「AI英会話アプリを完全無料で使いたい」「でも、本当に無料でどこまでできるのか知りたい」。
そんな人向けに、この記事では広告付きの実質無料アプリから、試験対策アプリ、ChatGPTなど汎用AIまで、無料で英会話練習に使える手段を整理します。
「完全無料」と「無料プランあり」の違いをはっきりさせたうえで、目的別・レベル別のおすすめの組み合わせも具体的に提案します。
最後まで読めば、「まずは完全無料でここまでやる」「このレベルになったら有料も検討する」という現実的な学習プランが自分で組めるようになります。
- 完全無料と無料プランの違いと、無料でできる上限がわかる
- endless・Duolingo・enHackなど主要アプリの無料範囲を把握できる
- 目的・レベル別にどの無料アプリをどう組み合わせれば良いかがわかる
- ChatGPTなど汎用AIで英会話練習をする具体的な方法がわかる
完全無料AI英会話の結論
最初に、「完全無料でどこまでできるか」の全体像をまとめます。
本当にお金をかけずに英会話を伸ばしたい人にとって、一番大事なのは「完全無料」と「無料でかなり使える」の線引きです。
この章ではその違いと、主要アプリの立ち位置、そして無料だけで狙えるレベルを整理します。
完全無料と無料プランの違い
まず用語をはっきりさせます。
完全無料とは、次の3つをすべて満たす状態と考えてください。
一方で「無料プランあり」は、次のようなケースを指します。
インストールや会員登録は無料だが、
・レッスン回数や機能がかなり絞られている
・広告が多く、快適に使うには有料が前提
・試せるのはあくまで「おためし」で、継続学習には足りない
この記事では、
・広告付きであっても、毎日しっかり練習できるものを「実質完全無料」
・数レッスンだけの体験版は「無料お試し」
として区別して紹介します。
実質無料で使える範囲
「課金せずにどこまでやれるか」は、アプリごとに違います。
代表的なアプリの無料範囲をざっくり整理すると、次のようなイメージです。
| アプリ名 | 無料度合い | 無料で主にできること |
|---|---|---|
| endless | 実質完全無料 | AIフリートーク、瞬間英作文、添削、単語学習 |
| enHack | 完全無料 | 英文構文解析、ニュース・動画の多読多聴、シャドーイング |
| Duolingo(無料) | かなり使える無料プラン | リスニング・リーディング・スピーキングの基礎 |
| booco(無料) | 部分的に無料 | TOEIC音声、スコア管理、単語診断 |
| abceed(無料) | 部分的に無料 | 多くの教材の音声リスニング |
| Praktika | 広告を閉じればかなり無料 | 会話練習、発音ゲーム、台本読み |
特にendlessとenHackは、英会話+読解の両方を完全無料に近い形でカバーできます。
一方、Duolingoやbooco、abceedは「無料でもかなり学べる」が、がっつり使うなら有料プランが前提と考えた方が自然です。
主要無料アプリ一覧
完全無料〜実質無料で使える主なAI英会話関連アプリを、用途別にまとめます。
さらに、ChatGPT・Copilot・Geminiなどの汎用AIも、無料枠で英会話練習に使えます。
ただし、汎用AIは英語で指示を出したり、自分でテーマを決めたりする必要があるので、ある程度フリートークができる人向けです。
初心者の場合は、まずendlessやDuolingoで基礎をつけてから汎用AIに進むと、無理なくステップアップできます。

無料AI英会話アプリ比較
ここでは、会話系・総合系・試験対策系に分けて無料アプリの特徴を比べます。
「どれも無料だから全部入れる」のではなく、自分に近いタイプを2〜3個に絞って試すと、迷いが減って続けやすくなります。
endlessなど会話系
会話系アプリは、「とにかく話す量を増やしたい」人向けです。
無料でも英語を口に出す機会を増やせるのが大きなメリットです。
代表例と特徴は次のとおりです。
endlessは広告ありですが、フリートーク・瞬間英作文・AI添削・単語帳まで1つにまとまっています。
いきなり外国人講師と話すのが怖い人でも、AI相手なら恥ずかしさゼロで練習できます。
DMM英会話AIはロールプレイ型が得意で、「ホテルでチェックイン」「レストランで注文」など、シーン別会話をしっかり練習したい人に向いています。
Cambly AIはチャット中心で、英語が読めないと難しい部分がありますが、自動翻訳や返答例の表示があるので、表現のインプットにも使いやすいです。
Duolingoほか総合系
総合系アプリは、「文法・単語・リスニング・スピーキング」をまんべんなく伸ばしたい人向けです。
代表はDuolingoです。
Duolingo無料版では、ゲームのような短いレッスンで、
・単語
・文法
・リスニング
・スピーキング
をセットで学べます。
広告やライフ制限はありますが、基礎〜中級レベルまでは無料でもかなり学習可能です。
日本の教育機関でもDuolingoを紹介している例があり、信頼性は高いと言えます。
たとえば早稲田大学の教育情報ページでは、オンラインでの英語学習ツールの一例として言語学習アプリを紹介しています(参考:早稲田大学 教育・総合科学学術院のオンライン学習支援)。
Duolingo以外だと、POLYGLOTSレシピーやスピークバディなども総合型ですが、本格活用は有料前提になることが多いです。
「完全無料」にこだわるなら、総合学習は主にDuolingo+enHackでカバーし、不足する会話量はendlessで補う、という組み合わせが現実的です。
試験対策・学習補助系
試験対策・学習補助系は、「TOEICや英検スコアも上げたい」「読解・リスニングの基礎を固めたい」人に向いています。
無料でも使える代表例は次のとおりです。
特にenHackは、英文のSVOC構造を自動で表示してくれるため、「文が長くなると何が何だか分からない」という人にぴったりです。
boocoやabceedは、無料でも音声教材が豊富なので、シャドーイングやディクテーション(聞き取って書く練習)に使えます。
試験対策はどうしても有料教材が中心になりますが、
・文法や構文理解:enHack
・リスニングの量:abceed・booco
と分担させると、お金をかけずにかなりの基礎力を作れます。

目的別おすすめと使い方
次に、「自分の目的とレベルに合わせて、どのアプリをどう組み合わせるか」を整理します。
同じアプリでも、初心者と中級者では使い方が変わります。
ここでは、目的別・レベル別のおすすめ構成と、「無料で伸ばせる限界ライン」をまとめます。
目的別アプリ組み合わせ
目的ごとに、「メイン」「サブ」のイメージで組み合わせを考えると分かりやすくなります。
おすすめの基本パターンは次の通りです。
たとえば「海外旅行で困らない会話」をゴールにするなら、
・endlessで「空港」「ホテル」「レストラン」などのシーンをひたすら話す
・並行してDuolingoで基礎文法と単語を固める
という形がシンプルで続けやすいです。
ビジネス寄りの人は、endlessでウォームアップしたあと、ChatGPTに「あなたは海外クライアント役のビジネスパートナーとして会話してください」と指示し、メールの内容や会議のシミュレーションをしてもらうと、かなり実戦的な練習になります。
レベル別活用ステップ
同じアプリでも、レベルによって重視する機能が変わります。
大まかなステップは次のように考えてください。
ステップ1:超初心者〜初心者
・Duolingoでアルファベット〜簡単な文まで進める
・endlessで、日本語→英語翻訳や瞬間英作文を多めに使う
・英文の意味が分からないときは、日本語訳機能を遠慮なく使う
ステップ2:初中級(中学英文法はだいたい分かる)
・endlessでフリートークを増やし、「1回5分×2セット」など短く頻度高く話す
・enHackでニュースや簡単なYouTubeを、構文解析+スロー再生で読む・聞く
・abceed・boocoでシャドーイングを始める
ステップ3:中級〜上級手前
・ChatGPTやCopilotと英語だけでフリートーク(日本語NGにしてみる)
・仕事や興味のある分野のニュースをenHackで毎日1本読む
・PraktikaやELSA Speakの無料範囲で発音チェックを受ける
このように、
初心者は「日本語の助けありでインプット多め」、中級以降は「英語オンリーでアウトプット多め」に切り替えると、無料でも効率よく伸ばせます。
無料で伸ばせる限界
「完全無料だけでどこまで話せるようになるか」は、多くの人が気にするポイントです。
現実的には、次のようなイメージになります。
・基礎文法と頻出単語:無料アプリだけで十分カバー可能
・旅行・日常会話レベル:endless+Duolingo+enHackをしっかり回せば達成可能
・英語での雑談や、簡単な仕事のやりとり:人によっては無料だけでも到達可能
・高度なビジネス交渉やプレゼン:多くの場合、有料教材や対人レッスンが必要
理由はシンプルで、
・無料アプリは「量」はこなせるが、自分にぴったり合わせたフィードバックや、実際の人間とのやりとりはどうしても限界があるからです。
目安としては、
・英検2級〜準1級レベル
・TOEIC750〜800点前後
くらいを目指す段階で、
・スピークバディ・Speakなど有料AIアプリ
・オンライン英会話(DMM英会話・ネイティブキャンプなど)
を「週1〜2回だけでも」足していくと、伸びが一段と変わってきます。
無料で行けるところまで行き、その先を有料でブーストする、という考え方がおすすめです。

汎用AI活用と注意点
最後に、ChatGPTやCopilotなどの汎用AIを使った英会話練習法と、英会話教室との違い、無料利用時の注意点をまとめます。
うまく使えば、専用アプリに負けないレベルの練習相手になりますが、設定や指示の出し方にコツがあります。
ChatGPTなど会話練習法
ChatGPT・Copilot・Geminiなどの汎用AIは、本来は英会話専用ではありませんが、指示の出し方次第で優秀な英会話パートナーになります。
おすすめの基本セットは次の3つです。
たとえばChatGPTに対しては、次のように日本語で指示してから、英語で会話を始めます。
-
英語:Please act as an English teacher for a Japanese learner at CEFR B1 level. We will do role-plays about traveling abroad. Please speak only English and correct my sentences when needed.
日本語:私はCEFR B1レベルの日本人学習者です。あなたは英語の先生として、海外旅行に関するロールプレイをしてください。英語のみで話し、必要なときに文を直してください。
このように、
・自分のレベル(例:初心者/中級者)
・テーマ(例:旅行/仕事/留学)
・してほしいこと(例:文法の訂正/より自然な表現の提案)
を最初に指定すると、会話内容が一気に使いやすくなります。
なお、汎用AIを学習に使う場合、入力内容がサービス改善に利用されることがあります。
個人情報や会社の機密に関わる内容は書かない、という基本は必ず守りましょう。
プライバシーに関する考え方については、消費者庁のAIサービスに関する注意喚起も参考になります(例:消費者庁 AI・デジタルプラットフォームに関する情報)。
教室との違いと併用法
AI英会話アプリと英会話教室・オンライン英会話には、はっきりした違いがあります。
主なポイントを整理すると、次のようになります。
AI英会話アプリの特徴
・24時間いつでも使える
・料金が安い〜無料
・間違えても恥ずかしくない
・自分で学習計画を立てる必要がある
英会話教室・オンライン英会話の特徴
・人と実際に話す練習ができる
・予約や移動が必要(オンラインでも時間は固定)
・料金は高め
・先生が学習ペースをある程度リードしてくれる
向き不向きで言うと、
・自分でコツコツ続けるのが得意/スキマ時間中心で学びたい人:AI向き
・人と話すのが好き/決まった時間に学ぶ方が続きやすい人:教室・オンライン向き
が目安になります。
おすすめは、
・普段:無料〜安価なAIアプリで毎日10〜15分
・週1回:オンライン英会話や有料AIアプリで「本番」練習
という併用です。
AIで基礎を固め、人との会話で「本当に通じるのか」「表情や間の取り方はどうか」を確認する流れにすると、ムダなく力を伸ばせます。
無料利用の注意点Q&A
最後に、無料AI英会話アプリを使うときによくある疑問と注意点を、Q&A形式でまとめます。
また、無料だからといってアプリを増やしすぎると、どれも中途半端になりがちです。
基本は「メイン1〜2本+サブ1本」くらいに絞ると、集中して使いこなせます。

まとめ
最後に、この記事の要点をまとめます。

