英検準一級の合格率と難易度を徹底解説

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英検準一級は「合格率15%前後」と言われる難関資格です。

ただし、この数字だけを見ても、自分にとってどれくらい難しいのか、どれくらい勉強すれば届くのかはイメージしづらいと思います。

この記事では、過去に公表されていたデータや公式情報をもとに、英検準一級の合格率・難易度・スコアの仕組みを整理し、合格までの現実的な戦略を解説します。

高校生・大学生・社会人のどの立場の方でも、「自分はどこを目標に、どんなペースで勉強すればいいか」が分かるようにまとめています。

  • 英検準一級の合格率(全体・一次・二次)の最新目安を理解できる
  • 英検2級やTOEIC・TOEFL・CEFRとのレベル差を数字でイメージできる
  • CSEスコアと「七割合格説」の正しい関係が分かる
  • 合格率をふまえた具体的な勉強計画と優先すべき対策が分かる

英検準一級の合格率と難易度

まずは、準一級の合格率と難易度を「一次・二次の構造」と「受験者の顔ぶれ」から整理します。

公式の合格率はすでに公表されていませんが、過去データと現在の試験構造から、おおよその目安を出すことができます。

  • 全体合格率のおおよその目安と、その根拠
  • 一次試験・二次試験それぞれの合格率の構造
  • 合格率データを見るときの注意点
  • 高校生・大学生・社会人の合格状況のイメージ

一次二次別の合格率の目安

準一級は「一次試験(筆記+リスニング+ライティング)」と「二次試験(面接)」の両方に合格する必要があります。

過去に日本英語検定協会が公表していたデータや、各種調査から、次のような目安が知られています。

  • 全体合格率:おおよそ15〜17%前後
  • 一次試験合格率:おおよそ15〜20%前後
  • 二次試験合格率:一次合格者のうち約80〜90%前後

つまり、構造としては次のように考えるとイメージしやすいです。

大きな関門は一次試験で、二次試験は「一次を突破した人を、よほどのことがない限り落とさない試験」という構造になっています。

実際、高校生データでも「一次合格率15〜18%、二次合格率約90%」という数字が出ており、一次のハードルの高さがよく分かります。

合格率データと注意点

ここで注意したいのは、「合格率は現在、公式には公表されていない」という点です。

準一級の「合格率15%前後」という数字は、主に次のような情報から推定されたものです。

  • 2015〜2016年頃まで公開されていた英検協会の合格率・級別データ
  • 当時の全体受験者数・合格者数(年間受験者約7万人・合格者約1万人)
  • その後も試験形式やCSE基準が大きくは変わっていないこと

このため、現在も「おおよそ15〜17%前後」と考えるのが妥当ですが、正確な数字を断定することはできません。

※「今年の合格率は何%か」を正確に知ることはできないので、あくまで「狭き門である」「2級よりかなり難しい」というイメージをつかむための参考値と考えてください。

合格率を追いかけるよりも、「どの技能をどれくらい伸ばせば合格スコアに届くか」を考えた方が、学習計画としてははるかに有効です。

高校生大学生社会人の合格状況

準一級は、受験者の年齢層がとても広いのが特徴です。

ある調査では、合格者のおおまかな内訳は次のように示されています。

  • 社会人:約44%
  • 大学生:約24%
  • 高校生:約20%

この数字から分かる重要なポイントは二つあります。

一つ目は、高校生でも十分に合格が狙える試験であるということです。

実際、高校生の合格率も全体と同じく15%前後とされており、「高校生だから特別不利」というわけではありません。

二つ目は、社会人や大学生など、すでに一定期間英語を学んできた層も多く受験しているため、「受験者の平均レベル自体が高い」という点です。

2級までは「英語がそこまで得意でない受験者」も多いのに対し、準一級は「英語が得意」「受験や仕事で必要」という意欲の高い層が中心です。

この受験者層の違いも、合格率15%という数字を押し下げている大きな要因と言えます。


英検準一級は「一次試験が本当の勝負」で、二次はしっかり準備すれば高確率で通過できます。数字に振り回されるより、「一次を突破できる力」を付けることに集中しましょう。

準一級のレベルと他試験比較

次に、「準一級はどれくらいのレベルか」「2級やTOEICと比べてどれくらい上か」を、語彙数やスコアの目安から見ていきます。

ここを理解すると、「自分はあとどれくらい勉強すれば届くのか」がかなりはっきりします。

  • 英検2級と準一級の難易度差(レベル・合格率)のイメージ
  • 準一級に必要な語彙数と、読解レベルの目安
  • TOEIC・TOEFL・CEFRとの対応レンジ
  • どの指標を自分の目標設定に使えば良いか

英検二級との難易度差

英検協会は「2級=高校卒業程度」「準1級=大学中級程度」と位置づけています。

合格率や必要語彙数の面から見ると、差はかなり大きいです。

項目 英検2級 英検準1級
想定レベル 高校卒業程度 大学中級程度
合格率の目安 約25%前後 約15〜17%前後
必要語彙数 約4,000〜5,000語 約7,500〜9,000語
長文量 準1級より少ない 2級の約1.5倍
TOEIC換算目安 約550点以上 約730〜820点以上

特に大きいのが、語彙数と長文量の差です。

2級までは「学校の教科書+少しの単語帳」で何とかなる場合もありますが、準一級ではそれでは足りません。

2級から準1級に上がるとき、感覚としては「別物の試験になる」と考えた方が準備しやすいです。

必要語彙数と読解レベル

準一級に必要な語彙数の目安は「約7,500〜9,000語」とされています。

高校までの授業で習う単語は、多く見積もっても5,000語程度と言われます。

つまり、学校英語だけではカバーしきれない領域の語彙が、かなりの量で出てくるレベルです。

読解の内容も、次のようなテーマが多くなります。

  • 科学・テクノロジー(AI、バイオ、宇宙など)
  • 環境・エネルギー問題
  • 教育・福祉・医療
  • ビジネス・経済・国際関係

文体も、説明文や評論文のような「論理的で少し硬い文章」が中心です。

そのため、「単語だけ覚える」のではなく、「社会問題を扱う英語長文に慣れること」が重要になります。

TOEIC・TOEFL・CEFR比較

準一級のレベルは、他の試験と比べると次のような位置づけになります。

各スコア換算には幅がありますが、おおよその目安として参考にしてください。

  • TOEIC:約730〜820点(多くのサイトで「785点前後」などと紹介)
  • TOEFL iBT:約72〜90点
  • CEFR:B2レベル相当(中上級)

TOEICの平均スコア(大学生約474点・社会人全体約608点)と比べると、準1級レベルはかなり高い位置にあります。

CEFRのB2は、「仕事や大学の授業など、かなり広い場面で英語でやり取りできる」レベルです。

なお、CEFRやCSEと英検の対応については、英検公式サイトで詳しく説明されています。

仕組みをより深く知りたい方は、英検協会の「CSEスコア」ページも参考になります。

英検CSEスコア(日本英語検定協会公式)


準一級は「TOEIC700点台〜800点前半」「CEFR B2」と同じゾーンです。2級から一段上ではなく、「別のステージに上がる」と考えて語彙と長文読解に時間をかけましょう。

CSEスコアと合格ライン理解

2016年度以降、英検はすべて「CSEスコア」という共通のスコアで合否を判定しています。

この仕組みを理解しておくと、「何問正解したら合格か」「七割合格説はどこまで本当か」がクリアになります。

  • CSEスコアとは何か、どのように合否が決まるか
  • 準一級の一次・二次の合格基準スコア
  • 「七割合格説」が生まれた背景と、どこが誤解なのか
  • CSEスコアを学習計画にどう生かすか

CSEスコアと合否判定

CSEスコアは、英検5級〜1級まで共通で使われているスコアの物差しです。

準一級では、次のように合否が決まります。

  • 一次試験:Reading・Listening・Writing の3技能のCSEスコア合計
  • 二次試験:Speaking のCSEスコアのみ

それぞれに、固定の「合格基準スコア」が設定されています。

準一級の場合は、次の通りです。

  • 一次試験の合格基準:1792点
  • 二次試験の合格基準:512点

この基準は年度や回によって変わることはありません。

大事なのは、「何問正解したら何点」という形ではなく、問題の難易度なども含めてスコアが計算されるという点です。

このため、同じ正答数でも、回によってCSEスコアが少し変わることがあります。

一次二次のスコア基準

準一級の満点と合格基準は、おおよそ次のようなイメージです。

  • 一次試験:満点 2250点中、合格基準 1792点
  • 二次試験:満点 750点中、合格基準 512点

単純に割合で見ると、一次も二次も「7割ちょっと」あたりが一つの目安に見えます。

ただし、ここで注意したいのは、CSEスコアは正答率と完全に直線的な関係ではないという点です。

問題ごとの難易度などをふまえて統計的にスコアが決まるため、「○問正解=CSE何点」と一律には言えません。

とはいえ、英検協会が過去に示したデータでは、「各技能で7割程度正解している受験者の多くが合格している」とも説明されています。

このため、現実的な目標としては、「本番で各技能7割前後を安定して取れる力を付ける」ことを一つのラインと考えるとよいでしょう。

七割合格説とその誤解

準一級には、「7割取れば合格」という有名な目安があります。

これは、さきほどの「満点2250点・合格1792点」という数字や、2016年度の公式発表内容から広まったものです。

ただし、ここにはいくつか誤解も含まれています。

押さえておきたいポイントは次の二つです。

  • 「7割ピッタリ」で合否が決まるわけではない(回・問題の難易度により前後する)
  • 技能ごとのバランスも大事で、「どれか1つだけ満点近い」より、「3技能をまんべんなく7割取る」方が有利

つまり、「7割を一つの目標にするのは良いが、自己採点で7割を少し超えたからといって、合格を断定はできない」ということです。

※CSEスコア制のもとでは、「自己採点で○点だったから合格/不合格」と決めつけることはできません。あくまで「合格の可能性が高そうかどうか」の目安と考えましょう。

この仕組みの詳細は、英検協会のCSE解説ページでも紹介されています。

英検CSEスコアの算出と合否判定の仕組み(公式解説)


「七割合格説」はあくまで目安です。各技能で7割を安定して取れるレベルを目標にしつつ、CSEスコアでは回ごとのブレがあることも頭に入れておきましょう。

合合格率を上げる勉強法と戦略

ここからは、「合格率15%前後」の試験を突破するための現実的な戦略をまとめます。

一次試験をメインの戦場としつつ、二次で落ちない準備をいつからどの程度やるかも含めて考えていきましょう。

  • 一次試験対策の全体像と優先順位
  • リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの技能別対策
  • 3〜6か月で合格を目指すための学習期間の目安
  • 年3回の実施を活用した受験スケジュールの考え方

一次試験対策の全体戦略

合格率を上げるには、まず「どこに時間をかけるか」をはっきりさせることが大切です。

準一級の一次試験で、特に多くの受験者がつまずくのは次の2点です。

  • 語彙・熟語不足によるリーディングの失点
  • 長文を時間内に読み切れないことによる取りこぼし

このため、一次試験対策の全体戦略としては、次の順番で優先度を付けるのがおすすめです。

1. 語彙・熟語(準一級レベルへの引き上げ)

2. 長文読解(精読+多読で「読む体力」を付ける)

3. リスニング(形式に慣れつつ、言い換え表現への対応力を付ける)

4. ライティング(型を決めて、頻出テーマで練習)

合格率15%の試験とはいえ、やみくもに全分野を同じ比重でやると、かなり時間がかかります。

語彙と長文を「軸」に置き、その上で他の技能を乗せていくイメージで計画を立てると効率が上がります。

技能別の効果的な対策

次に、4技能それぞれの合格率アップのポイントを簡潔に整理します。

リーディング

準一級合格のカギは、まずここです。

ポイントは次の3つです。

  • 頻出単語帳で語彙7,500〜9,000語を目標に増やす
  • 過去問・問題集の長文を「精読→音読」で繰り返す
  • 時間を計って解き、本番と同じペースで読み切る練習をする

語彙を増やすと、リーディングだけでなくリスニング・ライティングにも良い影響があります。

リスニング

準一級では、「答えがそのまま聞こえる」問題は減り、「言い換え」や「状況描写」の中から情報を拾う問題が増えます。

対策のポイントは、

・過去問音声を使い、設問と選択肢を先に読んでから聞く練習

・聞き取りながら、日本語に訳さず、内容をイメージで理解する練習

・同じ音声を何度も聞き直し、シャドーイング(音を真似して復唱)で耳と口を慣らす

といった地道なトレーニングです。

ライティング

準一級のライティングは120〜150語で、社会問題についての意見を書く形式です。

ここは、「型」をしっかり固めれば、安定して得点しやすいパートです。

基本の構成は、次のようなシンプルなもので十分戦えます。

  • 序論:I think that ~.(自分の意見を一文で)
  • 理由1:First of all, ~.(+具体例)
  • 理由2:Second, ~.(+具体例)
  • 結論:For these reasons, I think that ~.

頻出のテーマ(環境、教育、テクノロジー、働き方など)について、日本語で自分の意見と理由を先に整理し、それを英語の型にはめて書く練習を繰り返すと、安定してスコアを稼ぎやすくなります。

スピーキング(二次試験)

二次試験は合格率80〜90%と高く、正しく準備すれば「落とされにくい試験」です。

主な対策は次の2つです。

  • 4コマイラストを見て、2分間でストーリーを話す練習をする
  • 1分スピーチ(身近な社会問題について意見→理由2つ)を繰り返す

自分一人でも、スマホで録音しながら練習できますが、できれば誰かに相手をしてもらい、実際に対面で話す練習も入れましょう。

学習期間の目安と計画

「どれくらい勉強すれば準一級に届くのか」は、現在のレベルや生活スタイルによって大きく変わります。

あくまで一般的な目安ですが、次のように考えると現実的です。

  • 2級合格直後(TOEIC550点前後):3〜6か月の集中学習(1日2〜3時間目安)
  • 2級合格から時間が空いている・基礎に不安:半年〜1年を目安にじっくり

学習スケジュールの一例を、3か月前からのパターンで示します。

・3〜2か月前:語彙強化とリーディング中心(毎日単語+長文1〜2題)

・2〜1か月前:過去問を本番時間どおりに解き、弱点を集中的に補強

・残り1か月:通し演習とライティング・リスニングの仕上げ、一次通過を見込んで二次の軽い準備も開始

英検は年3回(おおむね1月・6月・10月)実施されるので、「この回で一次合格・次の回で二次合格」など、2回をセットで計画するのも一つの方法です。


合格率15%の試験でも、「語彙+長文」を軸にした3〜6か月の集中学習で十分に届きます。年3回のチャンスを逆算し、「この回までに一次」「次の回までに最終合格」と決めて動きましょう。

準一級取得のメリットとQ&A

最後に、「準一級を取ると何が変わるのか」「他の試験とどちらを優先すべきか」という実利的な部分をまとめます。

進学・就職・留学など、目的別に考えることで、勉強のモチベーションも保ちやすくなります。

  • 準一級が進学・就職・留学で評価される具体的な場面
  • TOEIC・TOEFL・IELTSとの優先順位の決め方
  • よくある疑問に対するQ&A
  • この記事全体のポイントの整理

進学就職留学でのメリット

準一級は、合格率が低いぶん、評価も高い資格です。

特に次のような場面で大きなメリットがあります。

大学入試・高校入試での優遇

多くの大学が、英検準一級を「加点」「得点換算」「試験免除」などで高く評価しています。

一例として、国立大学でも次のような活用が行われています。

  • 秋田大学国際資源学部:準一級を英語満点として換算
  • 東京外国語大学:CEFR B2レベルとして出願条件や参考評価に利用

こうした制度は、各大学の入試要項や、文部科学省・大学の情報サイトなどで確認できます。

外部英語試験の大学入試活用に関する文科省情報

奨学金・授業料免除・単位認定

準一級以上の取得者に対し、「奨励金」「授業料減免」「単位認定」などを行う大学も増えています。

例として、

・大阪工業大学:準一級取得者に奨励金支給

・お茶の水女子大学・秋田大学など:準一級で英語関連科目の単位認定

といった制度があります。

就職・転職・教員採用

英検は日本国内での知名度が高く、特に準一級以上は「高度な英語力」として評価されやすいです。

一般企業の採用時のアピール材料になるほか、英語教員を目指す場合には、多くの自治体で加点・優遇の対象になります。

留学での英語力証明

留学先によっては、TOEFLやIELTSだけでなく、英検準一級を英語力の証明として受け入れている学校もあります。

英検協会の「英検留学情報センター」などで、英検が使える大学や高校の情報を確認できます。

他試験との優先順位の考え方

英語の資格としては、英検以外にもTOEIC・TOEFL・IELTSなどがあります。

どれを優先すべきかは、目的によって変わります。

国内進学(高校・大学)を主目的にする場合

・英検準一級の優先度はかなり高いです。

理由は、外部試験利用入試での評価が高く、大学によっては「みなし満点」になるなど、リターンが大きいからです。

国内での就職・転職を主目的にする場合

・一般企業では、依然としてTOEICスコアを採用条件にしているところが多くあります。

・とはいえ、準一級+TOEICの両方があれば、説得力は非常に高くなります。

・英語を強みにしたいなら、「準一級→TOEIC」という順で取っていくのも一つの戦略です。

海外大学進学・移住(ビザ)を主目的にする場合

・多くの大学や移民局は、TOEFLやIELTSを指定しているため、そちらのスコアが必須になるケースが多いです。

・準一級は、「海外進学を本格的に目指す前の力試し」「基礎力固め」としては大いに役立ちますが、最終的な出願にはTOEFLやIELTSのスコアも必要になると考えましょう。

このように、国内進学・教員志望・国内キャリア重視なら準一級、海外進学や移住重視ならTOEFL/IELTSというイメージで優先順位を決めると整理しやすいです。

よくある質問とまとめ

最後に、準一級の合格率や勉強法について、よくある質問に簡単に答えます。

Q. 高校生でも準一級に受かりますか?

A. 受かります。実際に合格者の約2割は高校生です。

ただし、多くは「英語が得意」「受験目的でしっかり対策した」層なので、計画的な学習が前提になります。

Q. 3か月で合格は可能ですか?

A. 2級合格直後で基礎がしっかりしていれば、1日2〜3時間の集中学習を3か月続けて合格した例もあります。

ただし、かなりハードなので、多くの人にとっては「3〜6か月」を目安にした方が現実的です。

Q. まずTOEICと準一級、どちらから受けるべきですか?

A. 国内進学・教員志望が強いなら準一級優先、一般企業就職が近いならTOEIC優先、と考えるのが基本です。

ただし、準一級レベルまで英語力を上げておくと、TOEICで高得点を取るのも楽になるので、「準一級で基礎+4技能を固め、その後TOEIC」というルートもおすすめです。

Q. 合格率が低くて不安です…

A. 合格率15%という数字だけを見ると不安になるかもしれませんが、「一次試験を突破できるレベルまで仕上げれば、その後は二次で8〜9割が合格する」と考えると、やるべきことはシンプルです。

自分のスタートラインと目標時期を決め、語彙と長文を軸にした学習を積み上げていけば、十分に届くレベルです。


準一級は確かに簡単ではありませんが、その分リターンも大きい資格です。自分の目的(進学・就職・留学)に照らして「いつまでに合格したいか」を決め、一歩ずつ積み上げていきましょう。

総括

  • 英検準一級の全体合格率はおおよそ15〜17%前後で、主な関門は一次試験(筆記+リスニング+ライティング)です。
  • 二次試験(面接)の合格率は約80〜90%と高く、「一次合格者をよほどのことがない限り落とさない」構造になっています。
  • 準一級は2級より合格率で約10ポイント低く、語彙数は7,500〜9,000語、長文量も約1.5倍と、「別ステージの難易度」です。
  • レベル感としてはTOEIC約730〜820点、TOEFL iBT約72〜90点、CEFR B2相当で、大学中級レベルの英語運用力が求められます。
  • CSEスコア制度では、一次1792点・二次512点が合格基準であり、「7割取れば合格」はあくまで目安で、正答率だけでは合否を断定できません。
  • 合格率を上げるには、語彙・熟語と長文読解を軸に、リスニング・ライティングを組み合わせた一次対策を最優先にするのが効果的です。
  • 学習期間の目安は、2級合格直後で3〜6か月(1日2〜3時間)程度が一つの基準で、年3回の試験を逆算して計画を立てるとよいです。
  • 準一級取得は、大学入試での加点・免除、奨学金や単位認定、就職・教員採用での評価、留学時の英語力証明など、多方面で大きなメリットがあります。
  • 国内進学・教員志望・国内キャリア重視なら準一級、海外進学や移住重視ならTOEFL/IELTSを優先するなど、目的に応じて他試験との優先順位を決めましょう。
  • 合格率の低さにとらわれすぎず、「一次突破レベルの実力」を目標に、語彙・長文・リスニング・ライティングを計画的に積み上げることが最短ルートです。
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