Promova(プロモーヴァ/プロモーバ)は、12言語・33コースに対応した語学学習アプリです。
「英語を英語で学ぶ」コースやAI発音チェック、Usyk Modeなど、他のアプリにはない仕組みが多くあります。
一方で、日本語対応がほぼないことや、文法・会話力をアプリだけで完結させるのが難しいなど、注意すべき点もはっきりしています。
この記事では、Promovaの強みと弱み、料金や解約の注意点、Duolingoなど他アプリとの違いまで整理し、「自分に合うかどうか」「どう使えば失敗しないか」が分かるように解説します。
- Promovaの特徴・対応言語・主な機能が分かる
- Promovaで伸ばしやすい力と、限界・弱点が分かる
- 無料版と有料版の違い・料金・解約時の注意点が分かる
- Duolingoなど他サービスとの違いと、賢い併用方法が分かる
Promovaの概要と評価
まずは、Promovaがどんなサービスなのか、対応言語・学習スタイル・運営会社やストア評価までをまとめます。
ここを押さえておくと、「そもそも自分の目的に合うか」の判断がしやすくなります。
対応言語とコース内容
Promovaは、1つのアプリで複数言語を学べる多言語アプリです。
主に次の12言語に対応しています。
合計33コースがあり、「どの言語を学ぶか」と「何語で説明を受けるか(ベース言語)」を組み合わせて選びます。
ただし、日本語はベース言語として選べません。
つまり、英語など他言語の説明を理解できることが前提になります。
代表的なコースは次の通りです。
・英語を英語で学ぶ「English to English」コース(看板コース)
・ビジネス英語(面接・交渉・プレゼンなど、A1〜C1)
・医療従事者向け英語(病院・症状説明・応急処置など)
・旅行英語(空港・ホテル・レストランなど動画レッスン中心)
・「Discipline with Usyk」(学習習慣づくりをテーマにした特別コース)
もともとは「単語暗記アプリ」からスタートしましたが、今は文脈のある会話フレーズや、読書コンテンツ、AIレベル判定などを含む総合プラットフォームに近づいています。
主な学習スタイルと機能
Promovaのレッスンは、1回あたり数分で終わる短い単位が中心です。
スキマ時間に続けやすいように設計されています。
主な学習スタイルと機能は次のようなものです。
単語やフレーズは、日本語訳ではなくイラストや会話シーンとセットで提示されます。
そのため、「英語 → イメージ」で覚えるタイプの学習がメインになります。
具体的な機能としては、次のようなものがあります。
・AIレベル判定:数分の英語会話で、語彙・文法・流暢さを評価し、CEFR(A1〜C1)レベルを表示
・AIスピーキング/発音:音声認識で発音をチェックし、聞き取り練習も同時に行う
・シャドーイング:映画の実際のシーン音声を真似して発音する
・AIロールプレイ:シチュエーション別にAI相手と英会話する練習
・オンラインレッスン:1対1やグループでのリアル講師レッスン(別料金)
さらに、世界王者ボクサー・Oleksandr Usykとコラボした「Usyk Mode」があり、学習習慣の維持に力を入れています。
ホーム画面ウィジェットで連続学習日数を確認できたり、「今日はあと1ラウンド」などのメッセージでモチベーションを保ちやすい設計です。
運営会社とストア評価
Promovaは、GM APPDEV LIMITED(キプロス拠点)が運営しています。
開発チームは、フィロロジー(言語学)専攻者や教育者など100名以上で構成され、ウクライナ・欧州・アメリカなどに拠点があります。
累計ダウンロード数は世界で1,100万件以上とされており、一定の規模と実績があります。
ストア評価の目安は次の通りです。
・App Store:評価4.3 / 5(日本ストア、約1,200件前後)
・Google Play:評価4.3 / 5、レビュー数20万件以上、ダウンロード数500万+
評価として多いのは、
・「語彙や表現が実用的」「イラストで覚えやすい」
・「スピーキングに自信がない人でも発音練習しやすい」
といったポジティブな声です。
一方で、
・日本語訳が不自然なところがある
・無料で使える範囲が狭い
・解約まわりの不安(自動更新の仕組みをよく知らず課金された…など)
といった不満も見られます。
なお、サブスクリプションや自動更新については、Appleや総務省のガイドも参考になります。
たとえば、サブスクの仕組みや自動更新の注意点は、総務省の注意喚起でも解説されています。
Promovaに限らず、どのアプリでも「自動更新」「解約の締切日」を理解しておくことが大切です。

Promovaで伸ばせる力と限界
ここからは、「Promovaで何がどこまで伸ばせるか」「逆にどこに限界があるか」を整理します。
語学アプリは万能ではないので、できること・できないことを最初に理解しておくと、ムダな期待やガッカリを防ぎやすくなります。
得意分野と強み
Promovaの一番の強みは、語彙と実用フレーズ+発音の基礎です。
理由は、視覚イメージ中心のレッスン設計と、ネイティブ音声+AIチェックが組み合わさっているからです。
具体的には、次のような場面で力を発揮します。
単語帳のように「英単語=日本語訳」を暗記するのではなく、
・絵や動画でシーンをイメージする
・チャット形式の会話で表現を確認する
といった流れで学べるため、そのまま会話に出しやすい形で覚えられます。
また、ビジネス英語や医療英語など、特定の目的に特化したコースも用意されているため、
「職場で使う英語のボキャブラリーを増やしたい」
「海外旅行で困らないフレーズだけ重点的に覚えたい」
といったニーズにも応えやすいです。
不得意分野と弱み
一方で、Promovaがあまり得意ではない分野もはっきりしています。
代表的なのは、
・体系的な文法学習
・アプリ内だけでの会話力アップ
・日本語での丁寧な解説
です。
レッスンで文法は扱われますが、「この場面ではこの形を使う」といったレベルの説明が中心で、
「時制の全体像」「仮定法の仕組み」などを体系的にじっくり学ぶタイプではありません。
また、AIロールプレイやオンラインレッスンはありますが、普段の自習モードだけで流暢な会話力まで仕上げるのは難しいです。
さらに、日本語UIがなく、文法説明やヘルプも基本的に英語です。
そのため、
・文法を日本語で理解したい完全初心者
・「なぜそうなるか」を日本語で細かく知りたいタイプ
にはストレスが強くなりやすいです。
このように、Promovaは「使えるフレーズと発音」を増やすのは得意だが、「理屈としての文法」と「本格的な会話力」は別で補う必要があると考えると、バランスよく活用できます。
Promovaだけで足りない点
実際にユーザーレビューや体験談を見ていると、よく出る声が次のようなものです。
・文法の土台が弱いまま進んでしまう
・AI会話だけでは会話が成立しないと感じることがある
・日本語がないので、細かいニュアンスで迷う
つまり、「Promovaだけで全部を完結させよう」とすると、どうしても穴が残ります。
足りない主なポイントは、
そのため、現実的な使い方としては、
・Promova=語彙・フレーズ・発音・読書インプット用
・別教材(文法書・YouTube解説・AI英会話アプリなど)=文法・会話アウトプット用
という役割分担がおすすめです。
後半の章で、目的別の具体的な組み合わせ方も紹介します。

料金プランと安全な使い方
ここでは、Promovaの無料版と有料版の違い、料金の目安、そして課金・解約時の注意点をまとめます。
特にサブスク型アプリでは、「無料トライアル後に自動で課金されて驚いた」という声が少なくありません。
仕組みを先に理解しておきましょう。
無料版と有料版の違い
Promovaには、「無料版」と「プレミアム(有料)版」があります。
おおまかな違いは次の通りです。
| 項目 | 無料版 | プレミアム版 |
|---|---|---|
| レッスン数 | 一部のみ解放(全体の3〜6割程度) | ほぼ全レッスン解放 |
| 対応言語 | 制限あり | 12言語を制限なく学習 |
| 広告表示 | あり | なし |
| AI機能 | 一部制限・回数制限あり | より多くのAI会話・発音チェックにアクセス |
| オンラインレッスン | 別料金(回数券) | 同じく別料金/一部割引や特典の可能性 |
無料版でも、「語彙やフレーズの体験」「AIレベルチェックの一部」「発音練習の一部」などは試せます。
ただし、
・学習できるレッスン数はかなり限られる
・途中でロックがかかり「プレミアムにアップグレード」の表示が出る
といった構造のため、「無料だけで長く学び続ける」用途には向きません。
まずは無料版で、
・イラスト中心のレッスンが合うか
・英語UIでどこまでストレスなく進めるか
を確認し、その上でプレミアムを検討する流れがおすすめです。
料金体系とコスパ目安
Promovaの料金は、課金経路やキャンペーンによって変わりますが、日本のストアでの目安は次のレンジです。
・週プラン:1,100〜1,380円前後
・月額プラン:1,900〜3,000円前後
・半年プラン:9,000円前後
・年額プラン:12,000〜15,000円前後
Web版のドル建てプラン例は、
・月額:14.99ドル前後
・12週間プラン:最初29.99ドル、その後12週ごとに49.99ドル
などがあります。
さらに、アプリ内とは別に、英会話レッスンの回数券も用意されています。
・4レッスン:6,176円
・8レッスン:9,265円
・12レッスン:12,046円
・16レッスン:14,826円
日本のオンライン英会話と比べると、1レッスンあたりの単価はやや高めですが、「世界の学習者と一緒のクラス」「非日本人向けのレッスン雰囲気」を経験できるのが特徴です。
コスパ面で考えると、
・アプリでしっかり使うなら、月額 or 半年 or 年額が現実的
・週プランは「試しに1〜2週間だけ集中して使ってみる」用途
といった使い分けが合いやすいです。
課金と解約の注意点
Promovaで特に注意したいのが、サブスクリプションの自動更新です。
「詐欺っぽい」「勝手に課金された」という口コミの多くは、仕組みを十分理解しないままトライアルやサブスクに申し込んだケースが多いと考えられます。
主なルールは次の通りです。
解約方法は、申し込んだ場所によって異なります。
・iPhoneアプリ経由:Apple IDの「サブスクリプション」画面からキャンセル
・Androidアプリ経由:Google Playの「定期購入」画面からキャンセル
・Web経由:Promova公式サイトの「My purchases」からキャンセル
※アプリを削除しただけでは解約になりません。必ずストアまたはWebのサブスクリプション画面で手続きが必要です。
自動更新やサブスクの基本的な注意点は、Apple公式の説明も参考になります。
たとえば、iPhoneのサブスクリプション管理方法は、Apple公式サポートで手順が確認できます。
Promovaに限らず、
・トライアル開始日と終了日をカレンダーにメモしておく
・更新の2〜3日前には、続けるか・解約するか決める
この2つを徹底しておくと、料金トラブルのリスクをかなり減らせます。

おすすめ活用法と他社比較
最後に、Promovaのおすすめの使い方と、Duolingoなど他サービスとの違いを整理します。
「どのレベル・目的の人が、どう使えば一番効果的か」を具体的にイメージしていきましょう。
レベル別・目的別の使い方
Promovaは、「誰にでも完璧に合う」アプリではありません。
レベルや目的によって、合う使い方がかなり変わります。
代表的なパターンを挙げます。
・まずは無料版で、旅行英語コースや日常会話コースを試す
・1日1〜2レッスンを目安に、「イラスト+音声」でフレーズを大量インプット
・文法は、日本語の入った参考書や動画で別に学ぶ
この場合、Promovaは「フレーズと発音のインプット用アプリ」として割り切ると、ストレスなく使えます。
次に、
・英語中級以上で、英語を英語で学びたい人
・ビジネス英語や医療英語が必要な人
は、英語で英語を学ぶコースや専門コースがかなり役立ちます。
・AIレベル判定で自分のCEFRレベルを把握
・自分のレベルに合った「English to English」コースを受講
・必要に応じてオンラインレッスンでアウトプット量を増やす
という流れです。
また、多言語を学びたい人は、
・メイン言語(英語)+サブ言語(スペイン語など)を並行して学ぶ
・同じUIで複数言語を扱えるメリットを活かす
といった使い方ができます。
向いている人と向かない人
Promovaが向いている人と、あまり向かない人を整理しておきます。
【向いている人】
・日本語なしでも、なんとなく画面の意味が分かる
・単語帳ではなく、イラストやシーンで覚えるのが好き
【特に相性が良いケース】
・語彙やフレーズを増やしたい社会人・大学生
・発音の基礎を整えたい人
・ビジネス英語や旅行英語など、目的別フレーズを集中的に覚えたい人
・多言語を一つのアプリで学びたい人
【向かない・注意が必要な人】
・完全な英語初心者(アルファベット・超基本表現からのスタート)
・日本語による詳しい文法解説が必須な人
・「このアプリ1つで会話も文法も全部終わらせたい」という人
こうした人は、
・まずは日本語で基礎文法を固める
・日本語UIのあるアプリで英語に慣れる
といったステップを踏んでから、Promovaを「インプット強化用」として使う方が安心です。
Duolingo等との比較
最後に、PromovaとDuolingoのような他アプリとのざっくりした違いを整理します。
・Duolingo:
ゲーム感覚で文法・語彙・簡単なフレーズを広く浅く学ぶアプリ。
日本語UIがあり、完全初心者からでも入りやすい。
・Promova:
イラストとシーンに重きを置いた「語彙・フレーズ+発音」特化アプリ。
英語UIが前提で、文法説明は控えめ。ビジネス・医療など専門コースも強い。
役割分担で考えると、
・Duolingo:英語への「入り口」を作る、日課としての軽い学習
・Promova:もう一歩踏み込んだ語彙・発音・目的別フレーズの強化
というイメージが近いです。
さらに、AI英会話アプリ(例:Speak、DearTalkなど)を組み合わせると、
・Promova:インプット(語彙・発音・フレーズ)
・AI英会話:アウトプット(会話の量と修正フィードバック)
・文法書/日本語解説動画:土台となる文法理解
という3本柱の学習プランを組むことができます。
このように、「1つのアプリで全部解決しよう」と考えるのではなく、
役割を分けて組み合わせる前提でPromovaを選ぶと、自分に合った学習環境を整えやすくなります。

総括
最後に、この記事全体の要点をまとめます。
- Promovaは12言語・33コース対応の多言語アプリで、「英語を英語で学ぶ」コースやビジネス・医療英語などの専門コースが強み。
- 学習スタイルはイラストとシーンに結びつけた語彙・フレーズ学習が中心で、短時間レッスンとAI発音チェック、Usyk Modeなどで継続しやすい設計になっている。
- 得意分野は語彙・表現・発音の基礎で、文法の体系的学習やアプリだけでの会話力アップ、日本語解説には弱みがある。
- 無料版でも一部レッスンやAI機能を体験できるが、長期学習にはプレミアム(週・月・半年・年額)を検討する必要がある。
- サブスクは自動更新で、無料トライアル終了後も含めて「次回更新の24時間以上前に解約手続きが必要」であり、アプリ削除だけでは解約にならない。
- 向いているのは、英語UIでも操作できる初級〜中級以上で、語彙・発音・実用フレーズを増やしたい人、多言語を1つのアプリで学びたい人。
- 完全初心者や、日本語での文法解説が必須な人、「このアプリ1つで全部完結させたい」人には負担が大きく、別教材との併用が前提になる。
- Duolingoなどと比べると、「ゲーム的な基礎練習」よりも、「イメージ重視の語彙・フレーズ+発音」を深める位置づけで、AI英会話アプリや文法書との組み合わせが効果的。
- 料金トラブルを避けるには、トライアルやサブスクの更新日を必ずメモし、不要なら早めにApple ID/Google Play/Webアカウントから解約する習慣をつけることが大切。

