性が高いです。
スマホや通信の話で「SB」とあれば、日本ではソフトバンクの略として使われる例もよくあります。
設計図・住宅の仕様書で「高気密SB形ダウンライト」などとあれば、住宅設備の専門用語です。
航空機・衛星通信の技術資料で「インマルサットSB」とあれば、SwiftBroadbandという通信サービスを指します。
自分に関係する意味の見分け方
自分が見た「sb / SB」がどの意味か迷ったときは、次の3つのポイントを見ると判断しやすくなります。
たとえば「チャットで外国人から小文字のsbだけ送られてきた」なら、ネットスラングの可能性が高いです。
「スーパーのバイヤー向け資料でSB / PB / NB / OEMと並んでいる」なら、ストアブランドの説明と考えられます。
もし判断に迷った場合は、相手に「このSBってどういう意味ですか?」と聞いてしまって構いません。
略語は業界ごとに前提が違うため、きちんと確認した方がトラブルを防げます。

ネットスラングとしてのsbの意味
もっとも誤解が起きやすいのが、ネットスラングとしての「sb」です。
これは中国語の強い悪口が元になっていて、知らずに使うと相手を深く傷つけたり、トラブルになる危険があります。
中国語由来スラングとしてのsb
ネットスラングの「sb」は、中国語の「傻逼(shǎbī/シャービー)」という言葉が元になっています。
「傻」は「バカ」、「逼」は下品な罵りの言葉で、合わせて「大バカ」「クソバカ」のような意味になります。
この2文字の中国語を、そのまま漢字で書くと見た目のインパクトが強く、検閲にも引っかかりやすくなります。
そこで、発音の頭文字を取って「Sha Bi → S B」とし、アルファベット2文字で「sb」と書くようになりました。
特に中国語圏のオンラインゲームやチャットでは、漢字ではなく「sb」とだけ打つのが一般的です。
意味としては、「お前バカだな」「アホ」「クソ野郎」など、日本語でもかなりきつい悪口にあたります。
どれくらい失礼な言葉なのか
「sb」は、中国語圏でも品がないとされる表現です。
友だち同士でふざけ合って使うこともないわけではありませんが、基本的には人身攻撃レベルの暴言です。
日本語でいえば、「バカ」より一段強く、「クソバカ」「カス」などに近い感覚です。
オンラインゲーム中に、ミスをした味方や気に入らない相手に対して、「sb!!」「you sb」などと書かれることがあります。
こうしたとき、言っている側は相手を馬鹿にしているつもりで書いており、軽い冗談ではありません。
そのため、「海外の人がよく使っているから真似してみよう」と軽い気持ちで使うのは避けた方が安全です。
相手が中国語圏の人の場合はもちろん、意味を知っている他のプレイヤーからも、「マナーが悪い人」と見られてしまいます。
トラブルを避けるための注意点
ネットスラングとしての「sb」と付き合うときは、次の点に気をつけてください。
多くのオンラインゲームやSNSには、暴言をはくユーザーを通報する仕組みがあります。
「sb」と繰り返し言ってくる相手がいる場合は、無理に相手をせず、機能を活用した方が心も安全です。
また、「英語圏の人にとっては意味が分からないけれど、中国語圏の人には強い悪口」というパターンもあります。
国際的なサービスでは、どこかの言語で悪い意味になる単語を使わないのがマナーだと考えておきましょう。
「ネット上のヘイトスピーチや差別表現」については、総務省の資料でも注意喚起されています。
関心があれば、表現の自由とルールのバランスについて触れている、総務省の解説ページも参考になります。

ビジネスでのSBと関連用語の違い
次は、流通・小売のビジネス現場で使われる「SB」です。
ここでは「ストアブランド」の略として使われ、PB・NB・OEMとセットで語られることが多いです。
SBとPBとNBの定義
まずは、3つの略語の意味をシンプルに押さえましょう。
ここでは、代表的な使い方に合わせて説明します。
たとえば、「カップヌードル」「バーモントカレー」など、テレビCMでもよく見るメーカーの商品はNBです。
「セブンプレミアム」「トップバリュ」のように、コンビニやスーパー独自のブランドはPBであり、ストアブランドとも呼ばれます。
一部では、「NBと競合させる対抗商品をSB、新しい価値を生むオリジナル商品をPB」と、狭い意味で使い分けることもあります。
しかし、実務では「PB=ストアブランド」とほぼ同じものとして扱われることが多いです。
OEMとの関係と位置づけ
PB / SBを語るとき、よく一緒に出てくるのが「OEM」という言葉です。
これはブランドの種類ではなく、「製造のやり方」を指します。
多くの小売業は、自社に工場を持っていません。
そのため、「こんなPB / SB商品を出したい」と企画し、実際の製造は食品メーカーや日用品メーカーに委託します。
この「委託先のメーカーに、他社ブランド品を作ってもらう」仕組みがOEMです。
つまり、PB / SBは「ブランドの持ち主が誰か」という話で、OEMは「どんな形で作るか」という話です。
この2つはよく一緒に出てきますが、役割が違うことを押さえておくと、資料の理解が一気に楽になります。
SB商品のメリットデメリット
ストアブランド(=広い意味のPB)には、小売側と消費者側の両方にメリット・デメリットがあります。
主要なポイントを整理します。
| 観点 | メリット | デメリット / リスク |
|---|---|---|
| 価格・利益 | 中間マージンや広告費を抑え、低価格でも利益を出しやすい | 売れ行きが悪いと在庫を自社で抱える必要がある |
| ブランド | 「ここでしか買えない商品」で来店動機を作れる | 品質トラブルがあると店全体のイメージダウンにつながる |
| 商品企画 | 顧客の声をもとに、欲しい商品を柔軟に開発できる | 需要予測や品質管理など、企画・管理の負担が大きい |
| 消費者側 | NBと比べて安く、品質も向上している商品が多い | メーカー名が目立たないため、品質を事前に判断しにくい場合がある |
日本では、かつてPB / SBは「安かろう悪かろう」というイメージもありました。
しかし、今は品質の高い商品も増え、コンビニやスーパーの主力商品になっているケースも多いです。
業界向けの詳しい解説としては、流通専門メディアの用語解説も参考になります。
ダイヤモンド・チェーンストア:プライベートブランド(PB)とは

その他のSBの意味と関連情報
ここからは、検索で一緒に引っかかりやすい「SB」の他の意味をまとめて見ていきます。
「これってソフトバンク?」「図面のSBって何?」といった疑問を、ひとつずつ解決していきます。
SBとソフトバンクの関係
日本で「SB」と聞いて、真っ先にソフトバンクを思い浮かべる人も多いと思います。
実際、社内外の会話や一部の資料では、「ソフトバンク」を略して「SB」と表現することがあります。
ソフトバンクは、日本の大手通信キャリアで、主に次のようなサービスを展開しています。
最近は、PayPayポイントと連動した料金プラン「ペイトク」、工事不要の自宅Wi-Fi「SoftBank Air」なども打ち出しています。
会社としては、SDGsや社会課題への取り組みも公式サイトで発信しており、単なる携帯会社にとどまらない総合的な通信・IT企業です。
詳細を知りたい場合は、公式サイトがいちばん信頼できます。
高気密SB形ダウンライトとは
住宅の図面や設備仕様書に「高気密SB形(SG1形)ダウンライト」と書かれていて戸惑った、という人もいると思います。
これは、住宅の天井に埋め込むタイプの照明(ダウンライト)の「気密性能」に関する種類を表した言葉です。
高気密SB形(SG1形)の特徴は次の通りです。
一般的なダウンライトを気密住宅にそのまま使うと、照明の周りから空気が出入りしてしまい、家全体の気密性能が落ちてしまいます。
また、空気の流れがあると天井の周りが黒ずみやすくなるなど、汚れの原因にもなります。
そのため、気密性を重視した住宅では、「高気密SB形(SG1形)」のような、高気密仕様のダウンライトが推奨されています。
たとえばパナソニックの住宅照明FAQでも、この点が説明されています。
インマルサットSBの概要
「インマルサットSB(SwiftBroadband)」は、航空機向けの衛星通信サービスです。
飛行機に専用の端末を載せ、インマルサットという衛星を通じて、空の上から音声通話やデータ通信を行うための仕組みです。
主な特徴は次のようなものです。
料金体系は、初回の使用契約料金(約13万円)、月額基本料金(プランSはなし)、その上に通話やデータ量ごとの従量課金が乗るイメージです。
たとえば、スタンダードIP通信は約1,500円 / MB、ストリーミングIPは帯域によって1,300〜13,000円 / 分程度と、高速・安定通信ほど高額になります。
このことから分かるように、インマルサットSBは一般の個人向けではなく、航空会社や法人向けの専門サービスです。
同じインマルサットでも、船舶向けの「フリートブロードバンド(FB)」や、衛星携帯電話サービスなど別のメニューがあるため、「SB=SwiftBroadbandは航空機向け」と覚えておくと整理しやすくなります。

SBに関するQ&Aとまとめ
最後に、「自分のケースではどのSBか?」を素早く判断するためのフローと、よくある勘違い・この記事の要点をまとめます。
状況別の意味確認フロー
「SBとは?」と迷ったときは、次の順番で確認してみてください。
判断の目安としては次のようなイメージです。
オンラインゲーム・チャット・SNSで、特に中国語圏ユーザーが絡んでいる → ネットスラングの「傻逼」の可能性が高いです。
スーパー・コンビニ・ドラッグストアの資料や商談で、「PB」「NB」「OEM」と並んでいる → ストアブランド(小売独自ブランド)です。
スマホ・通信・料金プランの話で、特に日本国内の話題 → ソフトバンクの略称としてのSBの可能性があります。
住宅の図面や照明の仕様書で、「高気密」「SG1形」などとセット → 高気密SB形ダウンライトです。
航空機・衛星通信・インマルサットの資料で、「SwiftBroadband」とも書いてある → インマルサットSBです。
よくある勘違いと対処法
「SB / sb」をめぐって起こりやすい勘違いと、その対処法を簡単にまとめます。
どのケースでも、「略語を自分の知っている意味だけで解釈しない」ことが大切です。
少しでも違和感があれば、その場で確認してしまった方が、あとでトラブルになるよりずっと楽です。
本記事の要点まとめ
最後に、この記事で押さえておきたいポイントを一覧にします。
この記事を参考に、「sb / SB」を見かけたときは、落ち着いて文脈から意味を見分けていってください。


